シンプルに考える

親子の役割逆転は、子供なのに、親の責任を自分のものかのようにして引き受けてしまうことです。今回は、そこから派生して、「不必要な責任を感じて生きづらさを感じている人」指します。

役割逆転は、子供時代や、幼少期に形成されることも多く、もはや無意識で、知らず知らずのうちに、自分の考え方の一部になってしまうこともあります。自分がまさか、そんな「責任感」で苦しんでいたとは知らずに、様々な問題を自分のものとして抱え込んでいたかもしれません。

負わなくてもよい責任が自分を苦しめる

親子は、親子です。

親が親の立場をしないことは、子供が親の立場をしないといけない理由にはなりません。

また、両親の喧嘩が多いのは、両親の問題です。なのに、「私がいい成績をとらないと家族がギスギスしてしまう。」と感じて、そのために一生懸命に勉強を頑張るようであれば、これは既に親子の役割逆転が生じています。

家族円満とか、家庭がスムーズにいくことは、本来、子供が「責任」までは感じなくてもいい領域です。子供がこのようなことを無意識で感じてしまっていると、成長して、大 ...