心軽く生きるヒント

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今回は、傷つく言葉を言われた時に感じる気持ちとの向き合い方について取り上げます。

途中でテーマが分かれるので、今回は3回に分けて書いていきます。

自分の気持ちを受け止めること~なかったことにしないで

他人からとげとげしい言葉を言われたり、たとえ発言した相手は傷つける意図がなくても、あなたが他人から言われた言葉によって傷ついたときに感じた気持ち、どんな風に扱っていますか?

相手から言われた言葉に対して、自分の中にどんな気持ちがわいてきますか?

なんでそんなこと言われないといけないの!?という怒り?
それとも、そもそもあなたに問題があるよね!?という、相手に言い返したくなるような反抗心?
もしくは、どうしてこんなことになったんだ!という辛さや悲しみ?

他人とのどんなやりとりが、傷つく言葉に繋がったのかとか、あなたが正しいとか、相手が間違っているとかは一旦さておき、こころの栄養は心軽くを大切にします。

なので、今実際に傷ついているあなたの気持ちを大切にします。傷ついているあなたの気持ちは大切なものです ...

心軽く生きるヒント

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「完璧にできないなら意味がない」と感じて、
行動にブレーキがかかっていませんか?

完璧主義は一見、向上心の表れのように見えます。
でも実は、自分を苦しめてしまう落とし穴がたくさん!

完璧主義を手放すには、まず「やめることで得られるメリット」と「続けることで生じるデメリット」をしっかり理解することが大切です。
そうすることで、心から納得して、行動に移しやすくなります。

完璧主義のデメリット1. 視野が狭くなる(白黒思考)

完璧主義になると、物事を「できた or ダメ」の二択でしか判断できなくなりがちです。

たとえば「毎朝7時前に起きる」と決めて、
7時10分に起きただけで「今日は失敗だ」と感じてしまう。
実際は前より早く起きているのに、自分を認めることができなくなります。

視点が「白」か「黒」しかないと、可能性を狭めてしまうんですね。
実際の世界はもっと多様で、グレーやカラフルな選択肢がたくさんあるのに。
それに気づけなくなるのはとてももったいないことです。

2. ...

自分を知る/認める

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まずは、こんなふうに書き出してみるとします。

仕事をしてもしなくても、私の価値は変わらない。


結婚してもしなくても、私の価値は変わらない。


子どもを育てても、育てなくても、私の価値は変わらない。


○○に電話してもしなくても、私の価値は変わらない。


△△へ行っても行かなくても、私の価値は変わらない。


こう書いてみて、もし違和感があったとしたら、
その違和感こそが、あなたを縛っていた「価値観」の正体です。

つまり、自分の中で

「仕事はするべき」

「結婚はするべき」

「子どもを育てるべき」

「電話するべき」 ...

自分を知る/認める

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他人の失敗を責めない方が良い理由は、

自分の失敗を受け入れやすくなる

からです。

他人の失敗を責めないというのは、境界線が機能しています。

他人の失敗については、「心の中」でも、実際にでも、責めない方がいいです。こう書くと、立場上という言い訳が出てくるかもしれません。親の立場上、上司の立場上、妻の立場上…。こころの栄養では、立場上、他人の失敗を責めていい理由もなしです。立場上、指導することはできるかもしれません。立場上、励まし支えることはできるかもしれません。立場上、協力し、赦すことはできるかもしれません。立場上、改善点を一緒に探すことはできるかもしれません。でも、立場上、他人の失敗を責めていい理由はありません。

こころの栄養を読んで下さっている方は、自分のこころについて真剣に取り組もうとする人だから、実際に他人の失敗を責めるなんてほとんどないと思います。なぜなら、人の気持ちとか、結構、読み取ろうとする人だから。こころの栄養は、心の話です。ほとんどの場合が、自分の「心の中」で、他人の失敗を責めます。他人を裁きます。

自分を知る/認める

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自己欺瞞という言葉があります。辞書を調べると、次のように書いてあります。

1、自分で自分の心を騙すこと。

2、自分の信条や良心に背いたことを無意識で行う場合にも、意識しながら強いて行う場合にもいう。

(精選版 国語大辞典)

1について、まず、自分自身を騙すというのは、自分が誤りをした場合、間違った場合に、問題を正当化すること、これは、自分自身を騙すことに繋がります。あの人のせいで…とすることで、自分の問題を騙す、なかったことにする、人の問題にすり替えることができます。騙すというのは、嘘をつくことではありません。騙すというのは、嘘を本当だと思い込ませることです。

2については、まず2種類あるということ。一つが「無意識」の時。つまり、自分の良心などに背いているということすら、気づいていない状態。「なんでこんなに苦しいのかわからない」、「なんでこんなに怒っているのかわからない」という得体のしれない心の葛藤を抱く時は、この「無意識」の分類によく当てはまります。

そして、もう一つが、「意識しながら」の時。これはまさに、 ...

心軽く生きるヒント

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今回は「悩みと向き合うこと」や、
「自分にできることを見つめる大切さ」について取り上げたいと思います。

痛みを話せていますか?──心の防衛と解放

悩みや問題を抱えているとき、
「自分がどれほど苦しいか」「どれほどしんどいか」
正直に話せていますか?

私自身、長いあいだそれができませんでした。
痛みや弱さを口にすることができず、心をガチガチに守って生きてきました。
その結果、精神的にとても窮屈で、誰にも頼れず一人で抱え込む日々が続いていたんです。

だからこそ今、思うのです。
もし、あなたの話をきちんと聞いてくれる人がいるなら、
ぜひ勇気を出して話してみてください。
心の中にある感情は、出せるなら出した方がいい。
それが、回復への第一歩になります。

「これからどうしたいか」を考える意味

感情を吐き出し、自分の痛みと向き合ったら、次に考えてほしい問いがあります。
それが、

「これから、どうしていきたいのか?」

という質問です。

...

心軽く生きるヒント

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今回は、「自分はダメだ」と思う気持ちを取り上げます。

自分をダメだと強く思ってしまうのは、本当に苦しいです。

自分は自分にしかなれないのに、その当の自分が自分を受け入れていないのだから。

自分をダメと思う気持ちには、様々なものがあります。

例えば、自分が無価値に感じる、自分が問題の根源のように感じる、自分がいなかったらもっと上手くいくんじゃないかのような気持ちにすらなってしまうなど。

自分はダメだと思うけれど、でもどこか引っかかる。自分が自分を攻撃していることに必死に抵抗する自分がいるなど。

本当に苦しいものです。

自分をダメだと思う時に、反対にダメじゃないと思おう!することが難しい時は、無理やりしなくていいと思います。

むしろ、一旦冷静に、

「ところでなんでダメだと思っているのかな?」

と考えてみてください。

すると、「だって、あれも、これも、ああできないし、こうできないし・・・」

ってダメな理由がすごく沢山出てくると思います。 ...

自分を知る/認める

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今回は、頂いたメッセージに回答します。

はじめまして。こんにちは。
私はプライベートでは、ひとりで過ごすことが多く、そして、それが何より楽なのです。
なのにです。職場や、公の場になると、社交的で、場を盛り上げたりしています。
すごく疲れます。
スイッチが切り替わるのか、無理に切り替えているのか、もはや分かりません。
性分と言えばそれまでなのでしょうが…。
気持ちが疲れてしまい、オフはほとんど何もできません。悩みです。

アドバイスをいただけると幸いです。
よろしくお願いいたします。

                                (40)

40さん、はじめまして。こんにちは。

プライベートで、お一人で過ごされる時、それが何より楽と思われているのですね。

でも、職場や公の場になると、社交的で、場を盛り上げられる40さんになるんですね。

まず最初に、社交的で場を盛り上げるということは、誰もができることではありません。

そ ...

人間関係と境界線

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シリーズの最終回です。

「私さえ我慢すれば」の思いを捨てること①・・・「自分になっていくこと」について
「私さえ我慢すれば」の思いを捨てること②・・・「自分の万能性を否定すること」について

「私さえ我慢すれば」の思いを捨てること①の記事で、

人が脱いだもの、
人が食べたもの、
人がやるべき仕事、

本当は、心がついてきていないのに、
「私さえ我慢すれば」でやっていませんか?

本来守るべき、自分自身の境界線を放棄してしまうことは、
相手を無防備に、自分の中に受け入れることを意味します。

これは、愛でも思いやりでもないんですね。

どちらかというと、相手の境界線をも崩すお手伝いをしてしまうようなことなんです。
相手も本当は入ってきちゃいけないはずのあなたの領域に知らず知らずのうちに入りこんじゃうんですね。
ただ、これは別のトピックになりますので、また次の記事で書いていきたいと思います。

と書きました。

今回は、ここで書いた「別 ...

人間関係と境界線

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前回のテーマの続きです。

「私さえ我慢すれば」の思いを捨てていくことは、自分の限界であったり、自分の境界線をちゃんと守ることにつながりますということを、前回の記事では伝えました。

【人間関係の境界線】「私さえ我慢すれば」の思いを捨てること①

「私さえ我慢すれば」に続く言葉は、やはり、

できる

なんですね。

そして、この「できる」という言葉はとても肯定的で、可能性に溢れているような言葉に見えて、
実は、考え方によっては、危険な香りがする言葉でもあるんです。

というのも、

自分自身の万能性

を認めることになるからです。

自分自身が万能であると認識することは、心にとっては、とても重いです。

なんでかっていうと、万能じゃないからです。

「(人は誰でも)万能にはなれないのに、万能であらなくてはいけない」
と思うことが、とっても重いんですね。

自分さえなんとかすれば、自分さえ努力すれば、

できる
うまく ...