後悔との向き合い方:過去の後悔がふっとわいてきたときは?
ああすればよかった、こうすればよかった・・・もしくは、しなければよかった・・・など、後悔の気持ちがやってくることはありますか?
私は、何度も後悔をしたことがあります。日常の些細なことから、人生の大きな決断まで、沢山あります。ただ、後悔というよりも、「今の自分だったら、こうするかな。」みたいな考えに近いですが。
今回は、後悔について、シンプルに考えます。
目次
後悔の気持ちがわいてきたきっかけは何?
昨日まで、穏やかな1日を過ごしていたのに、ふっと後悔の気持ちがやってきて、その後悔の気持ちがまるでデフォルトのように頭の中に居座っていませんか?
後悔の気持ちを呼び起こしたトリガーは何でしょう?何か読んだもの?、見たもの?会った人?友人や知人から言われた言葉?
後悔というのは、ある日突然、ふっとわいてきたりするんですね。後悔していることは、過去のことです。当たり前ですが、過去のことなので、変えられないことです。
もし、変えられないことで、「変えられないから仕方ない!」と思って、「はい、次、次!」と進むことができるなら、そもそも後悔なんて大した話じゃないですよね。
多分、重く考えてしまっている時って、何にもない時に、特に昨日と今日がそう大して変わらないような時に、ふわっと後悔をし始めたりするんです。
誰か、憧れの人とか、うらやましい人が目の前に現れていませんか?
そんな些細なことがトリガーになって、一瞬で過去にスリップし、後悔を始めたりします。出発はほんの些細なこと、でも、頭の中でそれを大きくするなら、心がどんどん重くなってしまうんですね。
だから、後悔の思いが頭にやってきたきっかけがあるなら、それは何か?明確にしましょう。
たとえば、「○○さんのSNSをたまたま、見て、パリで働いていると知り、自分も海外で働きたいと思ったけれど、△△の会社やめてしまったんだよな。」という思いだったら、きっかけは「○○さんのSNS」です。ただのそれだけです。たまたまです。
きっかけを明らかにするだけで、かなり落ち着けます。(ちなみに、SNSは他人のハイライトを要約したようなものですから、心が重くなりやすい時は、とことん避けた方がいいですよ。)
完璧主義を手放して
私はこのブログで、かなりしつこいほど、完璧主義を取り上げています。何度も何度も完璧主義をやめよう!とすすめています。
考えすぎという完璧主義~じっとしているのをやめて、身体を動かす
私も随分と完璧主義の人間でした。完璧主義だと、基本「できていないところ」ばかり目につきます。そして、「できていないところ」を探すのがとても得意になってしまいます。
今、後悔していることも、もしかしたら、そういう自分のマイナス点に注目していないでしょうか?つまり、後悔しているところが、「こうであったら良かったのに」の「こう」になっていたら、人生はもっと完璧に近づいた!って思ってしまうんですね。
うまくいったことも沢山あったのに、完璧主義だから、後悔していることに集中してしまっています。
正解はないー何が良かったかも、未来の自分があれこれ、過去の自分にケチつけているだけです。そうやって自分をジャッジするのは、すごく、重いですよね。
代わりに、その時その時はベストを選んできた自分を認めて、変えられないし、存在しない過去をあれこれ考えるのをストップしましょう。
「で、今からどうする?」を始める
ここまで書いてきたように、後悔自体は、後悔したところで、何も変わりません。これは、当たり前ですよね。だって、過去のことで、今はその時間軸に住んでいないから。
そもそも、一つの選択が全てを変えることがあります。「今の状況」で、ああしておけばよかったということが、そもそも非現実的です。一つの選択が違うと、出会う人も、生きている環境も全部変わります。
タイム・アバウトって言う映画ご存じですか?タイムトラベルの映画なんですが、一瞬一瞬の決断が、人生をどれほど変えるか、面白く描かれていると思います。主はラブコメです。
今の自分があるのも、過去色々経験してきて、生きてきた自分がいるからなんですね。過去のすべてを今の自分は吸収しています。
過去をあれこれ思うほどまでに、もしかしたら、今の自分は賢くなったのかもしれませんし。
後悔している時間は、新たな後悔を生み出すほどに、どんより、重い時間です。気分も悪いですし、多分不機嫌ですよね。
「ああすれば、こうなる。」「こうすれば、ああなる。」という考え方自体が重いです。いちいち過去と今を線で結び付けようとする必要もないし、今とこれからを繋げようと考える必要もないです。
それよりも、「で、今からどうする?」を考えましょう。
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