「人から軽視された」と思う回数が多い方へ。些細な拒絶に悩むことから解放されるには?

悩みの正体

心に葛藤を感じていることは、想いの箱(メッセージ)から、お送りください。お待ちしています☆

 

家庭で、
職場で、

人から軽視されたな、
何か、軽く扱われたような感じがして、

とても傷ついた方へ。

たとえば、自分から積極的に「〇〇手伝いましょうか?」と言ったのに、
「他の人に頼んだから大丈夫だよ」と言われたり、

相手のことを思って、この日は出勤した方がいいと思ったのに、
相手は全然何も気にしていなくて、「休んでいいよ」と言われたり。

そんな日常の些細なことでも、
繊細で敏感なあなたはきっと、心に振動を感じ、

「嫌だな、悲しいな、何か違うな。」

と感じてしまっているかもしれません。

今回はそんな気持ちを感じているあなたへ書きます。

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責任感が強かったり、真面目であったり、
良かれと思って、先回りできる人ほど、
もしかしたら、こういう場面に幾度となく遭遇し、
傷ついてきてしまったかもしれません。

この言葉にもうまくできない、
何とも言えない思い。

些細かと言えば、些細で、どうでもいいと言えば、どうでもいい。

でも気になる思い。

心の奥底には、

「頼られたい」という思い

はないですか?

あなたは、自分の頭の中で合理的だと思うこと、
自分がこう動いたらとても効率的だと思うこと、
全体の益になると思うことに対しても、あれこれ考えられる方です。

その頭で考えたことを実現しようとします。
そして、当然、他人もそれを「良し」として欲しいという願望が生まれるんですね。

「頼られたい」という思いがあること自体は、
何も悪いことではないんです。

自己重要感が強いとか、
自意識過剰だとか、
そんなことはありません。

むしろ、自分を最適に活用しようとしているからこそです。

一方で、人の気持ちを読んだり、
先を見通せる方でもあります。

それが拒絶という形で返ってくると、
大きく落胆してしまうだけです。

「頼られなかった」という無価値観のようなものを感じてしまったり、
色々あれこれ考えていたのが、何だかバカらしくなってきて、自分が惨めに感じたりするかもしれません。

勿論、こういった心の内というのは、他人は知る術もないです。

心にとってはとても辛いし、痛いものだと思います。

「人から軽視された」と思うことは、
自分に優しい考え方ではありません。

むしろ、こんな思いは、できる限り排出したいものです。
感じたくないものです。

人から軽視されたと思う理由は、心の中に、

「頼られたい」という思い

が存在しているからだと先ほど書きました。

ここから、もう一つ深掘りしたいと思います。

「頼られたい」という思い
というのは、実は依存的な思いです。

他人に「頼っている」んですね。

他人に頼られることで、自分が満足しようとするところが、
あります。

他人が自分をより良く用いることで、自分の価値を再確認したいという欲求

が、どこかあるんですね。

「心が他人次第」の状態になっているのは、
他人によっては、自分の心はどうとでも変わる、不安定な状態なんです。

他人は、自分の思いなどとは関係なく、
好き勝手に各々の思いを行動する対象です。

家族であれ、子供であれ、配偶者であれ、
自分以外のすべての人は、あくまで他人なんですね。

他人は、自分のために生きているのではなくて、
それぞれがそれぞれのために生きているんですね。

他人からの評価に頼ること。
他人の自分への行動に頼ること。

これをし続けると、
とても生きづらくなってしまいます。

だから、「所詮は他人」と割り切ることも必要です。

人間が違う以上、必ずぶつかる場所があるんですね。

あって当然。そういうもんだ。

と、しっかり割り切るんですね。

他人はきっと自分をわかってくれるというファンタジーの中に生きるのをやめる。
他人に期待しすぎたり、他人を思いすぎたりするのもやめる。
他人からの賞賛や評価に頼ったりするのもやめる。

相手である他人は、決して悪い意味ではなくても、故意でなくても、
自分の思いは、堂々と裏切るんです。

だから、「他人から軽視されたような気持ち」に少しでもならないためには、

ちゃんと、自分に頼る。

です。

他人がどう出ようが、自分を見失わない。

他人の行動は、他人の範疇であるとしっかり境界線を持つこと。
そして、他人に対して、恐れたりビビったりしないこと。

「軽視されたような思い」というのも、自分の感情に対する境界線を
しっかり持つことができると、乗り越えていくことができます。

ちなみに、
あなたは他人がどう評価しようが、
他人にどう扱われても、

かけがいのない唯一無二の高価な尊い人

です。

だから、ご自分を大切にして下さいね。

他人からの拒絶。あって大丈夫です。

他人とあなたは違う。ただそれだけのことですから。

拒絶に凹んだり、他人に合わせるのではなく、
拒絶されることがあっても、自分の思いを表現しているあなたがとても素晴らしいことに気づいてくださいね。

こころの栄養とは?
こころの栄養のメインテーマ:人間関係の境界線について