境界線の引き方, 気持ちとの向き合い方

「私さえ我慢すれば」という思いを抱えている方へ。
今回は同じテーマで、3つに分けて書いていこうと思います。

まず1回目は、「私さえ我慢すれば」の思いをちゃんと捨てることで、自分になっていくということについてです。

 

「私さえ我慢すれば」の思いは、心をとっても重たくします。なぜなら、私さえ我慢すればの後に続く言葉は大抵、「できる」なんですね。

私さえ我慢すれば、何かができる、何かがうまくいく・・・んですね。

特に家族に対して。配偶者や子供に対して。

すごく我慢して、犠牲を払っているあなたは、日々心が休まらない日々を送っているかもしれません。

こころの栄養は、境界線という考え方を大切にします。
「私さえ我慢すれば」という考えには、たとえ本当は自分が守らなくてはいけない自分の領域内においてでも、
相手に対しての自由を認めてしまうことであり、自分の境界線について、野放し状態なんです。

つまり、相手を「自分の領域」に入れ込んでしまっているんですね。 ...

悩みの正体

完璧主義はなまけものです。

完璧主義とか、完全主義って、心に嘘をついています。

たとえば、完璧主義の思考の人の例です。

上司が「月目標100万円のために、今月頑張りましょう!」と言ったとします。
しかも、さらりと。帰り際とかに。すごくテキトーな感じに。

そしたら、完璧主義の人って、こう思います。

その100万はどこから?どうやって?

???

???

???

頭の中に?がいっぱい浮かび始めるの。

どうすればいいんだろう?

それはどういう意味なんだろう?

って。

・・・

・・・

・・・

考えすぎ!

めっちゃくちゃ考えます。

たとえば、「どうして僕だけに言った???」とかも。

・・・

・・・

・・・

もう、考えすぎ!

で、なんでこんなに考えるのか?って話です。

完璧主義だからです。

...

気持ちとの向き合い方

「ごめんで済んだら警察要らない」のような考えを持ったことがありますか。

この考え、ものすごく窮屈です。完璧主義なんです。真面目だけど、すごく厳しいんです。「ごめんで済んだら警察要らない」と他人に対して思う人は、自分に対してもそう思います。

だから、自分にもすごく厳しいんです。

「ごめんで済んだら警察要らない」と思っていると、自分が失敗するのをなかなか許せません。許せない人は、失敗を受け入れられません。だからいつまでも悔やみます。他人がもう忘れて、「なんのことだった?」ってなっているくらいになっても、まだ覚えていたり、気にしていたりするんです。

「ごめんで済んだら警察要らない」の考えは、他人にもすごく厳しいです。表面的には、丁寧な言葉を使ったり、礼儀正しかったり、優しそうに見えても、心の中で平気で人を裁いてしまうことがあります。

自分がお客さんの立場で、利用している会社のサービスの落ち度があれば、表面的には「ごめんなさい」の謝罪を受け入れているけれど、内心かなりムカムカしているんですね。

そうなると、一番苦しい ...

気持ちとの向き合い方

ふとした時に、過去のことが蘇ってくることがあります。

特に辛いことがあった時、悲しいことがあった時、目の前の現実に満足できない時。

過去のことを考えてしまうんです。

過去の延長線上に今があると思い、「あの時、ああしたのがよくなかった。こうしたのがダメだった。」と自分の過ちを探そうとするんですね。

考えすぎると、過去はどこまでも遡ります。今50歳の男性でも、3歳ごろまで平気で戻ってしまいます。そうすると、−47年。でも脳の中では一瞬でワープしてしまうんです。

考えても仕方ないのに過去のことを考えてしまう、過去のことを考えると辛くなるという時に、どうすればいいのかについて紹介します。

過去を責める自分を責めないこと

まず、過去のことを考えてしまう自分を責めないことです。過去について色々な名言があります。「過去は過去。」「過去は変えられない。」「変えられるのは未来。」

そのように教えられてきたし、今と未来を生きようと思えば思うほど、「過去は過去。」「過去は変えられない。」なんてことを呪文のように頭の中で繰 ...

勇気と挑戦, 気持ちとの向き合い方

私は以前、完璧主義でした。

ただ、「自分は完璧主義だ」なんて深く意識していたわけではありません。時間をかけて、自分の行動やパターンを振り返るうちに、「あ、私は完璧主義な傾向があったんだな。」と後から気づいただけです。

自分には完璧主義の傾向があると知って、初めて、自分が持っている問題の一つに向き合うためのスタートラインに立てたような感じです。私の完璧は全然「完璧」でもなんでもないとわかってから、この主義を持つ意味のなさに気づき、随分と楽になりました。

完璧主義は、ない方がいいです。オリンピックの選手が、金メダルを目指すとかそういう話なら、別です。

ほとんどの完璧主義は、自分の主義、思考に関わってくるものなので、「完璧」を求めるは、自分のハードルを高くし、追いつめる考え方です。というわけで、完璧主義のデメリットについて3つ書いていきます。

完璧主義のデメリット1:心が満たされない

まず、デメリットの一つが、いつまで経っても心が満たされません。完璧主義の人は、現状にあまり満足しないんです。

少し周りを見渡せば、自分 ...