自己否定で疲れ果てていない?自分いじめのループから抜け出す方法
なんでもっと寛大になれないんだろう。
なんでもっと切り替えられないんだろう。
なんでもっと手放せないんだろう。
なんでもっと楽に生きられないんだろう。
そんなふうに、自分をダメ出ししていませんか。
今回は、起きた出来事そのものよりも、その出来事に対する自分へのジャッジが二重に自分を傷つけているということについて取り上げたいと思います。そして、その二重の傷つきから自分を守る方法もお伝えします。
目次
小さな出来事が、自己否定の渦に変わる仕組み
例えば、こんな出来事があったとします。子どもが机の角に頭をぶつけてしまった。
起きたことは、それだけです。でも多くのお母さんは、ここからこう考え始めます。「痛かったよね、次から気をつけよう」「机の配置を変えよう」。ここまでは、とても健全な反応です。
「なんで私はこんなに不注意なんだろう」と思うことも、実は普通のことです。大切な子どもだからこそ、「もっとかばってあげればよかった」と思うのは自然なことです。
問題は、その先です。そこからさらに、悶々と頭の中で失敗を考えてしまい、「午前中ずっとやる気が出ない」などなど。更には、「毎日が面白くない、幸せじゃない」「自分はダメだ、全然できていない、十分じゃない、責任を果たせていない」などと、いわゆる「自分いじめ」が、際限なく脳内で再生され始める。結果、すっかり疲弊してしまうのです。
もう一度、構造を確認してみましょう。
第1段階で起きたことは、「子どもが机の角に頭をぶつけた」ということだけ。それなのに第2段階からは、自己否定の渦へとどんどん進んでいく。これが「二重の苦しみ」の正体です。
これは子育てに限った話ではありません。日常の中には、思い通りにいかなかったこと、うまくいかなかったことがよくあります。例えば、仕事で提案したことが上司に採用されなかった。起きたことは「採用されなかった」ことだけ。なのに、「自分の言い方が良くなかった」「提案が良くなかった」「仕事ができない」とダメ出し。そして「上司に嫌われているに違いない」と、どこまでもどこまでも自分いじめの方向に進んでしまう。
しかも、ひとつの自己否定が癒されないうちに、次の自己否定が始まる。こうなると、心の中では常に自己否定が延々と繰り返されている状態になります。疲れてしまって当然です。傷ついている上に、さらに自分で傷をつけている。それが習慣になってしまっているのです。
止めるには、まず渦の正体を知ること
では、この負のループを止めるには、どうしたらいいのでしょうか。まず必要不可欠なのは、この構造をちゃんと理解することです。
人間は基本的に、快楽を得て、痛みを避ける傾向にあります。損を避けて、得をしたいという願望も持っています。にもかかわらず、自己否定の渦にいるとき、私たちはその逆のことをしているのです。
この矛盾に気づきにくいのは、渦が目に見えないものだから。脳の中で起きていることで、実際にどうなっているのか分かりづらい。だからこそ、「時間の損失」で考えてみてください。もしくは、体力や気力で、お金で考えてみてください。ものすごくいろんなことを浪費しているはずです。
渦の中にいるとき、実はこんなことが起きているんだと理解することが、スタートラインです。
二重に傷つけるのをやめる一歩
では、具体的にどうしたらいいのか。
まず知っておいてほしいのは、思考というのは、ものすごい「癖がついている」ということなんですね。体と一緒です。思考パターンは、同じような考え方の癖が繰り返されています。だから構造に気づいたからといって、「はい、やめた」と簡単にはいきません。いつもいつも、慣れ親しんだ思考パターンに戻ってしまうのです。
そこでまず1つ目にやってほしいこと。今の悩み、傷つき、悲しみが、「起きた出来事に対するものなのか」、それとも「出来事に対する自己評価・自己否定なのか」を、ちゃんと振り分けることです。悩んだり傷ついたりしたら、そのたびにこれをやってみてください。
例えば、先ほどの机の角の例です。
「子どもが頭をぶつけて泣いているのを見るのは、つらかった」これは1つ目、出来事への反応です。OKです。一方「守れなかった自分はダメだ」これは2つ目、自己否定です。これくらいシンプルに分けるのです。
もし2つ目だと気づいたら、「あ、今自己否定してるな」とそのまま認めてみてください。戦う必要はありません。気づくこと自体が、すでに渦からの一歩外です。それだけで、渦の勢いは弱まります。
そして、1つ目が明確になったら、次は自分の感情をちゃんと汲んであげてください。「嫌だったよね」「それはやだよね」「むかつくよね」と。いわゆる自己受容です。このプロセスは、強力な効果があるので、スキップするのはもったいないもの。
ちょっと散歩に出て、5分くらいでいいので、「そりゃ嫌だよね」「むかつくよね」「それはないよね」と自分に言ってあげてください。「もし友達だったら、こう言ってあげるかな」ということを、自分に言ってあげる感じです。人は第三者にはすごくいいアドバイスができるのに、自分にはすごく厳しかったりしますよね。
外を歩きながら、空を見ながら、自然の中でやると、うまくリセットしやすいですよ。
うまくできなかった日があっても、大丈夫です。癖なのですから、戻ってしまうことが、当然。「できなかった」と自分を責めたら、それがまた新しい自己否定になってしまいます。戻ってしまったら、また最初に戻って、振り分けから始めてください。
☆自分を責める癖が、なかなかほどけない、「私のことだ」と感じた方は、ご連絡ください。あなたの渦の正体を一緒に見つけて、二重に傷つける習慣から抜け出すサポートをします。








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