「なまけもの」の完璧主義!?考えすぎて動けなくなる理由
今回は、ちょっと刺激があるテーマを取り上げます。
「完璧主義って、実は“なまけもの”の種類があるんです」という話です。
完璧主義という言葉は、真面目で努力家で、ストイックな姿勢にも聞こえますよね。
けれど、実はその裏側で“心に嘘をついている”ことがよくあります。
目次
完璧主義の人がハマりやすい思考パターン
例えば、上司が帰り際にさらっと、
「今月の売上目標、達成に向けて頑張りましょう」と言ったとします。
完璧主義で真面目な人は、ここから頭の中でこうなりがちです。
「え、どうやって?どこから?」
「何から始めればいい?」
「自分に言った?私のこと?」
「できなかったらどうしよう…」
色々な???がどんどん湧いてきて、
気づけばひとりで過剰にプレッシャーを背負ってしまう。
そして、考えすぎて疲れてしまったり、動けなくなったりするんです。
実は「なまけもの」的構造になっている理由
ここが今回のテーマです。
完璧主義の人で、実は、
今やれることを、軽視しているという傾向。
完璧を基準にしすぎて、
「途中」や「中途半端」を省エネ扱いしてしまうことがあるんです。
その代わりに、
✓理想の形 ✓完璧な状態 ✓逆算思考
こういうものを考えるのは大好き。
でも、現実の“やれること”にはなかなか手が伸びない。
だから、真面目に見えて、実は「行動」が止まってしまう。
その意味で、完璧主義って実は“怠けてしまう構造”なんです。
何度か書いていますが、私自身も以前は、完璧主義なところがありました。
真面目に見えるけれど、実は中身には空洞が多い。
先の理想ばかり見ていて、今できること”にはほとんど力が入っていない。
「完璧な未来」の妄想はするのに、現実の足場はスカスカ、という状態です。
今振り返ると、中途半端な現実に向き合うのが怖かったから、
完璧主義に逃げていたんです。
完璧主義って、すごく「恐れ」とも隣り合わせなんですね。
完璧を手放すと“中途半端”でも動けるようになる
じゃあどうするのか?ということですが、
まず、自分が完璧主義だと思うなら、
“なまけものの側”に立っていた、と認める。
これ、最初は嫌かもしれませんが、めちゃくちゃ大事です。
完璧という格好いい言葉に隠れて、
本当は「今できること」から逃げていたんだな、と認める。
すると、
✓完璧じゃないけど今日できること
✓途中で止まってもいいこと
✓試作みたいなレベルでもやってみること
こういう“小さな行動”ができるようになります。
人って、「中途半端でOK」の方がよっぽど進むんです。
今年がもうすぐ終わる頃です。
もし「去年と変わってない」と感じているなら、
それは“完璧主義に逃げていた時間”が長かっただけです。
今日からは、完璧じゃなくていいから、
◎ 今できることを、ただやる
◎ 明日もまた、今できることをやる
◎ また翌日も、それを繰り返す
これだけで、年末の姿は全然変わってきますよ。
完璧主義のままでは積み上がらなかった現実が、
“中途半端でも行動する人”に変わることで、動き始めます。
なまけものという言葉は、悪い言葉でも何でもありません。
ただ、完璧主義の鎧を脱いで、人生を軽く前に進めていきましょう。
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◎対話室からの質問
「完璧主義に逃げた結果、“後回しにしたこと・止まっていること”を3つ書き出すとしたら?」
「その中から“いまの自分でもできる一番小さな行動”をひとつ選ぶとしたら?」








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