親に対して気軽に簡単に『助けて!』と言えない気持ちについて
境界線と自己認識のテーマを中心に、
内面の整理をサポートしているNaoです。
もし、親に対して気軽に簡単に「助けて!」と言えないなら、
何かがおかしい。
今回は、そんな内容について取り上げたいと思います。
これは親を責めたいわけでも、
自分が悪いと言いたいわけでもなくて。
ただ、そう感じてしまう関係性には、
理由があります。
子供の頃って、親の絶対的な守りがないと、
生きていくことすらできなかった。
自分の生存には常に、親の的確な判断が紐づいていた。
これは比喩でも大げさでもなく、現実としての話です。
他の動物と違って、人間の新生児は、
本当にびっくりするくらい、周りの助けが必要。
的確なタイミングで、的確なケアがなければ、生きていくことすらままならない。
そうして生存が守られて、少しずつできることが増えていって、
自立し始めて・・・。
そして大人になって、自分の仕事を持ったり、結婚したり、子 ...
決められないのは、答えがないからじゃない ー「保留中」にとどまりたくなる心理
境界線と自己認識のテーマを中心に、
内面の整理をサポートしているNaoです。
堂々巡りをしてしまうとき、
私たちは「答えが分からない」のではなく、
答えを確定させることに不安を感じている場合が多いんです。
自分の中に、多分「こうだろうな」っていうぼんやりとした答えは既にあるんだけれど、
それが答えをこう何か確定ボタンを押すような、承認するようなことに不安があるんです。
なぜなら、確定した途端、なんだか次のフェーズに進まないといけないような気がするから。
そういう意味では「保留中」って心地よかったりもするんです。
保留中にしておけば、可能性の中に留まれるから。
こうもするし、ああもする。選択肢がまだある。
なんとなく自分の中の手にコントロール権を持っていられる感じ。
でも同時に、時間が経てば、いずれ解決しないといけないという恐れも、
現実的なものとして降りかかる。
更に、ものによっては、時間が経てば経つほど、厄介になるケースも。
そうい ...
日常の変化は「気づき」から―コーチングで大切にしていること
境界線と自己認識のテーマを中心に、
内面の整理をサポートしているNaoです。
最近、「私はライフコーチとして、もっと自分がどんな人で、
どんなサポートをしているのかを丁寧に伝えていきたい」と感じています。
だから今回は、私がコーチングで大切にしている“気づき”について書いてみます。
本を読む。
経験する。
人と話す。
こうした日々の出来事は、すべて「気づくための機会」。
ごはん粒が口についているのに、
気づかなければ取ろうとしないのと同じで、
人は気づいて初めて行動が変わるんですね。
私が提供しているコーチングやメッセージ相談は、
話したり、書いたりしながら“自分に気づく”ためのサポートです。
誰かに話してみて初めて、
「あ、私ってこう思っていたんだ」
とわかることが本当に多いんです。
その小さな発見がやがて、
現実を受け入れよう困難を乗り越えよう
自分を変えていこう ...
「No」と言えず疲れてしまう人が、まずやるべき自己整理
境界線と自己認識のテーマを中心に、
内面の整理をサポートしているNaoです。
日常のなかで、本当はNOと言いたいのに、ついYESと言ってしまう。
そんな経験、ありませんか?
家族のちょっとした決めごと・・・。
「どこに食べに行く?」「何時に出る?」といった小さな場面。
仕事の依頼・・・。
「今は引き受ける余裕がない」とわかっていながら、
断れずにそのまま受けてしまう場面。
そして、その結果パンクしてしまう。
こうした “NOを言えない状態” というのは、ただの性格の問題ではなく、
自分の境界線がうまく機能していないサインでもあります。
今回は、少し境界線の応用編にもなりますが、
NOと言えずに疲れてしまう人が、
まずやるべき自己整理について取り上げたいと思います。
NOという言葉は、相手を拒絶するためのものではありません。
自分の領域を守るために必要な、健全な境界線のひとつ ...
真面目すぎてしんどい!?をやめる― 完璧主義・思い込みをほぐしていくために
相談してくださっている方と話している時に、
「自分は真面目すぎてしまうんです」という言葉が出てきて、
その瞬間、あ、私もすごく同じだなと思いました。
私もよく「真面目」「几帳面」と言われてきました。
特に20代の頃、職場でよく言われていました。
でも、自分では全然そんな意識がなかったんですよね。
相談者の方は「真面目すぎる」という自覚があるので、
そこは私と少し違うところ。
私は、人から「真面目すぎ」と言われ、
「え、私って真面目すぎるの……?」と気づいたタイプです。
なぜ自覚がなかったかというと、
私は基本、いろんなことを“早く進めたい”タイプで、
衝動的に行動してしまうことも多いんです。
思いついたらすぐ動くし、小中学生の頃、母親から、
「行き当たりばったり」「準備不足」「雑」と言われたことも。
そんな言葉も心に残ってか、
「私は真面目」なんて思う余地が ...
人からどう思われているか気になるときの対処法
今回は、「他人からどう思われるか」が気になってしまうときの、
対処法について取り上げたいと思います。
人からどう思われるかが気になって、悩んだり、イライラしてしまったり、
頭の中で勝手にストーリーを作って、それがどんどん大きくなって、
勝手に他人に対して攻撃的になってしまったり。
そんなことはありませんか?
人の目が気になるって、多かれ少なかれ誰でもあること。
家族や義理の両親、親戚、職場の人、病院やお店の人、友人など。
いろんな人に対して「どう思われているんだろう?」と気になってしまう。
それが日常のざわつきやモヤモヤにつながっている・・・
そんなあなたに向けて、今日はメッセージを書いていきます。
「人からどう思われるか」が気になる理由なぜ、そもそもこんなにも「人からどう思われるか」が気になるのでしょう?
それは、自分自身が“人をジャッジしている”からなんです。
ここをまっすぐに ...
自分でなんとかしようとしていませんか?境界線を引くという選択
「助けてください」と言うことに、どこか抵抗を感じてしまう
——そんな経験はありませんか?
今回は、「助けを求めること」と「境界線」の関係について取り上げたいと思います。
まず、ここで言う「助けを求める」とは、
単に人に対して「助けて」と言うことだけではありません。
人生をよりよく生きるために、
必要なサポート、知恵、ツール、技術を主体的に受け入れていくこと全体を指しています。
助けを求めることに、ネガティブなイメージを持っている方がいます。
でも、助けを求めることは、決して弱さや甘えではありません。
むしろ、人の力を借りて、人生を前進させていく行為なのです。
助けを求められないのは「境界線」の問題「助けを求められない」という状態の背景には、
大きく2つの境界線の問題があります。
① 自分の限界がわからない(現実が見えていない)
これは、自分がどこまでできて、
どこからはできないのかという“境界”を把握できていない状態です。
② ...
夫婦関係で傷つきやすいあなたへ:それ、否定じゃなくて「ただの意見」かも?
こんにちは。
今回は、夫婦関係の中で、
「なんか、いつも相手の発言にイラっとしちゃう」
「つい根に持ってしまう」
そんなモヤモヤしている方に向けて、書いていきます。
相手は、いつでも“自由に意見を言う権利”があるたとえば──
朝、赤ちゃんが目覚めて、さあ着替えようとしたとき。
夫がふと一言。
「着替えは、朝ご飯のあとがいいんじゃない?」
ここで、2人の妻を想像してみましょう。
妻A:
朝ごはんのたびに服を汚してしまうことが気になっていた妻は、
「確かに!それいいね」と、すんなり同意。
妻B:
ある育児書で、「朝起きたらまず着替えるのがルーチンづくりにいい」と読んでいた妻は、
「えっ、なんで?」と、内心モヤッと抵抗感。
同じ言葉でも、受け取り方が全然違いますよね。
なぜなら、人それぞれ、
なぜ人は本当の自分を見ようとしないのか ― 自己理解が深まる人間関係の活かし方
「自分のことをもっと知りたい」 そう思う人は多いです。
でも実は、心の奥では「本当は知りたくない」と思っていることもあります。
なぜなら、自分を知るということは、見たくない部分や、できれば気づかずにいたい感情にも向き合うことになるから。
自分の短所や未熟さ、過去の選択や後悔―― そういったものを正面から見つめるのは、勇気がいることです。
今回は、人間関係を活かしながら、自分を知ることについて、取り上げます。
自分を知ることは、変わるきっかけになる「自分を知る」ことは、変化の入り口。
自分がどんなときに傷つき、どんな反応をしやすいかを知ることで、同じことで繰り返しつまずくのを防ぐことができるんです。
なかなか変われない人には共通点があります。
それは、「いつも自分を正当化してしまうこと」。
誰かに何かを言われると、素直に聞く前にすぐ言い返してしまう。
人からのフィードバックを、「攻撃」として跳ね返してしまう。
それは、本当は「自分の見えない部分を見るのが怖い」から。 ...
【価値観を見直す】昇進・結婚・親孝行… それって本当に“必要”ですか?
まずは、こんなふうに書き出してみるとします。
仕事をしてもしなくても、私の価値は変わらない。
結婚してもしなくても、私の価値は変わらない。
子どもを育てても、育てなくても、私の価値は変わらない。
○○に電話してもしなくても、私の価値は変わらない。
△△へ行っても行かなくても、私の価値は変わらない。
こう書いてみて、もし違和感があったとしたら、
その違和感こそが、あなたを縛っていた「価値観」の正体です。
つまり、自分の中で
「仕事はするべき」
「結婚はするべき」
「子どもを育てるべき」
「電話するべき」 ...
