【大丈夫!】気持ちだけ焦って、心がソワソワしている時の対処法

自己認識

今回は、気持ちだけ焦って、心がソワソワしている時の対処法について、取り上げます。

呼吸に注目して、整えること

心がそわそわして時に、まず伝えたいことは、

落ち着くということ

です。これを聞くと、

「そんなことは分かってるよ!だけど、落ち着けないから困ってるんじゃないか!」

という風に思われた方もいらっしゃると思います。

心がそわそわして、焦って、不安定な時というのは、呼吸が乱れています。呼吸がすごく浅くなっています。だから、落ち着くというのは、「気持ちを落ち着かせる」とか、そういう感覚的なものではなくて、

実際に自分の呼吸に集中して、深く息を吐いて、深く息を吸って、身体に酸素をしっかり取り入れる

ということをしてみてください。

焦って何か行動している時こそ、一度立ち止まるんですね。ちゃんと呼吸をして、息を吐いて、体が酸欠状態になることを防ぐこと、呼吸を整えることは非常に重要です。

呼吸というものは、無意識にしてしまっているものなので、ついついないがしろになりがちです。

だから、自分が焦っている時、落ち着いていない時、心がソワソワしてる時は、

意図的に

呼吸に戻ってみてください。

ワーストケースシナリオ(最悪のパターン)を考える

そして次にワーストケースを考えるということです。

焦っている時、心がソワソワしてる時、落ち着かない時は、多分何か不安になっています。何に不安になっているのでしょう?

最悪の場合、何が起きるのか?ということを少しだけ考えてみてください。

少しだけでいいですよ。

ほとんどの場合は、「最悪なことが起きてほしくないから、焦っている。」とか、「最悪な状態になりたくないから、そわそわして不安になってきた。」とか、そのような場合があります。

そしてワーストケース(最悪のパターン)を見て見ぬふりのように、考えないようにしてしまうことがあります。

だけど、最悪なパターンを把握しないことで、逆に、焦りを引き伸ばしたり、落ち着かない状態を長続きさせてしまうことがあるんです。

最悪なパターンを知ったところで、認識したところで、何か現実が変わるわけではありません。

考えたら、そうなっちゃう!?

とか思わなくて大丈夫です。

むしろワーストケース(最悪のパターン)をしっかり自分の中で認識すると、「最悪な状態はこれなんだ」ということを、すとんと心に一旦落とせます。

不必要にふわふわしたり、焦ったりすることがなくなって、落ち着きを取り戻せるんです。現実的になれるってことです。

そして多くの場合、ワーストケースは、ちゃんと認識するなら、

自分が思っているよりも、そんなに悪くない

ことだったりします。

ああ、最悪はパータンはこれか。という風に認識できると、ちゃんと気持ちを落とせる(落ち着ける)んですね。

そして、焦っているなら、「最悪にならないようにまさに動いているわけだから!」と、ちゃんと自分の中で冷静に考えることができてきます。

もちろん行動はするけれど、ちゃんと現実的になって、最悪のパターンとはこれなんだ!という認識もできていますから、非常に落ち着きを取り戻しやすくなります。

なので、焦ってる時、不安な時、少しパニックになっているなあ、という時はワーストケース(最悪のパターン)をちらっとでいいので、考えてみてください。

ただし、

ちらっと

でいいですからね。

他人は、自分の気持ちと同化していない

そして最後にお伝えしたいことは、自分がすごく焦っていて、そして不安定になっていて、気持ちがソワソワしているからといって、

周りの人も同じように焦ってくれて、あなたと同じリズムになっている

ということはほとんどありえません。

例えば仕事ですごく急いでいて、取引先から早く返信がもらいたいとします。

あなたはものすごく焦っていて、そして慌てて、メールを書いて、そして慌てて読み返して、

「よし、早く送らないと、早く返信がもらえなくなるから。急がないと!」

というふうに思っているとします。

そして、あなたはメールを送ります。1 時間経っても返信が来ません。 2 時間経っても来ません。返信が来ない間、そわそわしてきます。

自分はどうしてこんなに焦っているのに、早くメールをくれないんだろうか?という風に思ってしまうかもしれません。

しかし、そもそも受け取った相手は、そもそもメールを見ていないかもしれません。

もちろん電話で催促するという手段はあります。なので、電話で催促してみました。そしたら、相手が「あ、分かりました。確認しておきますね。」と言った後に、別の同僚と約束していたランチに行かれたかもしれません。

自分のそわそわしている感覚と、相手のスピード感というものは、

人間が違うわけですから、当然違います。

もちろん少しでも早く!という気持ち、これを理解してもらうということはとても大切です。ですが、だからといって、あなたに完全に合わせてくれるなんて、ほぼありえません。

そして自分が 1 時間で返信が返ってくると思ってたら、結果的には翌朝の朝一だったということも、よくあるわけです。

他人というものは、自分と同じ感情で動いていません。

なので、他人も同じように自分に合わせて急いでくれるはずだ!という風に思い込んでしまうと、待ってる時間、

自分ができること、他にたくさんあった

のに、他人がどうして急いでくれないんだろうか。どうしてこれをやってくれないんだろうかとか。自分には関係のない他人のことばっかり考えてしまって、逆に時間を無駄遣いしてしまいます。

その結果、もっと焦ったり、もっとイライラしてしまうということになります。

極端に、自分は焦っている時も、他人は

クラッシクの音楽をかけながら、リラックスしている

くらいに考えましょう。

自分と他人は違う。ここにしっかり境界線を持てると、自分の仕事に集中できるようになってきますよ。

境界線を認識するには?人間関係の境界線に問題があるかどうかを見極める3つのサイン

~~~

いかがでしたでしょうか?

焦ってしまう、不安になってしまう、そわそわしてしまう。こういう気持ちになっても、大丈夫です。

焦った時こそ、深呼吸をして、そしてちらっとだけ、ワーストケース(最悪の状態)を考えて、そして他人に任せるべきことは、他人に任せる。そして、境界線をもって、自分に戻って、やれることをやっていきましょう。

自己認識コーチング→バーネットなおコーチング
ブログ記事に関する質問やコメント→想いの箱(メッセージ)
こころの栄養ブログのテーマ→こころの栄養とは?
境界線とは何か?→人間関係の境界線について