後悔に対する向き合い方

2022/04/06気持ちとの向き合い方

「どうして、あの時、あんなことを言ってしまったのか、言わなければ良かった」、「どうして、あの時、あんなことをしてしまったのか、しなければ良かった。」こういう後悔の思いを抱く時に考えたいことです。

誰でも後悔はあると思います。そして、後悔そのものは、別に自然な感情で、悪いものではないと思うんです。でも、後悔はしんどい、できるなら後悔したくないと思うのもまた自然な感情と思います。

後悔した時に、まず自分に言っていきたいと思うことは、

その時、その瞬間は、それがベストだと思った。」ということです。

もしかしたら、咄嗟の自己防衛だったり、自己弁護だったりで、言ってしまい、やってしまったのかもしれない。でも、その時、その瞬間は、自分の脳が、それがベストだと思って、判断して、反射的だったもしれないけれど、行動したんです。

それはそれで、その時、その瞬間、自分を守ったと思うんですね。

だから、冷静になって、落ち着いて、一息ついた時に、「なんであんなことを言ったんだろう?」「なんであんなことをやったんだろう?」と、あとになって、未来の自分が、「何言っているんだよ〜自分。」「何やっているんだよ〜自分。」って叱り飛ばすような考えを、自分にインプットしてきたとしても、そこを深刻に受け入れない。あくまで、その時、その瞬間は自分を守った・・・ちゃんとここに留まる・・・これはとても大切なことと思います。

そうでないと、すぐに自責に陥ったり、自分を無駄に嫌いになったりしてしまうからです。

秒針の針が止まらないように、自分の脳も、絶えず動いていて、時と環境、状況が変われば、考えることだって当然変わります。そして、私たちは、タイムトラベルができるわけではないので、その時、その瞬間、ベストだと思ったことを、ただただやっていくしかないんです。

だから、当然失敗もある。それをいちいち責めないこと。責めないためには、その時、その瞬間、自分を守ったことをちゃんと受け入れること。

未来の自分は、もしかしたら、今の自分に後悔するかもしれないけれど、後悔するかもしれないから、恐れて毎日を送るのは、小さくなって、自由を失った生き方です。

そうじゃなくて、未来の自分は、むしろ、何があったとしても、ちゃんと過去の自分に、「その時、その瞬間はベストなことをしたんだよね。大丈夫。ちゃんと今の自分が、味方してあげるよ。」語るから、恐れずに、今、この瞬間も、大胆に、勇気を持って生きることを選択する・・・そんな生き方は自分の心に対して、後悔に対して、とっても優しいと思います。

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Posted by kokoronoeiyo