【人間関係の悩み】他人の好きになれない部分とどう向き合う!?
今回は、相手に好きになれない部分がある時の向き合い方について取り上げます。
結論から言うと、
好きになれない部分があって、とっても自然なこと!
好きになれない自分を受け入れて、深刻にならないこと!
です。
そもそも、他人のことで、なんで悩むのかと言ったら、
好きになれない自分が嫌
だったりするんですね。
人間関係で悩みを持ってしまう時、頭の中でごちゃごちゃ考えてしまう時と言うのは、どこか無理な力が働いています。
その無理な力の一つに、
人の「すべて」を好きになろうとしている
んですね。
人間関係の完璧主義かもしれません。
ごちゃごちゃ悩んでいる時は、好きになれない部分にすごくフォーカスしています。
そんな時、誰かが横から「じゃあ、関わらなければ!?」と突っ込まれたら、恐らくそれには迷いがあるんです。
つまり、嫌いにはなりたくないんです。いい感じで関わりを持ち、人間関係を継続させたいんですね。
だからこそ、好きになれない部分が邪魔をするんですね。だからこそなんです。
本当にどうでもよくて、関わらなくてもいい人なら、悩みにすらなりませんから。
本当は大切にしたいとか、関わりたいとか、そんな思いがあるからこそ、好きになれない部分の存在が煩わしく、鬱陶しいんです。
少し極端な例を出します。
生まれたばかりの赤ちゃんを母親はとっても愛します。
もう、可愛くて仕方ないんですね。存在しているだけで、幸せになります。
けれども、もちろん大変な部分もあるんです。たとえば、夜まとまった睡眠がとれなかったり。赤ちゃんの場合は、赤ちゃん中心に動くことも多く、食事がゆっくりとれなかったり。
フォーカスしようと思えば、大変な部分はもちろん、沢山あるんです。
けれども、多くの母親はそんなところにフォーカスしません。我が子を育てるというミッションが素晴らしすぎて、大変な部分などそれほど大きなことではないんです。
そして、赤ちゃんと関わらないという選択肢などないんです。
けれども、職場の人、友人、ママ友などは、「好きになる」ことそのものに選択肢があるんですね。選べるんです。出会ったら最後、一生交友関係を続けなくてはいけないなんてルールはありません。
つまり、自ら望んで、自ら関係を持ちたくて、友人・知人関係というのは維持します。
でも、自分がもう関わりたくないと思えば、そこまでの話です。
夫や子供、親とはわけが違います。
だから、選択肢がある中で、好きでありたいからこそ、「好きではない部分」にフォーカスしてしまうと、何となく気分が優れなくて、ネガティブな気持ちになってしまうんですね。
だからと言って、「他人のいいところを見ましょう!」などと、自分を鼓舞してしまうと、益々「好きではない部分」の存在を認めてしまうことになってしまいます。
では、どうすればいいのか?
まずは、自分が好きでないことにフォーカスしている動機を考えることで、自分は物事をどのように認識しているのかを知ることです。
もし、友人・知人が、自分にとって「すべて」好きになれる相手だったら、何がいいのかと言ったら、
自分が楽に好きになって、楽に関係を維持できる
ことがいいんですね。
つまり、
相手の全てを好きになれたら、楽
なんです。
更に言い換えると、
自分の好みと全て合う他人なら最高!
なわけです。
相手の好きになれない相手の部分にフォーカスしてしまって、イライラしてしまうのは、
すべてが自分にとって好きであって、楽でありたいという思いを実現しないから
なんですね。それは、それはつまり相手に対して、
もっと自分が簡単に好きになれるように、変わって下さい
と言っているようなものなんですね。
ここまでくると、見えてきます。
もちろん、相手は自分でないから、そもそも変わる対象ではありません。
すべてが自分にとって好きであること、非現実的な話です。
変えられないものを変えようとしたい抵抗感、これが悩みになります。心をずっしり重くし、ネガティブな気持ちになるんです。
ここまで気づいたら、
「あ、私は他人事に首を突っ込んでいたな。」
と冷静になればいいだけです。
「変えられないものをどうこうしようとしていたな。」
と笑い流せばいいです。
案外、好きではない部分は、単に他人のメールの返信が遅いのが嫌だとか、言い方が嘘っぽいのが嫌だとか、自分の好みに合わせて、自分との「違い」に注目しているだけだったりします。
自分と合わない他人の価値観なり、好み、個性なりに対して、ああだこうだ思っている場合がほとんどです。
自分は、他人と違う人間なのだから、相手と「違い」があって当たり前です。違いがなかったら、全く自分と同じような人間だったら、それはそれでとても気持ち悪いはずです。
すべてを好きになる必要なんて、全くありません。
ただ違うだけ。それだけです。
こうやって他人へのコントロールを手放すと、頭の中でごちゃごちゃしていた他人への批判的な思いは、ようやく静まってきます。
コントロールできないものに、抗おうとする力が収まってくるんですね。
結局は、自分の主観、価値観と他人を比べて、ああだこうだ言っていただけなんだってわかるからです。
そして、冷静になったら、悩みが軽くなります。
ちゃんと自分を認識し、「違い」を認められたら、あとは自分は自分らしく過ごすことに集中できるようになります。
他人との違いが明らかになることで、自分を他人と合わせる必要もありません。
ただ違う。それだけなんです。
他人の全てを好きになる必要はありませんし、そもそも不可能なこと。
必要のないことをする必要はないし、できないことをしようとしない。
愛する夫や妻でも、嫌いなところ一つや二つ、あるはずです。
子供のことでも、あまり望まないこと、一つや二つあると思います。
当たり前です。
なので、他人の好きでない部分に遭遇したら、その相手がたとえ誰であっても(もちろん、親友であっても)、所詮は「自分との違いに気づいただけだ」と、あまり大げさにならないことです。
ただ自分とは違うんだな!と受け入れて、違いに対してどうこう抵抗するのをやめて、シンプルに人間関係を持っていきましょう。
境界線を生活の中で意識することで、人間関係の悩みが少なくなった
相手の好きでないところに、大げさにならずフォーカスしなくなると、ただの一人の人として愛することができるようになり、もっと楽に生きられるようになります。
何より相手とは「違う」自分を大切にしてくださいね。
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