目標達成!「いつまでも始められない」3つの理由と対処法
こんにちは。
今回は、目標に対して「いつまでも始められない」気持ちについて取り上げます。
目標があって、やりたい!したい!という思いがあるのに、なぜか先延ばし先延ばしで、1年が過ぎていく。
そして「思っているだけで実行できない自分」に今度は嫌気がさしてくる。
そんな気持ちを抱いたことはありますか。
まずは、どんな状況であれ、
自分を責めないこと!
これはすごく大切です。
思い通りにいかないときに、自分を責めてしまうと、ますます進まなくなります。
進まないことにイライラしているのに、進まないことにフォーカスすると、ますますイライラしてくるのと同じようにです。
なので、自分を責めないこと!
を心に留めておいてください。
とはいえ、やっぱり自分を責めてしまったり、イライラしたりしてしまうことがある時は、どうすればいいのか?
今回は「いつまでも始められない」背後にある3つの大きな可能性を取り上げます。
目次
①所要時間の見積がそもそもズレている可能性大
そもそも、なぜ「いつまでも始められないのか」と言うと、目標に対する全体像把握できていないからなんです。
これは、「把握しましょう!」と言うことではないんです。そもそも目標自体が、未経験のものがほとんどですから、「把握しようにない」んですね。
例えば、ウェブサイトを作って公開するという目標があったとします。けれども、もしウェブサイトを一度も作ったことがなければ、「どれくらいの時間がかかるのか?」ということすら分かりません。
自分の経験値がないものは、実際に自分にはどれくらいかかるのかということが分からないんです。
ここで、人の例を参考にしてしまうと益々ドツボにハマります。「自分に経験がない」から、「自分の場合のかかる所要時間が分からない」わけです。人の所要時間をどれだけ知ったって意味がありません。
正味の作業時間ではないんですね。自分の生活の中に取り組んだ時に、どれくらい時間がかかるのかと言うことです。
たとえば、自分の頭の中では1週間でできると思い込んでいるとします。
でも実際には、家のことや交友関係、別の仕事のことなど、色々な活動がある中で時間配分を考えた時に、実際は1か月くらいかかるものだったりするんです。
そうすると、頭の中で見積もった1週間では当然終わらないから、
全然始められない、全然進まない、全然できていない
と自己評価を下してしまうことがあるんですね。
この自己評価が更に自信を失わせ、益々進めなくしてしまうんです。
私は今でこそ、ウェブサイトの基本的な作成は慣れましたが、初めて作った時は、ワードプレスそのものが訳が分からなくて、手探り状態だったことを覚えています。
経験値がないものに対する頭の中の見積もりは、予測値でしかありません。だから思い通りにいかないことに動揺する必要がなく、そもそも「思い」がズレていただけ。そしてズレて当たり前です。なぜなら、やったことがないわけですから。
②環境が整っていない可能性大
また、そもそも実際に作業に取り掛かるための環境が整っていない場合もあります。必要な機材がなかったりとか、作業スペースがなかったり、必要なツールを知らなかったりとか。
こういう場合は、そもそも材料を揃えるところからスタートなんですね。
カレーライスを作ろう!とした時に「ごはん、カレールー、ジャガイモ、人参、玉ねぎ、お肉を買ったのにできない!!」とスーパーの前で嘆いていたら、「家に帰って、キッチンの前に立ったら?」となりませんか。
鍋、包丁、まな板、コンロ、お玉などなど作る場所、作る道具、作る時間などが必要です。もし道具がなければ、まず整えていく必要があります。鍋探しからかもしれません。
でも、こうして環境をそろえている間は、全然本格的なタスクに取り組んでいる感覚がなかったりするんですね。カレーライスを作りたいのに、なぜ鍋探し?と、カレーライスに直接結びついている「気」がしない。
まして、目標が大きなものだと、整えていくものも増えていきます。なので、環境を整えている間に、疲れを感じたり、進んでいない「気」がしてしまうんです。
すると、いつまで経っても本腰を入れられない、次第に嫌になってきて、投げ出したりしてしまうんです。
ただ準備を進めているだけだったのに、もったいないことです。
③気持ちがついてきていない可能性大
そしてそもそも、自分の気持ちついてきていない場合だってあるんです。
目標はあるけれども、心の中で不安な思いや過去の失敗、人からの評価などに囚われていたりして、自分がストップをかけてしまっていることもあります。
心重い状態で、肩に10トンの石が載っていたら、一歩が踏み出せなくて当然です。
その結果、目標は確かにあって、そしてやりたいけれど、そこに向かう気持ちが全然ついてこないんです。その結果、目標が大きすぎるんだとか、目標が間違っていたんだとして、自ら目標を壊してしまうんですね。「もうやめた!」って。
目標そのものが重いんじゃなくて、目標云々以前の前に、自分の心の状態がとても重いんです。
何かを始めるためのドアを開く以前に、ドアの前に大きな石の塊があったら、まずは石を砕くところからです。
砕いて道ができれば、やっとドアが開けられスタート地点に立てます。
そもそもスタート地点に立つことを邪魔している否定的な思考がある場合は、それらと向き合っていくプロセスだって必要な場合があるんです。
面倒くさいですよね。
なぜなら、①や②よりももっと時間がかかるんです。それに、分かりにくいですよね。考え方というのは、身体にうまく馴染んで、染みついていたりしますから。どこから取り組めばいいのかすら分からなかったりします。
もしかしたら、親から言われた一言をずっと引きずっているかもしれません。何10年も溜め込んできて、慣れ親しんだ考え方と言うのは、少しのことで変えられません。だから、少しずつ取り壊していきます。
でも、そうやってドアの前に置かれたどっしりと重い石を壊している間は、全然目標に進んでいる「気」がしなくて、やっぱりやめたと諦めてしまうんです。目標に向かうための体制をちゃんと整えようとしていたのに。
とてももったいないことです。
***
さて、始めたくても、時間がかかって仕方がない、思ったより時間がかかると思う場合は、かかるぶんだけかけてください。
実際にやってみて初めて、「実際にかかる時間」が分かります。
頭の中で1時間で終わると思ったら、3週間かかったのなら、3週間が答えです。
1時間じゃ終わらないから、無理だと言って、1週間で切り上げてしまっては、いつまでも始められません。
①かかる分だけ、時間をかけることを受け入れていくこと
これを大切にしてください。
環境づくりも立派な目標達成への一歩です。自分が準備していることを許容すること。なんでもかんでもできあがったものが欲しいわけではないんです。鍋を選んでいるその晩は、カレーライスを作れず、カレー屋さんに直行かもしれないけれど、確実に一歩進んでいます。そして、鍋選びだって楽しむことができるんです。
②小さな達成に、よくやっている!とちゃんと自分を受け入れていくこと
これも大切にしてください。
また、自分の否定的な思考に対しても、寛大になっていきましょう。なぜなら、どうあがいても、自分にしかなれないんです。
確かに特別な兵器で、自分が本当は望まない否定的な思考が全て自動的に取り除かれ、自分がタスクに進みやすいように自動的に環境が整えられ、自分が望む時間間隔でサクサク完了できたら気持ちいいかもしれません。
でも、整えられた後も自分です。また自分と向き合っていく、ここからは離れられません。自分が自分以外になることはできないんです。
そして、日々はそうやってプロセス(準備)を歩むために、毎日が与えられています。今日完了しなくても、明日太陽が上がって、また進めるチャンスがあります。
③何か出来上がった別のバージョンの「自分」に急いでなろうとするのではなく、プロセスの中に生きることを受け入れること
を大切にしてください。
自分のペース、自分の人生の置かれた場所や状況の中で、最大自分ができることをやっていく。
その流れの中で確実に変化は起きてきます。
自己認識コーチングでは、目標達成だけでなく、そもそも目標に向かう自分になれない状態という場合についても取り組んでいきます。
興味のある方は、まずはトライアルセッションをリクエストしてみてください。
それでは、今日も素晴らしい1日を。
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