好き勝手をする家族に付き合ってられないと思う時の考え方

気持ちとの向き合い方

好き勝手をする家族、協力的でない家族、自分が言ったことと全然違うことをする家族、良かれと思って言っているのに全く無視する家族、損害をもたらしてくる家族…イライラしますよね。

そんな家族のやり方、考え方、ペースになかなか合わせることができないなーと思って、悩んだり葛藤したりしている人へ。

夫とか、妻とか、子供とか、身近な人であればあるほど、自分の思いと相手のやっていることが全然違うと思う時に、葛藤してしまったり、悩んだりしてしまうのはとても自然なことです。

ここから先は、自分のペース、家族のペースといった、ペースという言葉を使って書いていきます。

まず、大前提として大切にしておきたいことは、家族であっても、全く別の人間であるから、ペースはそもそも違うということを念頭に置いておくことです。

夫婦関係においては、男と女という明らかな生物の違い、また親子関係においては親と子という明らかな年齢の違いがあって、当然ペースがずれるのは、とっても自然なことなんです。

家族とペースを合わせる必要もないし、合うことが重要なわけでもないし、合わない相手に対して、自分のペースに合わせるよう努力させる必要もないということ、これがこころ軽く生きる為には、とっても大切になっていきます。

家族とペースが合っていないなあ、というふうに思う時、そしてそのことについて悩んでしまう時には、何かしらの無理が働いています。

イメージとしては自分がお店を開いていて、相手はシャッターを閉じて定休日にしていたとします。 でもあなたは、相手にもお店を開けてほしくて、相手のシャッターを無理やりこじ開けているような感じです。

自分は仕事をしているけれども、相手は休みたい時、相手は仕事をしているけれども、自分は休みたい時、人それぞれペースは様々です。

もしあなたが強引にシャッターをこじ開ければ、相手はあなたの要求を一時的に飲むかもしれませんが、相手のペースは明らかに狂ってしまいます。たとえ一時的にあなたとペースが一致したように見えても、狂った相手のペースでは持続はしません。

ちなみに、親は小さな子供に対しては、この強引に自分のペースに合わせさせる…ということが、現実問題としてできてしまうんです。だから特に注意が必要です。夫婦関係の場合は、お互いが大の大人ですから、相手が強要してきても、拒絶したりもしくは怒り出して、反対を示すことができます。

さて、いくら相手と自分のペースが違うことがとても自然なこととわかっていたとしても、色々と理不尽な思いをされている人は、ため息をついてしまうかもしれません。ペース云々ではなくて、とにかく相手にも、もう少し協力して欲しいと思ってる方もいると思います。

そういう時は、今はしばらく片目を瞑って見てあげてください。

少なくとも、自分は100%相手のことを受け入れているわけではないけれども、今は相手がそのような状態なら、それはそれで仕方ないと、自分が両目でガン見をするのをやめて、片目を瞑って受け入れてあげるんです。

そして、もう一つの目がありますから、そのもう一つの目で自分をしっかり見てあげて、自分にできることをやってください。

これは何も諦めるとか、相手の言いなりになるとか、妥協するとか、そういう否定的なものではないんです。

あなたが相手にペースを合わせて欲しいなと思うことは、いたって普通ですし、あなたがそのように思う何らのか理由がちゃんとあるわけです。

自分が考えていることは、いたって普通のこと…その上であえて目を逸らしてみる…ということをお勧めします。

相手に合わせるか合わせないかと言った、0か1ではなくて、相手は今は合わせてくれないんだなあ、と思って片目だけちょっと瞑ってあげて、もうひとつの目で自分ができることをやっててみてくださいね。

Posted by kokoronoeiyo