【自己理解】気持ちを切り替えたいときは?気持ちの切り替えを促す方法
今回は、気持ちの切り替えについて取り上げます。
重い気持ちを抱えている時、過ぎ去ったことを受け入れ、前に進みたいときの気持ちの切り替え方です。
余計なことを考えずに、気持ちを切り替えることができるのは立派なスキルです。そして、この気持ちの切り替えスキルは、毎日の練習と訓練によって身につけることができます。
目次
自分の状況を客観的に認識すること
「自分は、今悶々と悩んでいるな」とか、「苦境に陥っているな」と思ったら、できるだけ早い段階で、
「今、自分はこういう状況にあるな」
としっかり認識することです。自己認識することは、気持ちの切り替えにはとても大切なステップになります。
認識がしっかりできれば、
「じゃあ、どうするか?」
と考える選択肢が生まれるからです。
しかし、認識ができないと、ただ感情が感じるままに流されてしまいます。
勿論、感情のままに流しても問題がない時は、気持ちを切り替える必要すらありません。
ただ、悩んでいる時は、気持ちを切り替えることをせず、感じるままに任せれば、まるで重力の法則かのように、悩みの渦にまっしぐらに進みやすいです。
気持ちが重いなとか、苦しいなと感じているのに、放置するなら、どんどん落ち込んでいって、這いあがろうにも這い上がりづらくなるんですね。
そして、そんな自分がますます嫌になって、毎日が面白くなくなる、苦しくなる・・・こういう負のループに入ってしまいます。
だからこそ、
「今、自分は悩んでいるな。苦境に陥っているな。」と思っているなら、それをちゃんと
認める、認識する
ということはとても大切なステップです。
自分の気持ちを感じるのはそれほど難しくない
自分が何を感じているのかは、それほど、分かりにくくありません。感情ですから。
自分がいい気持ちでいるのか、そうでないのか、分かろうと思えば、分かるんですね。
結局は、分かろうとするかしないかの選択です。
不満を感じていたり、怒りがあったり、許せない気持ちとか、葛藤とか・・・そんな気持ちがあれば、それらは間違いなくスルーしない方がいいサインです。
心が疲れています。
そのサインをちゃんと「認識する」んですね。
それは、シンプルに、
「自分はイライラしているな。」
「自分は、あの件はまだ赦せていないんだな。」
「自分は、○○を恥に思っているんだな。」
などです。
空元気になったり、訳もなく騒いだり、無理やりテンションを上げたりしません。
また、普段しないことをし始めたり、とにかく買い物をしたり、習い事を始めたりと、他のことで埋めようと先を急がないことです。
他の何かによって、自分の心で感じている重いサインをかき消そうとする代わりに、まず現状を認識します。
しっかり認識することは、そんなに難しいことではありません。
認識が難しいと思っているのは、
「認めたら最後、なんかしないといけない」
「変わらないといけない」
「自分の問題を受け入れてしまうことになる」
などと不安に思っているからです。何も心配する必要はありません。
認識したら、ちゃんと現実と自分の思いが一致し始める、それだけのことです。
心で思っていることが、本来の場所にちゃんと落ち着く、それだけのことです。
そして、「それだけのこと」が、次の行動を導いてくれます。
これは、感情や現実を否認していたら、出来ないことです。
自分の気持ちの相手を自分がちゃんとしてあげる
しっかり認識するとは、ちゃんと自分と向き合って、
「自分は何に怒っているのかな?」
「そのことに対して、本当に何もできないのかな?」
「別の見方はできないのかな?」
「そもそも、そんなに重要なことなのかな?」
など・・・。
自分に向き合うというのは、こうやって、小さな小さなサインに対して、ちゃんと
相手をしてあげる
ということです。
「あ〜もう嫌だ。やってられない。」
と、今までだったらすぐ投げ出してしまったり、すぐに怒ったり、すぐに落ち込んだりするという選択をしていたことに対して、一息ついて、ちゃんと観察するんですね。
このように、自分の気持ちをしっかり観察して、立ち止まることが、
「苦しむ」という負のループに入らない
ためにとても大切です。
そしてループに入らないことで、悩みを不必要に深くすることもなくなり、無駄に悶々と堂々巡りに陥らなくなります。
気持ちを切り替えたいときは、派手な音楽をかけたり、どこかに出かけて忘れようとしたり、食べ過ぎたりする前に、
自分は今何を感じているのか
を認めましょう。応援しています☆
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