【自己否定・自分嫌い】自分をダメだと思う気持ちの処理の仕方

心理・思考

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今回は、「自分はダメだ」と思う気持ちを取り上げます。

自分をダメだと強く思ってしまうのは、本当に苦しいです。

自分は自分にしかなれないのに、その当の自分が自分を受け入れていないのだから。

自分をダメと思う気持ちには、様々なものがあります。

例えば、自分が無価値に感じる、自分が問題の根源のように感じる、自分がいなかったらもっと上手くいくんじゃないかのような気持ちにすらなってしまうなど。

自分はダメだと思うけれど、でもどこか引っかかる。自分が自分を攻撃していることに必死に抵抗する自分がいるなど。

本当に苦しいものです。

自分をダメだと思う時に、反対にダメじゃないと思おう!することが難しい時は、無理やりしなくていいと思います。

むしろ、一旦冷静に、

「ところでなんでダメだと思っているのかな?」

と考えてみてください。

すると、「だって、あれも、これも、ああできないし、こうできないし・・・」

ってダメな理由がすごく沢山出てくると思います。

自分がダメだと思っている上に、更にどこがダメなのか考えるなんて、できれば避けたいと思うかもしれません。

でも、「ダメだ。ダメだ。」と言っているだけで、実は、何がダメなのか、明確になっていないこともあります。

一旦、なんで自分のことをダメだと思っているのか、一度はっきりさせてみることは選択肢の一つです。

そして、ダメ出しした上で、出し切った後で、

「だから何なのか?」
「何がそんなに重要なのか?」
「本当にそうなのか?」

と、出した理由に対して、

疑ってかかってみる

見方をしてみてください。

ダメと思っているのが、実はとても普通だったりします。

他の人から見れば、「え?!そんなことでダメと思っているの!?そしたら私はもうダメダメじゃん」くらいに、他人から見たら、信じられないくらいに、誰にでもよくあることを、ダメだと思っているなんてこともあります。

でもこうして他人という言葉を出すと、

「他人にとってダメじゃなくても、私にとってはダメなんだよ。そしてそうダメと思う自分をどうにかしたいんだ!」

と反抗的な気持ちになることがあるかもしれません。

これも自然だと思います。

他でもない自分が、自分が自分をダメと思う気持ち、ここを主張したくなることがあって当然です。

ダメと思うことをちゃんと明らかにして、それに対して、自分がちゃんと疑い続けると、

「そうかもしれないけれど、そうじゃないかもしれない」

という考え方にも慣れてきます。

白か黒か、0か1か、ダメかダメじゃないか、マルかバツかみたいな・・・常に針が右か左かといった極端に触れている状態は、すごくしんどいです。

ダメだと定義し続けることに次第に疲れてきて、

「まあ、いっか」

と言う気持ちになってくるかもしれません。

ダメと思っていたことに対して、別の視点が見えてきたり、ダメだと思っている部分も含めてちゃんと自分を受け入れることができるようになってきます。

でも、これは一人で向き合っていても、あんまり見えてこないものです。誰かに話を聞いてもらったり、ただ聞いてもらううことができると、自分のことがよく見えてきます。

共有できる人には分かち合って、人と話すことで、自分が見えてきます。

逆に、孤立したら自分を見失います。

「自分、こんなことで、ダメだと思っているんだ」

ということを無理やり消そうともがかず、そのまま、

「自分、こんなことで、ダメだと思っているんだ」

ということをあえて人に話してみることもぜひしてみてください。応援しています☆

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