【心軽く考えるために】手放した方がいい「負けたくない」・「認められたい」・「知っていたい」という3つの気持ち

シンプルに考える

こころの栄養は、軽く考えます。

今回は、軽く生きるために、ずっと握りしめていると心を重くしがちな3つの考え方を紹介します。

1.「負けたくない」という気持ち
2.「認められたい」という気持ち
3.「知っていたい」という気持ち

では、順番に見ていきましょう。

1.「負けたくない」という気持ち

「負けたくない」という気持ちを手放すと考えると、どんな気持ちになりますか?

人によっては、「つまり、勝ちたい」という気持ちを捨てるということか!?と変換する人がいるかもしれません。でも、ここでは「勝ちたい」という気持ちではなくて、言葉通り、「負けたくない」という気持ちです。

ちょっとした言葉遊びに聞こえるかもしれませんが、とても大切なことなので説明します。

まず、「負けず嫌い」と言う言葉に対して、どのようなイメージがありますか?

根気強いとか、頑張り屋とか、そんなイメージを持つ人もいると思います。自分の強みやアピールポイントとして、プラスに捉えるんですね。

また人によっては、ただ言葉通りで、特に意味を感じない人もいます。他には、諦めが悪いのような、頑固さのようなマイナスのイメージで捉える人もいると思います。

こころの栄養は軽く考えます。そして、「負けず嫌い=重い」と考えられる理由があります。

こころの栄養とは?

それは、「負けることが嫌!」ということを、勝つ以外は受け入れられない点で、完璧主義になりがちなこと。また、失敗が許されないという点で、挑戦するリスクをとれず、やりたいことを自由にやれないこと。そして最後が、負け=ダメと考える点で、人からどう見られるか気にする可能性があるからです。

完璧主義、自由にやれない、人目を気にする・・・どれも重いですよね。

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「負けず嫌い」の気質を持たないと、成長できないとか、のんきすぎて、怠けてしまうと思うのには、罠があります。

それは裏返せば、「勝つこと=人生がより良くなること」だと思っているということになってしまっているからです。

オリンピックの世界や、受験の世界は特殊です。全員が同じものをやって、その遅い早い、高い低いで競う世界です。

でも、普段の世界は、様々なバラエティが存在する世界で生きています。職業も、無数、沢山の人が共存していて、性格もそれぞれ、得意不得意もそれぞれです。

売られている商品色々です。そして、人の好き嫌いも色々です。

負けず嫌いというのは、他人との比較の中で、その考え方を持っていると、その根っこに、自分以外を全て負けにして、自分だけが目立ちたい、自分だけが1番になりたいっていう自己中心性が隠れています。

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もちろん、自分の中での、自分への負けず嫌いはまた、別の意味です。自分が決めた約束を守る、自分のスケジュールを忠実に管理する、自分の役割を果たす、その根っこには、自分への信頼と、自立があります。

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今回の、負けず嫌いは、他人との競争において、自分の優位を示したい意味での、負けず嫌いです。

世の中は、様々な人が住んでいて、「お金」を用いて、物々交換しながら、みんなで助け合って生きているというのが社会です。

分かち合い、シェアの心がないとむしろ、生きていくことが難しいのがこの世界です。だから、この世界において、常に他人との競争の意味で、負けず嫌いの気持ちを持っていると、重苦しくなってしまいます。

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2.「認められたい」という気持ち

次は、周りの人から、他人から、認められたい!という気持ちです。承認欲求は人間なら誰でもあります。

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でも、他人は他人で、好き勝手にあなたのことを思う自由があります。で、もしそれを否定するなら、

あなたも、好き勝手に他人のことあれやこれやいつも頭の中で考えてしまうことはありませんか?

スーパーで買い物している時、コンビニ寄る時、仕事帰り、夜寝る前、好き勝手に、
「あの人はこうとか、ああとか考えてしまうことはないでしょうか?

さて、「認められたい」気持ちが強すぎると、ダメ出しされるのを恐れたり、人の顔色を伺ったりします。とても窮屈なんですね。これが心にとても重い理由です。

人のことをジャッジしてしまった回数と同じくらい、どんなに頑張っても、他人もあなたのことをマジャッジするかもしれません。

認められたいって言うのは、他人に、
「自分のことマイナスに考えるのやめてくれ!!!」
って叫んでいるようなものです。

でも、それは無理なことです。他人がどう考えるかは、他人の自由です。

人間関係の境界線

他人の自由を奪うことは絶対にできません。

「認められたい」気持ちは、絶対にコントロールできないことに首をつっこもうとすることに繋がります。だから、心苦しいわけです。

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3.「知っていたい」という気持ち

次に、「知っていたい」という気持ちです。ここでは、「知りたい」ではなく、「知っていたい」です。

この違いは何かというと、
「知っている自分じゃなきゃ満足できません」
っていう考え方なんですね。重すぎです。

純粋に知的欲求の「知りたい」じゃないんです。

人間関係のあれこれ、何か起きた問題のあれこれ、何でもかんでも「知っていたい」「知っている」ことで安心しようとしていないでしょうか?

実は、案外、どっちでもいいこと、どうでもいいことにも首を突っ込んできたり、自分に関係の無いことでも、話題に入り込もうとしていないでしょうか?

いつも「知っていたい」から、「知れない」状態にされると、嫌われたとか、軽視されたとか感じやすくなります。とても、傷つきやすい状態です。

こころの栄養は軽く考えるを提案しています。

どうでもいいことは積極的に情報を遮断して、頭をすっきりさせておかないと、本当に大切なことを、しっかり考えられなくなってしまいます。

コロナウイルスの感染者数と死者数を毎日ニュースで追って、重い空気に包まれる人も同じです。

医療関係者や専門家でもなくて、知ったところでどうしようもない事、どうしようもできない事を知ろうとしている人がいます。

知って、知り過ぎて、頭をずっしりにさせてしまうんです。知ることで、より不安になっている人もいます。だから、「知っていたい」気持ちって、本当に心苦しいものです。

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以上、心が重くなる3つの気持ちについて紹介しました。こころの栄養では、心軽く、人生を楽しく生きていくことを大切にしています。

自分の心が重くなってしまうようなものは、どんどん手放していきましょう。

 

 

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