まだ言っている?「頭ではわかっているけれど、できない」の対処法
何か新しい習慣を始めようと思ったり、自分の生活が改善することをやってみようと思っても、
「頭では分かっているけれど、できない」と思ったことはありますか。
頭では分かっているけれど、できないというのは、何だかすっきりしない気分ですよね。
例えば、早起き。運動。ダイエット。
こういう日常の些細な良い習慣について、スムーズに、自分がしたいように出来ていますか?
今回は、「頭ではわかっているけれどできない」気持ちについて取り上げます。
目次
頭と体は一致している。分離していると考えるのをやめてみる。
頭では分かっているけれども、できないという考え方というのは、頭と体が一致していないという立場に立っています。
私たちは、物事を考えて、その上で行動するんです。
頭で考えていることが、行動できないということは、すごく不自由な生き方ではないですか?例えばご飯を食べたいと思ったら、食べます。人に謝りたいと思ったら、謝ります。
やりたいと思っていることをやっている状態。
やりたくないと思っていることをやっていない状態。
これは、頭と体が一致していますね。
したいと思ってるけれども、できないというのは、頭と体は別々のものであって、分離して考えています。こういう考えが癖になっていると、本当は「いいえ」と言いたいのに 「はい 」と言ったりとか。自分の思っていることと、違う行動を簡単にとってしまいます。その結果、自分に正直でなくなっていきます。
自分は自分にしかなれないのに、自分に正直ではないっていうのは、とっても疲れてしまいますよね。
一部の心理学者はすでに頭と体は一致しているということを言っています。自分の頭で考えたことを素直に行動できるという、そのシンプルな仕組みを自分が持っていないというのは、他でもない自分がとっても不自由なことです。
なので、頭と体が分離していると考えるのを、やめてみましょう。その上で、次に進みます。
頭では分かっているけれどできないではなくて、したくないとする
頭と体が一致しているのであれば、「頭では分かっているけれどもできない」ではなくて、「頭でわかってるけれどもしたくない」ということなんです。
本当はしたくないんです。
なぜ、したくないのか。それは、恐れがあったりします。うまくいかなかったらどうしようとか。やって、あまり意味がなかったらどうしようとか。続かなかったらどうしようとか。
あとは、怠惰があったりもします。怠けぐせってやつです。面倒くさいとか。やる気分になれないとか。考えたくないとか。
あとは、プライドがあったりもします。恥ずかしいとか。情けないとか。かっこ悪いとかです。
他にもたくさんあると思います。
「できない」という風に言うと、何かすごく不自由な何かがあって、できない理由があるように思えてきます。例えば、大きな病気にかかっていて、どうしても、この病気が治るまでペットから起き上がることができない。 この場合は、心では望んでいても、物理的に体が動かないということですね。
でも、こころの栄養で取り上げている「頭では分かってるけれどもできない」というのは、「やろうと思えばできるけれども、しない」ことを言っています。早起きをする。掃除をする。食べ過ぎをやめる。運動する。などです。
できないではなくて、したくないんですね。
なので、「早起きをしたいけれど、できない。」ではなくて、「早起きはできるけれど、したくない。」という風に、ちゃんと自分の言葉を正しくさせてみてください。
「できない」ではなくて、「したくない」になると、あくまで選択しているという結論になります。つまり、自らが選択して、掃除をしない、腹八分にしないとしているわけです。
できることを何でもかんでも「できない」に置き換えて、自分に嘘をつくのはやめましょう。
「できない」ではなくて、「したくない」です。
分かっているけれどもできないというのは、自分の体が何かの病気によって、動かないかのようなことを意味しています。
気持ちがついてこないとか、やる気にならないとかではなく、全て「したくない」わけです。
だから頭では分かっているけれどもできないではなくて、自分は「したくない」ということを、一旦、素直に認めましょう。
メリットが見えてくるまで、やる理由をとことん考える
「したくない」としてしまったら、そこで終わってしまうじゃないかと思うかもしれません。大丈夫です。一旦は現実と感情が一致しました。なぜなら、早起きの例を使うなら、現実、今早起きしていないんです。
「早起きしていなくて、早起きしたくない」はとっても自然です。
「早起きしていなくて、早起きできない」はとっても不自由です。
この上で、自分の願望に切り替えていきます。早起きしたいですか?そしたら、
早起きをしたくて、早起きを始めてみる。に変えていきます。
まだ始めなくていいですよ。願望ですから。何かをしたくて、行動ができない時は、メリットがそもそも見えていないという点があります。引き続き、早起きの例を使いますが、現在早起きをしていない理由を考えてみてください。
例えば早起きしたところで、特にやることがないとか。早起きをする時の、寝起きの感覚が気持ち悪いとか。 目覚ましの音が嫌いとか。
色々あるはずです。だって、早起きしていないんだから。
自分の理由と向き合わずに、さあ、やろう!としても挫折します。するメリットがないからです。なのでメリットが見えてくるまで、やる理由に向き合ってください。
もしかしたら、早起きをしている自分が好きなのかもしれません。
これも、立派な理由ですね。自分を好きになることを一つ習慣にする。とってもこころの栄養になります。
向き合った後、メリットがあまりないのであれば、「頭では分かってるけれどできない」というのをやめて、「頭では分かっているけどしたくない」にとどめましょう。自らの選択で、捨てるんです。別に早起きしないで、元気に、幸せに生きている人だって沢山いますから。
逆にメリットがどんどん見えてきて、やりたくなってきたら、そろそろ準備が整いましたよ。「頭では分かっていることが、できるし、したい」という風になっきたんです。「頭では分かってるけどできない」の選択肢を排除して、 「頭では分かってるけど、したくない。」もしくは、「頭ではわかっているから、したい。」この 2 つに分けると、考え方がすっきりしますよ。
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