【苦しんでいる家族を助けたい?】家族と心が通わないと思う時の対処法
苦しんでいる家族・元気がない家族に対して、力になってあげたいと思っていますか?なのに、なかなか心が通わないと葛藤していますか?
何をしても相手と心が通わない時は、「待つこと」、「何もしない」という選択をとることもできます。
悩んでいる家族に対して、心を開いて、オープンになって話してもらいたい(もしくは自分が話したい)と思っていませんか?
その気持ち、悩んでいる本人にとっては、結構重かったりするんですよ。
もし、相手から「助けて!」「悩みを聞いて!」と言えるくらいなら、そもそもそんなに悩みません。人がなぜ悩むかご存じですか?それは、「助けて!」と言えないくらいに、落ち込んでいるんです。
親の立場、配偶者の立場、子供の立場、どの立場であっても、目の前にいる家族が苦しんでいるのを見ることは、決して楽ではありません。
今回は、そんな家族を前に、心が通わず苦しんでいることについて取り上げます。
目次
助けようとするあなたは素晴らしい
何か辛い経験をしたり、苦しい思いを抱えたり、もしくは精神的に病んでしまったり、人生に不満や絶望を感じている家族。あなたの大切な家族が苦しんでいるのを見て、助けてあげたい、力になりたいと思うのは、とっても素晴らしいこと。
そして、家族のために力になりたい!という気持ちがわいてくるのも、とっても自然なことですよ。あなたにとっては心から大切な家族だからこそ、心を開いてほしいと思うのです。
とはいえ、相手のことを思って、良かれと思って話しかけたら、すぐに跳ね返された。反抗的な態度をとられた。色々あると思います。時に誤解されたり、攻撃されたり、逆に傷つくことを言われるかもしれません。
自分は力になりたいと思っているのに、なぜ、逆に喧嘩になってしまうのだろうか。なぜ心をオープンにしてくれないのだろうか。
そのような気持があっても、当然です。
彼らは彼らで、自分の心を守るために、必死に自分と向き合っている時かもしれません。心を開かないことで、必死に自分を守っているかもしれません。
相手の事情は全ては分からない(悩んでいる本人すら分からないことも)
相手には、相手の事情があります。本人でしか分からない事情があるんです。本人すら、分かっていないかもしれません。
自分の頭の中で、あれこれ心配したり、想像しても、もしかしたら全部違っているかもしれません。本人は実は全然違うことで、悩んでいるってこともありますよ。
自分は実は分かっていないかもしれないという謙虚さとても大切です。特に、「何とかしなくては!」と思っている時には、この謙虚さがないと冷静になれません。
心の傷を、一瞬で癒そうとしたり、片付けようとすると無理が生じます。その無理がストレスになります。誰かが無理やり解決しようとするなら、衝突につながります。
忍耐を持って相手のペースを尊重し、待って・何もしない
周りの家族ができることは、無理に、相手の心を開こうとしないこと。時間をかけて、ゆっくり関係を作り直していくことが、遠回りのように見えて、一番近道だったりするんです。
焦らないことです。今起きていることは、緊急電話をかける必要がある状況でしょうか?
ただ時間が過ぎているだけのように思えても、そういう時間は、傷ついた心を癒すために必要な時間だったりします。心を開こうと思うまでは、ある程度時間が必要なこともあるんです。
忍耐を持って待ち、何もせず、相手のペースを尊重し、相手の回復を信じましょう。
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