真面目に向き合うほど消耗する…不平・不満・ネガティブが多い人との関わり方
家族、同僚、友人――
身近な人の中に、不平・不満・ネガティブが多い人はいませんか?
今回は、そんな相手に真面目に向き合いすぎて疲れてしまわないように、
境界線という視点から取り上げます。
身近にそういう人がひとりいるだけで、空気は簡単にどんよりするもの。
なぜかというと、
誰もが「平和で落ち着いた環境でいたい」と根源的には願っているのに、
その空気が一人のネガティブ発言によってあっという間に壊されてしまうからです。
人は周りの影響を受けやすい生き物。
落ち込んでいても、ポジティブな人に囲まれていれば、
「また立ち上がろう」と思えることもあります。
けれど、ネガティブな圧力に飲み込まれると、
よほどメンタルが強くなければ同化してしまうんです。
ここでは「境界線」という視点から、
不平・不満・ネガティブが多い人に対して、
身近だからこそ、“なんとかしよう”と、
頑張ってしまう人に伝えたいことを書いていきます。
目次
1. 人は助けや変化を求めているとは限らない
まず大前提として、
不平・不満・ネガティブが多い人は、
本人がその問題を「解決したい」「変わりたい」と思っているとは限りません。
多分この記事に心が刺さった、
不平・不満・ネガティブが少ないあなたのような人は、
逆に、え!?っとびっくりしてしまうくらい、
ネガティブな人って、変化に躊躇しているんです。
むしろ、「そんな簡単に解決されたら困る」くらいに、
その問題を抱えている状態に慣れ、
そこに自分の居場所を作っているケースも多いのです。
だから、あなたの善意や努力が相手に響くどころか、
むしろ疲弊するだけに終わってしまうことが少なくありません。
だからこそ、ネガティブの渦中に自ら飛び込まないこと。
「そこから距離を置く」選択が、自分の生活と心を守るためにはとても大切です。
2. 悪口・文句が“その人の一部”になっている
不平・不満・ネガティブが多い人は、
それらを「自分の一部」として生きています。
物事の悪い面に反応する癖が長年かけて染み付いており、
ちょっとした前向きな言葉やアドバイスで変わるものではありません。
むしろ、それを無理に取り除こうとすれば、
本人にとっては“自分の一部”を奪われるような感覚になり、
強い反発が返ってきます。
つまり、彼らの不平・不満・ネガティブは、
すでに“その人込みのセット”。
受け入れるのは抵抗があるかもしれないけれど、
あなたができるのは「そういう人なんだ」と認識し、
まずは一旦距離を置くことです。
3. あなたの大切な時間を「自分ごと」に使う
不平・不満・ネガティブに付き合うのは、
相当なエネルギーを消耗します。
しかも、その結果は多くの場合「何の身にもならない」どころか、
とばっちりを受けてあなた自身もネガティブの対象にされることすらあります。
だから、境界線を持つことは不可欠です。
境界線を持つとは、「相手に過度な期待を抱かないこと」でもあり、
また「自分の価値基準を相手に当てはめないこと」でもあります。
不平・不満・ネガティブに巻き込まれる時間を意識的に減らし、
その分を自分自身の集中するべきことに時間を使っていきましょう。
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あなたが「本当に使いたい時間」は、今どんなことに使いたいですか?
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あなたは誰のネガティブに巻き込まれがちですか?
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その人から距離を取ったら、どんな時間を取り戻せそうですか?
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