人間関係と境界線

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想いの箱に頂いたメッセージを紹介します。

こんにちは。
私は、ある教室に通っている(1クラス7人程度)のですが、単刀直入に私だけ、講師に除け者にされています。指されませんし、質問はスルーです。道は妨害されます。
初めの頃はそんなことはなかったのですが、段々とそのような傾向が見えてきました。
先日、思いきって、この講師に質問をしました。「私を避けてらっしゃいますか?」と。
そうすると、「いいえ、そんなことありませんよ」と返されました。
一瞬、自分が被害妄想かと疑いもしたのですが、明らかすぎて・・・

判断材料は少ないですが、このケース、背景にどんなことが隠されていて、また、どんな解決策があるのかその辺りご指導頂けないでしょうか。
よろしくお願い致します。
ちなみに、今の段階だと私は教室を辞めようと思っています。

こんにちは。

再度ご連絡くださり、ありがとうございます。

「私だけ講師に除け者にされている ...

心軽く生きるヒント

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今回は、「怒りとの向き合い方」についてお話ししたいと思います。

怒りの奥にある「期待」とどう向き合うか

怒りの感情の背景には、実は“期待”が隠れていることがよくあります。
私たちは無意識に、「相手にはこうしてほしい」「こうあるべきだ」と期待しています。
そして、その期待が裏切られると、失望や悲しみを感じ、それが怒りへと変わるのです。

では、「期待しなければ怒らずに済むのでは?」と思うかもしれません。
確かに、期待を手放せれば、他人の言動に過剰に反応せずにいられる場面は増えるでしょう。

ですが、私たちは人間。
親、パートナー、上司、友人に対して「こうであってほしい」と願うのは自然なこと。
期待そのものが悪いわけではありません。

大切なのは、「どんな期待をしているのか」を自覚すること。
そして、その期待を自分の内側に押し込めるのではなく、
「丁寧なコミュニケーション」によって、相手に伝えていくことが大事なのです。

感情を整える第一歩は「自己認識」

相手に思いを伝えるには、 ...

心軽く生きるヒント

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イライラは「感情」ではなく「サイン」

「なんだか今日もずっとイライラしていた」――そんな日、ありませんか?
実はイライラは悪いことではなく、体と心からの大切なサインです。

トイレを我慢している時や、お腹が空いているとき。
そういうちょっとした不快感が重なると、人は自然とイライラします。
これが一瞬なら自然なこと。
でもそれが何時間も、何日も続いてしまうと、人生そのものが「イライラを我慢すること」で埋まってしまうのです。

そんな状態を放っておくと、無意識のうちに疲れがたまり、余裕がなくなって、心までカサカサに。
まずは「今、自分は満たされているかな?」と問いかけてみることから始めてみましょう。

魔法の質問「今、満たされてる?」

イライラを手放す第一歩は、自分に問いかけることです。
その質問は、とてもシンプル。

「今、自分は満たされてる?」

この問いを自分に向けてみると、驚くほど本当のニーズに気づけます。
たとえば、実は喉が乾いていた、お腹が空いていた、眠れていなかった―― ...

人間関係と境界線

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想いの箱に頂いたメッセージに回答します。

いつも、拝読させていただいています。
ご相談です。
もう何年と付き合いのある友人とパッタリ連絡が取れなくなってしまいました。
メールをしても一方通行で、返信がありません。
あまりしつこくしてもよくないと、今は様子を見ていますが、とても気になっています。
相手のことなので、わかりませんが、こちらに原因があるなら改善したいのですが、もし、友人や、その家族が病気だったらとかも考えてしまいます。
いずれにしても、今は連絡を待つしかないでしょうか。
とても、大切な友人です。

こんにちは。
メッセージをありがとうございます。

ご友人にメールをしても返信が来ないということで、
不安やそわそわした気持ちになるのは、とても自然なことです。

突然連絡が途絶えると、「何かあったのではないか?」と心配になるのも当然です。
特に、長年関わってきた大切な友人であればなおさら、その気持ちは無理もありません。

ですが、今の段階であら ...

人間関係と境界線

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今回は、想いの箱に頂いたメッセージに回答します。

こんにちは
職場の上司に、モヤモヤしています
挨拶をしても、殆ど返ってきません
他のメンバーには、感じの良い対応をしている様に感じます
これも、境界線が曖昧で起こっているのでしょうか?
挨拶は基本だと、私も相手をジャッジしているのでしょうか?

こんにちは。メッセージありがとうございます。

職場の上司に対してモヤモヤを感じているとのこと、
特に、「挨拶をしてもほとんど返ってこない」というのは、
寂しく感じて当然だと思います。

無視されたり、スルーされたりすると、心がザワザワしてしまいますよね。

さらに、他のメンバーには感じの良い対応をしているとなると、
「どうして自分だけ?」という気持ちになるのも自然なこと。
疎外感、孤独感を感じてしまって当然です。

ここで一度、起きている出来事を整理してみましょう。 ...

人間関係と境界線,境界線の引き方

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「もう我慢するのはやめよう」
「自分を大切にしよう」
そう思って、少しずつ人との距離感を見直し始めたとき。
ふと気づくと、関わる人が減っていた。
以前は毎日やり取りしていた人と、ぱったり連絡がなくなった。
誘われることも、頼られることも減ってきた――。

そんな状況に寂しさを感じて、
「これって間違っていたのかな?」と不安になることがあるかもしれません。

でも、それは「失敗」でも「間違い」でもありません。
ただ、あなたの生き方が、少し変わり始めているだけです。

 境界線=絶縁? それは誤解です

「境界線を持つ」と聞くと、極端に受け取ってしまう人もいます。
たとえば…

もうあの人とは縁を切る
距離を置くなら一切関わらない
自分を守るには、人を遠ざけるしかない

こうした考え方は、一見「自己防衛」のように見えて、実は白黒思考です。
付き合う or 付き合わない。ゼロか百か。全部か、全部ナシか。

でも、現実の人間関係ってそんなに単純じゃありませ ...

人間関係と境界線

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「いい人」をやめたい。
そう思ったときに考えてほしいことについて取り上げます。 「なんか最近、しんどい」  「人と関わるのが疲れる」  「どうして自分ばかり、我慢しているんだろう」 そんな気持ちがふくらんできたとき、心のどこかでこう思うかもしれません。  「もう、いい人でいるのはやめたい」と。 でも実際には、簡単に“やめられない”のが現実だったりします。  なぜなら、「いい人」であることが、
あなたの人間関係や生き方に、長いあいだ深く根を張ってきたから。 今回は、「いい人をやめたい」と感じたあなたが、
何をどう考えていけばいいのかを整理してみます。  そもそも「いい人」って、どんな人? 「いい人」は、一見とても聞こえが良い言葉です。  優しくて、親切で、気がきいて、周りを大切にできる人。 でも、ここで言う“いい人”は、ちょっと違います。 – 本当は嫌だけど、相手を傷つけたくなくて断れない  – 頼まれると「NO」が言えず、いつも自分が後回し  – 空気を読みすぎて、いつも疲れている  – 自分の気持ちは、相手次第で ...

人間関係と境界線,夫婦との関係

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こんにちは。

今回は、夫婦関係の中で、
「なんか、いつも相手の発言にイラっとしちゃう」
「つい根に持ってしまう」

そんなモヤモヤしている方に向けて、書いていきます。

相手は、いつでも“自由に意見を言う権利”がある

たとえば──
朝、赤ちゃんが目覚めて、さあ着替えようとしたとき。
夫がふと一言。

「着替えは、朝ご飯のあとがいいんじゃない?」

ここで、2人の妻を想像してみましょう。

妻A:
朝ごはんのたびに服を汚してしまうことが気になっていた妻は、
「確かに!それいいね」と、すんなり同意。

妻B:
ある育児書で、「朝起きたらまず着替えるのがルーチンづくりにいい」と読んでいた妻は、

「えっ、なんで?」と、内心モヤッと抵抗感。

同じ言葉でも、受け取り方が全然違いますよね。

なぜなら、人それぞれ、

人間関係と境界線

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今回は、想いの箱に頂いたメッセージを取り上げます。

おはようございます
ママ友からの言葉に過剰反応しています
私の事ではなく、義姉の陰口で盛り上がっている話を直接されたからです
皆の前で、私の身内の事まで言われて許せません
以前から、理不尽な対応やキツい言葉は何度かあり、その都度我慢してその人の良い所を見て、お付き合いしてきました
その後、ラインのやり取りがあり、面倒な事になっているなら、聞かなかった事にしてと返事がありました
本当に、人を傷つけて、聞かなかった事にしてなんて無責任過ぎると思います
イライラ、モヤモヤが止まりません。

該当ブログ:
【過剰反応しない生き方】自己卑下/自虐をやめて、もっと毎日を楽しんで生きていく

こんにちは。
メッセージを受け取りました。

最初の一文、「私の事ではなく……」という出だしが印象的でした。

あなたに限らず、人から相談を受けるとき、「夫が……」「母が……」「友人が……」というように、話の中心が自分ではなく“誰か ...

自分を知る/認める

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「自分のことをもっと知りたい」 そう思う人は多いです。
でも実は、心の奥では「本当は知りたくない」と思っていることもあります。

なぜなら、自分を知るということは、見たくない部分や、できれば気づかずにいたい感情にも向き合うことになるから。

自分の短所や未熟さ、過去の選択や後悔―― そういったものを正面から見つめるのは、勇気がいることです。

今回は、人間関係を活かしながら、自分を知ることについて、取り上げます。

自分を知ることは、変わるきっかけになる

「自分を知る」ことは、変化の入り口。

自分がどんなときに傷つき、どんな反応をしやすいかを知ることで、同じことで繰り返しつまずくのを防ぐことができるんです。

なかなか変われない人には共通点があります。
それは、「いつも自分を正当化してしまうこと」。

誰かに何かを言われると、素直に聞く前にすぐ言い返してしまう。
人からのフィードバックを、「攻撃」として跳ね返してしまう。
それは、本当は「自分の見えない部分を見るのが怖い」から。 ...