心が通わないと思う時
この人と心を開いて、オープンになって話したいと思っているのに、心が通わず苦しんでいるあなたへ。
精神的に病んでいる人、人生に不満を感じている人・・・目の前にいるそういう人たちを見て、助けてあげたい、力になりたいと思うのは、とっても素晴らしいこと。
でも、彼らが心を開いてオーブンになって欲しいのは、あくまで自分の思い。彼らは彼らで自分の心を守るために、必死に自分と向き合っているんです。
何かを言ったら、すぐに跳ね返された。反抗的な態度をとられた。誤解されたり、自分勝手に解釈された・・・色々あると思います。
自分は力になりたいと思っているのに、なぜ、逆に傷をつけてしまうんだろう・・・なぜ心をオープンにしてくれないのだろう・・・
そう思うのは自然です。
時に誤解されたり、攻撃されたり、逆に傷つくことも言われます。
そうなるのが自然です。
相手も相手の事情があります。私たちには分からない事情があるんです。
人間はロボットではありません。長い時間を経て積み重ねた心の傷を、一瞬で癒そうとしたり、片付けようとすると無理が生じます。その無理がストレスになります。その無理が衝突につながります。
だから、無理をするんじゃなくて、時に、時間をかけてゆっくり関係を作っていくことが遠回りのように見えて、一番近道だったりするんです。
急ぐことをやめてしまうのは、何にも悪いことではありません。
時と共に、憎しみは笑顔に、怒りは赦しに変わっていった人をたくさん見てきました。
ただ時間が過ぎるように思えて、そういう時間は、傷ついた心を癒すために必要な時間です。この人なら心が開けるって思うまではある程度「相手を見極める時間」が必要なんです。
相手のペースを尊重してあげましょう。あなたに近づいてくるそのタイミングを長い目で待ってあげましょう。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません