【自己受容】【過去受容】後悔に対する向き合い方①

シンプルに考える

今回は後悔に対する気持ちです。

後悔していることはありますか?昨日後悔していること、つい1時間前に後悔したことでもいいです。

私自身は以前後悔していたことに、大学で経済学部ではなく、文学部を選べば良かったとということがあります。

でも、それは後付けの後悔です。

何十年も時間が経って、経済学よりも別の進路を選んだ自分がいたというだけなのに、それをぐーんと過去まで戻って、「後悔」に結びつけていたんですね。

本当は後悔ではなくて、「進路変更」をしたが正しい言い方なんですね。

でも、そういったものに「後悔」という風に結びつけてしまうのは、完璧主義が隠れています。

つまり、自分の人生は、最初から、思い描いた通りにミスなく、一切の遠回りもなく、最短距離のみを完璧に歩みたいという完璧主義です。

表現を見るだけでも、随分と窮屈な感じがしますね。

完璧主義をやめるには?完璧主義のデメリットとやめるメリット

そもそも大学の選択など、高校生の時の考えです。その時は、経済学に興味があったんですね。理由は、父親が自営業をしていたからです。

一方で、私は子供の時から、創作をしたり、詩を書いたり、本を読んで、主人公を別のストーリーに置き換えて、想像したりするのが好きでした。

純粋にやりたい、好きで学部を選ぶのだったら、文学部だったかなと思います。でも、当時、文学部は就職に有利じゃないって、家族の誰かが言ったんですね。

本当に、誰かも忘れましたが。でも、自分なりに影響を受けて、判断したんですね。

後悔というのは、心地いい感情では決してありません。なぜなら、自分の歩んできた人生を否定するかのような「錯覚」を感じやすいからです。

「錯覚」と書いたのは、後悔することは、決して

これまでの人生の否定ではない

からです。

後悔してもしなくても、自分が選んで、歩んできた道は変わりません。

後悔するというのは、今この瞬間、

「あ、あの時のあの選択は間違っていたな。」
「あ、あの時は別の選択をしたかったな。」

今この瞬間に思っているそれだけです。当時は思っていません。今、思っているんです。もしくは思い続けているんです。

でも、そう思う今この瞬間も、通ってきた道があったからこそなんですね。

後悔というものをネガティブにとらえる必要はありません。むしろ、心にすごく正直な感情です。

ただ、同時に後悔とは、

「今の自分は、過去の自分と違うことを考えている。」

それだけのことです。

それほど不思議なことでしょうか?色々なことを経験し、感じる中で、過去と違うことを考えても、何もおかしくないはずですね。

その時、その瞬間は、その選択がもちろんベストと思って選んだ・・・でも、今の自分は、ベストじゃないと思ったら、今の気持ちを素直に大切にします。

そうすると、ちゃんと今に戻れます。

過去に引きずられて、今とこれからを選択し続けるのではなく、今の気持ちに正直になって、今とこれからを選択していきましょう。

【自己受容】【過去受容】後悔に対する向き合い方②に続きます。

 

 

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