価値観が違う家族との距離感—無理を手放すと人間関係はもっとラクに楽しめる
価値観の違う人って、世の中に本当にたくさんいますよね。
もちろん、自分と似た価値観の人もいるけれど、
全く違う人だっている。
親でも、配偶者でも、兄弟や親戚であっても、
「ここは合わないな」
「この考え方、ちょっと違うな」って部分は必ずあります。
似ている価値観の人とは、呼吸が合うように楽に過ごせる。
一方で、価値観の違う人とは距離が自然と開いていく。
ただ、家族付き合いとなると、
その「自然な流れ」だけでは割り切れない場面がどうしてもあったりするもの。
年末年始は会うものだし、みんなで集まる“空気”だし、
そこに「価値観が合うか・合わないか」は関係なく訪れる。
だからこそ、少し重く感じることもあるし、
「義務感だけで行っている気がする」とモヤッとすることもある。
今回は、そんな“価値観の違う家族との距離感”で悩む人に向けて書いていきます。
家族との価値観の違いに向き合う3つのパターン
価値観の違う家族との関わり方を大きく分けると、
こんな3つのパターンがあります。
①自分の気持ちを飲み込み、合わせ続けるパターン
これは、心当たりのある人も多いはず。
本当は合わない価値観があるし、
「あれ?」と思う部分があるのに、
言わずに飲み込んで、その場に合わせる。
義理の家族の前だと特に、
「言わない方が波風が立たないよね」と思って、
自分の感覚をそっとしまう。
私もよく、やっていました。
やさしさでもあるけれど、続けると確実に疲れていくやり方。
②自分の考えをはっきり伝え、相手を動かそうとするパターン
逆に「違うものは違う」とはっきり言うスタイル。
相手によっては、お互い納得しながら進むこともあるけれど、
衝突に発展することもある。
親や姉など「言いやすい相手」には、
私もついこのスタイルで話してしまうことがありました。
行き過ぎると、ただのコントロール。
これもまた疲れます。
“分かってもらおう”とし続けるのは、エネルギーを消耗するんです。
③人は人、自分は自分。
境界線を保ちながら無理なく付き合うパターン
・参加したい集まりには参加する
・でも、ちょっと重いなと思う集まりは無理しない
・自分の予定を優先することに罪悪感を持たない
・相手の価値観に介入しようとしない
・会う頻度も気を付けて、距離が必要な時は距離を取る
相手のやり方は尊重する。
でも、自分の気持ちも同じだけ尊重する。
↑ここ、とっても大切なところです。
休みたい時は休む、会いたい時だけ会う。
すると、関係全体が自然と落ち着いていくんです。
無理しない距離感が、いちばん関係を長く優しく保つ
私自身、義理の家族との関係は①の「飲み込む」が多く、
逆に親や姉には②の「ぶつかる」が出てしまっていたなと思います。
そのたびに、心の中に小さな疲れを溜めていました。
「家族だから合わせないと」
「言ったら角が立つよね」
「でも、飲み込むと自分が苦しい」
この狭間でグラグラしていたんです。
でも、③に切り替えたら視界が一気に広がりました。
“家族だからこうあるべき”の縛りを少し緩めて、
「私たちは私たちでいい」と言えるようになったら、
心が随分と軽くなり、再会を自然に楽しめるようになりました。
価値観は、人それぞれ。
合わなくて当然です。
だからこそ、
「相手に合わせきらない」
「相手を変えようとしない」
「でも、自分を大切にしながら穏やかに関わり続ける」
この3つのバランスがとても大事。
あなたは、今どのパターンが多いですか。
そして、どんな関わり方を選ぶと自分の心が軽くなりますか。
考えてみるきっかけになれば嬉しいです☆
◎対話室からの問い
価値観の違う家族との付き合い方は、正解が一つではありません。
ただし、あなたの心が軽くなる選択は必ずありますよ。
あなたにとって、家族・親戚との理想の距離感はどんなものですか?







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