誰も責めていない

2021/08/19悩みの正体, 気持ちとの向き合い方

苦しい状況に置かれている時、
気づかないといけないのが、「誰も何も責めてない。」ということ。

誰も何も責めてない。
人間って罪悪感が、本当キツいのね。
私のせいで・・・とか、あなたのせいで・・・とか。こういうのが人間関係を本当に破壊させるんです。

だから、誰も何も責めてないってわかると、一気に解放される。

以上。

なんでそう言えるのかについて。

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その前に、誰も何も責めてないっていうと、いや、目の前で夫が、娘が、母が・・・ってなります。
散々、文句言われたり、悪口言われたり、傷つくようなことばかり言われています。

どう考えたって、責められているように思います。

そう、他人は、見る感じ明らかに責めてくるんです。

容赦なく責めてくる。どこまでも、過去を遡ってでも責めてくる。
びっくりするくらい言葉を巧妙に使って責めてくる。

責めてくる人を見ると、まるですごい剣幕で「攻撃」してくるように見えるのだけれど、
実は、彼らがやっているのは「守備」なんです。⬅︎ここ大切。

「守備」・・・つまり、人を責めることによって、自分のこと責めるな!!ってしているんです。

もう一度。

人を責めることによって、自分のことを責めるな!!ってサインを出しているんですね。

防衛しているの。

相手を責める間は、自分のことを責めさせる隙間をなくせる。
間髪入れずに話してきたり、言葉を遮るかのように、責めてきたり、何だか凄まじい攻撃に見えるけれど、実は全部、守備。

私めちゃくちゃです。責めないでください。っていうサイン。

まさに病気の家族とかはそうです。

うつの家族、精神疾患の家族、ストレスを抱えまくっている家族に、
ある事ない事、何でも責められ、心身疲れきっているあなたへ。

彼らは、自分のことを責めないで〜ってサインをあなたを責めることで出せているんです。
あなたを責めることで、自分のことに矛先が向かうのを防ごうとしているんですね。

防衛反応です。

だから、もし、今苦しい状況にいて、
家族から責められているように感じたら、
「ああ、本当、辛いんだね。」このスタンスです。
逆に、家族に責められていることに、また自分が傷ついちゃうと、
今度はあなたが相手を責めちゃうのね。なぜなら、あなたが自分のことを責めないで〜状態になるから。

そうすると、完全に悪のループ。

互いに責めまくって最悪の関係に発展してしまいます。
それこそ、救急車だって、警察だって出動しかねないレベルにまでなってしまいます。

だから、結局は、「誰も責めていないよ。」ということに気づくこと。

実際に「誰も責めていないから。」

責めている人は、責められる〜と思って、相手を責めるけれど、その相手は相手で、責められている〜と思っているから。誰も何も責めていない。

自分が勝手に「責められる〜」って思っているだけ。

責めまくっている人は、まだ気付いていないだけだけど、「誰も責めないよ。」ってサインを出してあげないと、責め続ける「防衛」は止まらない。

そして、責められ続けているあなたも、「誰も責めてないよ。」って受け入れないと、言われたことを真に受けて、自分のものにしちゃって、結果、深く傷ついて、また誰かを責めてしまう。

やめましょう、責め合いっこ。

本当、誰も責めてない。

結局、自分の心に傷があって、それが耐えられなくなって、人に歯向かっているだけ。

責められて傷ついて、また責める暇があったら、
何でもいいから自分が、楽しいなと思うことをしましょう

そうして、自分も好き勝手に生きていますってことを認めましょう。

そしたら、責めまくる相手にも、「責めたくなるくらい抱え込んでいるようだけれど、まあ、好き勝手に生きなよ〜!」って気持ちの余裕が出てくるんです。そしたら、相手を責めません。

責め合いっこをやめる。

「誰も何も責めてない。」