【スルー力を高める】他人が自分の境界線へ侵入してきた時の対策法

人間関係の境界線

心に葛藤を感じていることは、想いの箱(メッセージ)から、お送りください。お待ちしています☆

 

今回は、他人が自分の境界線へ侵入してきた時の対策法について、取り上げます。

まずその前に、境界線の基本は、次の2つです。

1)他人の領域に入らないこと
2)自分の領域に他人を入れさせないこと

です。

1)は、他人の境界線、他人の選択、他人の行動、他人の人格に入り込まない・・・つまり人を変えようとしないことで、2)は自分の選択、自分の行動、自分の人格に対して、人を受け入れない・・・つまり人に流されないことです。

人間関係の問題のほとんどは、

1)他人の領域に入り込みすぎ、つまり変えられないものを変えようとしているか、
2)自分の領域に他人を入れ込みすぎ、つまり自分を他人に明け渡してしまっているか、

で生じます。

だから、境界線は、とても大切なんです。

今回は、2)について見ていきたいと思います。

自分の境界線に他人を入れさせない方法は、

スルー力

を高めることです。

でも、これはすごく誤解されがちで、

スルー=無視ではない

です。

家族の中に、アルコール依存症の問題を抱えた人たちが、共依存、イネイブリングと言う言葉を知った時に、突然相手を無視し始めたりします。

すると、問題はもっと大きく、むしろ怒りを何度も爆発させてしまうことがあります。

これはなぜかというと、無視というコントロール働いてしまっているからです。無視することで、相手をどうこうさせようとすると、ほぼほぼ失敗に終わります。

スルーとは、英語の元々の意味、

「~を通過して、~を通って、~を通り抜けて、~の中を通って」

です。

つまり、通過するんですね。

それは、人間関係の流れを詰まらせないってことなんです。(もちろん、関係性を終わらせたいような人間関係の場合は、詰まらせて終わらせるのも選択肢の一つです。)

喧嘩とか、衝突とか、葛藤とか、そういう詰まりがなく、さらっと水が流れていくこと、これがスルーです。

たとえば、夫から、

「お前、本当に馬鹿だな。こんなことして。」

と言われたとします。

ちなみに、こころの栄養では、これは境界線違反です。

相手の人格に対して、踏み込んできて、定義しているからです。

これを聞いたあなたはムッとするかもしれません。

ムッとするのは人間の感情なので仕方ないのですが、

ムッとしてムッとし続けるのは、スルーできていない証拠

です。

ムッとし続けると、その言葉に止まります。水の流れを止めて、その言葉に向き合おうとしてしまいます。

ムッとした結果、あなたはその場で相手のことを無視するか、かわすか、反論するかもしれません。いずれも、スルーできていないんです。

スルーするとは、その言葉自体、発した人のもの、発した人の問題であると理解し、スルーするんです。
言葉の所有者はそもそも発した人のものです。

暴力的な言葉を口にする人は、心の中に暴力的なものがあります。そして、暴力的な心を所有しているのは相手です。だからスルーするんです。

スルーするとは、流れをとめないことです。

向き合うことでも、無視することでもないんです。

スルーするとは、問題を大きくせず、相手とその時間を通り抜けることにフォーカスするんです。

水に流して、時の流れにまかせていくんですね。

もし先ほどの発言が酔っ払いの発言で、寝る直前で、そのまま特に反応しなければ、相手も寝入って、流れていくようなものでしたら、そうするんです。

言われたことがムカつくとか、「なんでそんなこと言われなくてはいけないの!」と腹をたてるのは、スルーではありません。

また、口では何も言わないけれど、歯を食いしばって我慢することもスルーではないです。

「どうでもいいことはどうでもいいこととする」と言ったときに、前提条件である、「だってそもそも、どうでもいいことじゃないもん!」と言う人が、スルーできない人の特徴です。

どうでもいいことは、あなたがどうでもいいことと感じられるか、感じられないかに関係なく、

境界線の侵入は全部、どうでもいいこととするかしないか

の選択なんですね。

感情論で動くと、境界線は大抵うまく機能できません。

人間関係のトラブルがなくしたい:「感情的に生きる」をやめていく

あなたの容姿について言ってくる人、あなたの人生について言ってくる人、お節介な人、うるさい人、嫌みたらしい人・・・みんなどうでもいい人です。

所有していないあなたの人生に対して、あなたが欲しくもない悪いことをあれこれ言ってくる人は、どうでもいい人なんです。

スルー力が高まると、時の流れを武器にできて、「くよくよ悩む」のがぐ〜んと減りますよ。

悩みは、ある程度時間が解決するものも多いんですね。

時間が経たないと、どうしても癒えない外傷があるように、心の痛みも時間の経過がどうしても必要なことはあるんです。スルー力は、この時間の流れを有効にしてくれます。

スルーすることで、時間の流れを止めず、進んでいけるんですね。
逆にスルーしないと、心の中で時間を止めてしまい、苦しみに留まってしまうんです。それはとても辛いことです。

自分の人生を大切に、時間と共に、前に進んでいきたいなら、ぜひスルー力を高めてください。

応援しています。

 

こころの栄養とは?
こころの栄養のメインテーマ:人間関係の境界線について