【人間関係の問題】傷つく言葉を言われた時に感じる気持ちとの向き合い方③

心が軽くなる考え方

またまた、前回の続きです。

前回の記事→【人間関係の問題】傷つく言葉を言われた時に感じる気持ちとの向き合い方①

相手から傷つけられた場合、その相手はあなたにとってどれほど重要なのか?ということを考えてみてください。と書きました。

相手によって、向き合い方が変わって大丈夫です。そんな人間、万能ではないですから。

一生を共にしたい親友でしょうか?
それとも別に付き合っても合わなくてもどっちでもいい人でしょうか?

と問わせていただいて、

【人間関係の問題】傷つく言葉を言われた時に感じる気持ちとの向き合い方②では、別に付き合っても合わなくてもどっちでもいい人について取り上げました。

今回は、一生共にしたい関係性について取り上げます。

さて、一生共にしたい関係と書くと、少し大げさかもしれませんが、ほとんどの場合は、家族ですね。

相手が、自分にとって身近な家族であったり、友人であったり、親しい間柄であるからこそ、傷つくっていう感情も大きくなります。

傷つけられた相手が自分にとって、これからも関わっていく人、大切な人である場合、その気持ちとどうやって向き合うかについて、3ステップで取り上げたいと思います。

ステップ1:頭の中のストーリー作り(推測や妄想)をストップしていくこと

まず最初に、自分の頭の中で推測をしたり、ストーリー作りをすることをやめていくっていうことです。

これはとても重要なことです。

「傷つけられた!!!」という事実に対して、すごく反応してしまい、「どうして相手は、私にあんなことを言ったんだろうか!」とか。「私はこういう人間なのだろうか⤵」とか。

とにかく色々なことをあれこれ推測したり、ストーリーを作ってしまうことーこれをやめるってことです。

傷つけられたと感じている時は、かなり感情的になりがちです。なので、どんどん頭の中で、ストーリーが出来上がってしまいます。

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そして次第に、次は自分が作ったストーリーに対して、今度は苦しむという・・・ストーリーに対して、さらに反応してしまう・・・ということが起きてしまうんですね。

元の発端は、相手が発した言葉なり態度なりに、「自分は不快感を感じました!」これだけだったんです。

嫌だな。傷つけられたなって。

もしかしたら、そもそも「傷つけられた」とは、その時は認識してなかったかもしれません。

「なんで、こんなこと言われないといけないの!?」という単にムカッとした反応だったかもしれません。

小さな種に対して、自分の頭どんどんストーリーを作って、深堀して、「あの人の人間性はこうだとか。」「 こうあるべきだとか。」「私にはそういう風に言われる筋合いはないとか。」「相手の思い込みだとか。」「相手はばかだとか。」

とにかく、色々なストーリーを、頭の中で作ってしまっていないかを観察してみてください。

そして、一旦、自分が、「あっ、妄想しているな!」って気づいたら、そのストーリー作りをストップです。

ステップ2:【要勇気】相手に自分の気持ちを伝えるコミュニケーションをとる

その上で、今回の相手は【人間関係の問題】傷つく言葉を言われた時に感じる気持ちとの向き合い方② で取り上げた、会っても会わなくてもどっちでもいい人ではないんですね。

これから一生を共にしたい人、大切な人なわけです。

前回②では、傷つけられた相手に対しては、「別に、いちいち向き合わなくていいですよ!」とお伝えしました。でも、今回は違います。

今回は、コミュニケーションをとっていく必要があります。

ここは人によっては、勇気が必要かもしれません。

あえて ② (下記)と ③(現在の記事)を分けたのは、次にとっていく行動が同じではないから、分けました。

【人間関係の問題】傷つく言葉を言われた時に感じる気持ちとの向き合い方①

【人間関係の問題】傷つく言葉を言われた時に感じる気持ちとの向き合い方②

自分にとって、たとえばとても大切な配偶者であったりとか、とても大切な友人であったりとか、一生関わっていきたい、そのような関係であるならば、ちゃんとコミュニケーションをとる必要があります。

もちろん、しない選択もあるんです。

でも、そこから逃げていくと、些細な問題がずっとこれから先の関係性に影響してしまって、自分の中の未消化な感情として残ってしまうんです。

それでも、いいというわけではないんですね。なぜかというと、あなたの心が重くなってしまうからなんです。

こころの栄養は、心軽くを大切にします。

こころの栄養とは?

コミュニケーションとはつまり、あなたが感じた気持ちをちゃんと相手に伝えるということです。

この場合、「自分はいい人で見られたい」とか、「何か本当の自分より大きく見せたい」とか、「他人に対して見せたい別の自分」を持っている場合は、コミュニケーション自体がとても難しくなります。

なので、そのことに気づいたら、まずは、自分が自分に対して「正直になる」っていうことに対して、すごく課題を抱えてるなっていうことを認識する必要があります。

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ただ、正直になっていくプロセスっていうのは、また別のことです。正直になっている方が、こういうコミュニケーションもとりやすくなるということは、知っておいてください。(自分に正直になるということについて興味がある方は、別の記事で取り上げます。)

一旦先に進みます。

今は、傷つけられたその相手に対しては、ちゃんとコミュニケーションをとって、今あなたが抱えているモヤモヤなり、傷つけられたっていう感情なりに対して、自分 1人でストーリーを作って、悩むのではなくて、ちゃんと相手と向き合うということをやっていくんですね。

もし相手が、配偶者であるならば、食事を食べながらとか、テレビを見ながらの時でもいいです。

もちろんタイミングはちゃんと選んでいかないといけないし、相手の時間も都合のいい時を選ばないといけません。もちろん相手も落ち着いていて、ちゃんとあなたの話を聞くような時である必要はあります。

ただし、このコミュニケーションをとることからは逃げないというのはとても大切です。コミュニケーションは何もそんな大げさな話ではないです。

「○○って言われたの、△△って感じたんだ。」といか、「○○って言われると、あまりいい気持じゃない。」などと、気持ちを伝えるということですね。

ステップ3:相手の反応に対して、コントロールしようとしない

そして最後です。

ステップ1で、あなたが頭の中の妄想をストップさせ、ちゃんと勇気を出して、自分の気持ちも伝えました。

そして、その結果、もしかしたら相手から謝罪があったりとか、また誤解が解けたりして、上手くいい感じで会話ができたとします。そしたら、それはそれですごくいいことです。

けれど、常にそうとは限りませんよね。

特に問題のある家族関係の場合は、そうならないことの方が多いくらいです。

あなたが相手と向き合った際に、むしろ全然別の方向に向かっていったりとか、相手の言い訳や正当化を聞かされたりとか、あなたが真摯に向き合おうとしている姿勢そのものを相手が拒むとか。

もし、そうであるならば、ここはちゃんと境界線を持って、相手の課題は相手の課題とする必要があります。つまり手放すということです。

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あなたが関係性をちゃんと正していこうと思って、努力したにも関わらず、それに対して相手が向き合わないのであれば、その相手に対しては、私たちはコントロールすることができません。

「あなたは、どう考えても私を傷つけた人だよね。」などと、相手に納得させようとしない。

そこは私たちが関わっていく必要のないことですから。他人は変えられません。

あくまでも、あなたがちゃんと、「自分は傷ついたんだ。 自分はこういったことに対して、こういう感情を抱いたんだ。そして、相手がこれからも一生関わっていきたい大切な人だからこそ、ちゃんと当事者と話した。」ということが重要です。

結果までコントロールしようとするならば、大抵の場合、むしろ関係が悪化してしまったりします。

当事者がどう反応するかということは、私たちのコントロール外です。結果については手放していくという姿勢がすごく大切です。

あなたが、コミュニケーションをとっても、すぐに相手は、受け入れられないかもしれません。それはそれでいいんです。 相手の心の弱さやタイミングもありますから。

けれど、あなたがちゃんと然るべき時に、自分の感情を正直に相手に伝えたということが、すごく重要なんですね。

「少なくとも、私は自分が一生共にしたい関係に対して、ちゃんと正直に向き合った。」という事実がすごく重要なんです。

相手は相手のタイミングで、もしかしたらそれは 1 年後かもしれないし、10 年後かもしれないし、それは分かりませんが、謝ってきたりとか、関係向上に向けて努力をし始めたりするかもしれません。

それは全て相手次第になっていきます。

もちろん、すぐに相手から、「ごめんなさい」っていう風に、すぐその場でちゃんといい話ができるのが理想です。

でもそうでなくても、あなたが 2 番目のステップで、ちゃんとコミュニケーションをとったということに、とっても価値があるんだ!ということを知っておいてくださいね。

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今回は、3記事にわたって、取り上げました。少し長くなりましたが、ここまで読んでいただいてありがとうございます。

【人間関係の問題】傷つく言葉を言われた時に感じる気持ちとの向き合い方①

【人間関係の問題】傷つく言葉を言われた時に感じる気持ちとの向き合い方②

どうぞ 1 日も早くあなたの心が癒されて、そして心軽く毎日を送っていけるように、願っています。

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