境界線の持ち方

今回は、アドラー心理学のメインテーマとも言える

課題の分離

について取り上げたいと思います。

課題の分離は、まさに境界線。
境界線とは、まさに課題の分離。

他人は他人。自分は自分。

この境界線が日常の実践レベルでできるようになると、
ほとんどの悩みは吹き飛んでしまいます。

今回のテーマは、2回に分けて、紹介したいと思います。

課題の分離とは何か?

まず最初に、そもそも課題の分離とは何か?についてです。

課題の分離とは、

課題が誰に所属するのかを明らかにして、
自分以外の課題を切り離し、自分の課題に取り組むこと

です。

もっと加えるなら、

自分の課題にもくもくと取り組むこと

です。

他人の課題を自分の課題として悩み、苦しむことはしません。
逆に自分の課題を他人になすりつけることもしません。

こころの栄養のブログは、心軽くを大切なテーマとしています。
心軽くするた ...

前向きになる励まし

人と会ったあと、何だか心が重くなって疲れた、そんな気持ちを抱くことはありますか?

今回は、人と会う前に「自分を大切にする」ためのステップについて取り上げます。

人間関係において、

行かなければ良かったな
約束しなければ良かったな
なんだか時間の無駄だったな

こんな後悔の思いがなくなるだけで、人間関係はびっくりするくらい楽なものになります。
そして、人間関係が楽になると、人生がどんどん面白くなってきます。

人間関係で何となく感じる負担は、小さなことに見えますが、
積み重ねると次第にどんどん心が重たくなってしまいます。

なので、ただ何となく「疲れたな~」で終わらせず、
少し立ち止まって考えてみる価値はあります。

 

さて、せっかく人と会ったのに、自分の選択を後悔したり、
家に帰ってからふとごちゃごちゃ考えてしまうのは、

そもそも行く/会うと決めた時点で、

その場限り的で、なんとなくに流れで決めたこと ...

悩みの正体

家族に対して、友人に対して、心の中で、

「あなたには言われたくない!」という思い。

今回はこの気持ちの正体について取り上げます。

まず、この思いに至ったきっかけは何でしょう

「わがまますぎる!」と言われた?
「ゲームばっかりしすぎ!」と言われた?
「デザート食べ過ぎ!」と言われた?
「何を言っているかわからない!」と言われた?

まず、この「何」を明確にしましょう。
そうしないと、

「あなたには言われたくない!」

の思いだけが心の中で独り歩きしてしまうからです。

きっかけは相手から言われた些細な一言でも、
自分の感情に変換してからは、自分のものになってしまいます。

苦い感情や苦しい感情を増幅させないようにするために、
相手の発した言葉は「何」か、ここにまずはしっかり境界線を持ちましょう。
そもそも、ことの発端は何だっけ?を明確にするということです。

【他人との境界線問題】他人の感情処理をしているとはどういう状 ...

シンプルに考える

今回は、

「時間の無駄だった!」

と後悔している状態から抜け出すための3つの考え方について取り上げます。

1日は24時間。
誰でも、限られた時間を、より良く過ごしたいですよね。

同じ時間を2人が過ごしても、
Aさんにとっては、楽しく、充実した時間。

Bさんにとっては、時間が流れるのが遅くて、そして無駄にさえ感じる。
なんであんな時間の使い方をしたんだろうと後悔をするような時間。

なんてことがあります。

結局は、人による「感じ方」の違いなんです。
一つ注意しないといけないのが、いい悪いで判断しないことです。

楽しく、充実した時間はいい。
無駄で、後悔する時間は悪い。

などとジャッジしてしまうと、逆に苦しくなってしまいます。

【Are you Judgy?/あなたはジャッジ―な人ですか?】 すぐに批判する人、ジャッジする人

感情と同じです。喜怒哀楽は誰にでもあるように、
「楽しかった!」「つまらなかっ ...

心が軽くなる考え方

今回は、悪口の対応について取り上げます。

こころの栄養のブログを除いてくださっている方は、
人から言われる悪口なんてほとんどなくて、
あるとしたら、ほぼ「自分が自分に言っている悪口」かなと思います。

それはさておき、まず悪口というのは、

1:1のコミュニケーションではない

ということです。
というのも、そもそも悪口なんて「聞きたくない」「求めてもない」んですね。

なので、悪口は

「鵜呑み」にはしない

ということはすごく大切です。
完全無視はできなくても、鵜吞みにはしないこと。

間違っても、悪口を真に受けて、

「私は全く能力がないのか…」
「私は何もうまくできないのか…」

と真面目に考えないことです。

【地獄の言葉】他人から暴言を吐かれたら?我慢しているあなたへ!

悪口を言われた時の3種類の反応

悪口を言われた時、一番ベストなのは無視です。
スルーできるとすごくいいです。

ただ、そう ...

シンプルに考える

地獄の言葉とは、強烈に傷つく言葉です。
強いものだと「死」が出てくるような強い暴言を指します。

今回は、暴言で統一します。

まず第一段階として、受け入れがたい暴言している人が身近(家族など)にいる場合は、病気を疑ってください。
精神疾患の病名、依存症、認知症など、何かしらの病気に当てはまるような行動がないかです。

暴言は、まともな精神状態ではありません。
一時的なヒステリックとか、カッとなって言ってしまったのかとか、言い訳なしです。

他人に甘すぎて、自分に厳しすぎて、受け入れてしまうことなどないように。
限度を超えていて、明らかに問題があります。境界線が必要です!

今回は、タイトルからして、ちょっと過酷なテーマですが、
捉え方次第で、暴言すらうまく扱えます。

こころの栄養は、どこまでも心軽く!を大切にしていきます。

こころの栄養とは?

暴言を言う相手はまともじゃない!真に受けないこと

まず、最初に、人から言われた暴言、絶対に、真に受けないでください ...

自己認識

こんにちは。

今回は、後悔の先にあるものについて取り上げたいと思います。

ふと、過去のことを思い出して、

「あの時こうすれば良かった。」
「今だったらこうするのにな。」

のような後悔。

辛いこと、否定的な考え、苦しいことがあった時に、

「そう思って自然だよ。」

と、まずは感情自体を否定しないことは大切です。

まずは受け入れる。それから次のことを考えていけばいい。

感情をどうにかしようとすると、ドツボにハマります。
なぜなら、感情って、一瞬でやってくるものだから。
感情からの反応はどうこうできても、感情そのものは、あまりコントロールできないんです。

 

でも、後悔は、感情と違って、コントロールできるんですね。

なぜなら、感情のようにコンマ何秒でふわっとわいてくるものというよりも、

頭の中でごちゃごちゃ

考えているものだからです。後悔って、感情ではなくて思考なんです。

こう ...

悩みの正体

こんにちは。

今回は、目標に対して「いつまでも始められない」気持ちについて取り上げます。

目標があって、やりたい!したい!という思いがあるのに、なぜか先延ばし先延ばしで、1年が過ぎていく。
そして「思っているだけで実行できない自分」に今度は嫌気がさしてくる。

そんな気持ちを抱いたことはありますか。

まずは、どんな状況であれ、

自分を責めないこと!

これはすごく大切です。

思い通りにいかないときに、自分を責めてしまうと、ますます進まなくなります。
進まないことにイライラしているのに、進まないことにフォーカスすると、ますますイライラしてくるのと同じようにです。

なので、自分を責めないこと!

を心に留めておいてください。

とはいえ、やっぱり自分を責めてしまったり、イライラしたりしてしまうことがある時は、どうすればいいのか?

今回は「いつまでも始められない」背後にある3つの大きな可能性を取り上げます。

①所要時間の見積がそもそもズレてい ...

心が軽くなる考え方

今回は、相手に好きになれない部分がある時の向き合い方について取り上げます。

結論から言うと、

好きになれない部分があって、とっても自然なこと!
好きになれない自分を受け入れて、深刻にならないこと!

です。

そもそも、他人のことで、なんで悩むのかと言ったら、

好きになれない自分が嫌

だったりするんですね。

人間関係で悩みを持ってしまう時、頭の中でごちゃごちゃ考えてしまう時と言うのは、どこか無理な力が働いています。
その無理な力の一つに、

人の「すべて」を好きになろうとしている

んですね。

人間関係の完璧主義かもしれません。

完璧主義をやめるには?完璧主義のデメリットとやめるメリット

ごちゃごちゃ悩んでいる時は、好きになれない部分にすごくフォーカスしています。
そんな時、誰かが横から「じゃあ、関わらなければ!?」と突っ込まれたら、恐らくそれには迷いがあるんです。

つまり、嫌いにはなりたくないんです。いい感じ ...

家族との関わり方

今回は、負担に感じている親孝行について取り上げたいと思います。

結論から言うと、負担に感じている親孝行は今すぐやめましょうということです。

そもそも、本当にやりたくてやっている場合は、「親孝行」などという言葉すら出てきません。
なので、「親孝行」という言葉が頭の中にあったら、自分の真意を確認してみる価値はあると思います。

なぜ、負担を感じる親孝行をしない方がいいのかと言うと、心身を疲労させる過剰な義務感が潜んでいるからです。

やりたくてやっているわけではなくて、「やらないといけない」と思ってやっているんですね。

親に対して、自分は○○しないといけない

と思い込んでいるんです。

なので、親に対して、本当は断りたいことでも、イエスと言うんですね。
また、自分のしたいこと我慢して、親の要求を優先したりと、優先順位がぐちゃぐちゃになり始めたりもします。

「やりたくてやっている親孝行」なのか、「やった方がいいと思ってやっている親孝行」なのか。

ここはちゃんと観察すると ...