【人間関係】『傷ついた』気持ちを長引かせる3つのメリット

自己認識

前回の記事で『傷ついた』気持ちについて取り上げました。

『傷ついた』からの脱却ー他人に勝手に期待して、失望していない?

この記事の文末では『傷ついた』感情を手放しましょうと伝えました。

とはいえ・・・

傷つくんです。
やっぱり傷つくんです。
そして、いつまでも引きずってしまうんです。

ということがあると思います。

今回は、どうして『傷ついた』感情が長引くのかについて、もう少し深堀したいと思います。

理由は、シンプル。

傷つきたいから

なんです。

え!?って思うかもしれません。
人間は、基本的に痛みを避けて、快楽を得るんですね。

にもかかわらず、『傷ついた』感情を長引かせている場合は、『傷ついた』状況で得られる何らかのメリットがあるはずです。

感情というのは一瞬でふわっとわいてきます。これは、コントロールできません。

悲しい。
嬉しい。
悔しい。

などなど。

一瞬です。状況に応じて、一瞬で感じます。

ただ、悲しみ続けること、喜び続けること、悔しがり続けることは、意図がないとできません。

『傷ついた』が長引いている時は、傷ついていることで得られるメリットが、心の奥底に沈んでいないかを掘り下げます。

メリットは様々なものがあると思いますが、主に次の3つケースを取り上げます。

それは、

1.『傷ついた』の原因となった特定の人と関わらなくて済む

2.『傷ついた』の原因となった特定の人をコントロールできる

3.『傷ついた』自分でいることで、自分の現状がうまくいっていないことを正当化できる

の3つです。

1の場合は、『傷ついた』きっかけとなった人と距離を置きたいと思った場合です。
『傷つく』ような出来事をきっかけにいっそのこと、離れたいと思っている場合です。
その場合は、『傷つき』続けている方が、距離を置く理由にできます。
友人関係や知人関係に多いです。

2の場合は、私を『傷つけた』あなたには問題があると言いたい場合です。
傷ついて、とても辛いので、相手に変わってほしいと望みます。
自分の『傷ついた』心を武器として利用し、態度や言葉なりで相手に伝えることができるんです。
家族関係や親しい間柄に多いです。

3の場合は、『傷つく』ようなことが起きた、かわいそうな自分でいたい場合です。
自分の毎日が何かしらの原因でうまくいかない時、『傷ついた』自分であることで現実を肯定しやすくなります。
本当は変わりたくない・変わる勇気がないだけだったりします。
でも、○○を経験したかわいそうな自分という理由に逃げることができるのは、時に便利であったりするんです。

いかがでしょうか。

『傷ついた』は一瞬の感情です。
でも傷つき続けるなら、どこか自分の中で、『傷ついた』感情を持ち続けるメリットを見出しています。

心の奥底に沈み込んでいる偽のメリットを抜き取って、手放しましょう。

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