【境界線問題・人に対してイライラ】相手を励ましているのに、次第に相手に対してイライラしてくる!?

境界線の持ち方

相手を励ましているのに、もしくは応援しているのに、次第にイライラしてくるのは、

相手を変えようとしている

可能性があります。

 

心の奥底に、相手を変えようという動機があると、励ましても、励ましても、

自分のタイミングで、自分の思いように相手は変わらない

ことにイライラしてしまうのはとっても普通なこと。

 

相手のことを思って、良かれと思っているのに、次第にイライラしている時は、

自分は、相手を結局コントロールしようとしていないか?

を疑ってみてください。

 

人をコントロールしようとする無理な力が働いている時は、どこか境界線の課題があります。

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そもそも、なぜ相手が何も変わらないことに、イライラするのか。

その一つに、自分への力を感じたいという欲求があるんですね。自意識であったり、自己重要感であったりもします。

励ましたいの思いが少し行き過ぎてしまっていて、相手のことを思っていると思いきや、結局は、自分の欲求が強すぎたりするんですね。

その結果、なかなか自分の思っているように変化しない相手を見ると、

「自分(のやっていること、言っていること」意味ないじゃん!」

という気持ちが、湧いてくるんです。

「自分(のやっていること、言っていること」意味ないじゃん!」の程度なら、まだいいですが、行き過ぎると、「自分(の存在」意味ないじゃん!」となりかねないので、要注意です。

「こんなにやっているのに!」と・・・自分のかけた労力の見返りがなく、無力感を感じるんですね。

そして、この無力感は、「何とかしたい!」とコントロールが強い人にとっては、非常に不快なので、イライラしてくる・・・。

 

ここで大切なことは、そもそも「自分意味ないじゃん!」と思ってしまう解釈は、どこか変だと気づくこと。

相手の様子、相手の変化ありきで、自分の行動に意味があったか、意味がなかったかと判断する解釈って、とっても相手に依存的だと思いませんか?

本来は、「自分が励ましたいから、励ました!」それだけです。そして、もちろん励ましを受け取るか受け取らないかは、相手次第です。

自分がしたいから好きで励ますように、相手も好きで受け取る自由があります。

 

たとえば・・・

親が子供の草野球の応援をしていたとします。当然、親は応援席に座っているだけですから、試合の結果のコントロールはできません。でも、親は応援したいからする、励ましたいからする。ただそれだけですよね。

もし子供のチームが勝った時に、「私が応援したからだ!」なんて思っていたら、少し傲慢で、自分を過大評価し過ぎ。

「私の声援さえ聞けば、この子は勝つはずだ!」なんて言っているようなものですよね。

 

これと同じように、相手を励ましているのに、イライラしてくるなら、

自分の能力を過信する、高慢の方に走っている可能性もある

というサインもあります。

 

自己過信は禁物。万能性を持ちたい!という欲求に繋がり、おかしなことが起きてきます。

(万能性は完璧主義完璧主義をやめるには?完璧主義のデメリットとやめるメリットにも繋がってしまう欲求です。)

私たちはみんな完全ではなく、不完全なもの。自分がどうかすることで、相手もどうにかなると思っていること自体、とっても大きな落とし穴があるんですね。

自分がどれほど正しいことをしていると思っても、どれほど良いことをしていると思っても、相手は相手の自由があります。

相手にイライラする時は、「相手は本来こうなるべきだ!」とか、「こうであって欲しい!」という自分の中にあるコントロール欲求が暴走していないか、確認してみてください。

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【要注意】「あなたのためを思って言うけれど」の発言について

✔︎あなた自身が相手のことで、今疲れているかそうでないか?
✔︎あなたの心が今軽いか、重いか?

を確認すればすぐに見えてきますよ。

もし疲れていて、ずっしり心が重いなら、コントロールを放棄する時!

 

見ていて辛い、見ていて気分が悪い・・・を理由に相手の領域に踏み込み、思い通りにしようとあれこれ画策するのは、境界線がうまく機能していません。相手の領域に侵入してしまっています。(境界線について)

たとえ大変な状況にある相手に対してでも、相手は落ち込む自由もあるし、悲しむ自由もある、苦しむ自由だってあることを受け入れること。

そして、放っておく勇気放っておき続ける勇気も大切!

 

どこまでいっても自分は自分にしかなれません。自分の感情は自分のものです。他人のことに首を突っ込んで、イライラするのではなく、自分の人生に集中していきましょう。そのためにしっかり境界線を持つ!すると、イライラから解放されていき、再び自分ごとを取り組み、自分に戻っていけますよ。

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