人間関係の境界線ってそもそも何!?どんな人が特に必要!?
今回は、人間関係の境界線ってそもそも、何?そして、どんな人に必要なのか?について取り上げたいと思います。
人間関係の境界線って?
私のブログでは、結構しつこいくらい、境界線、境界線って言っています。
というのも、このブログのメインテーマだからです。
でも、初めて聞く人は、境界線?!なんだ、それ?って思うかもしれません。家と家の境界線?土地の境界線?となってしまっても、おかしくないです。
そう、境界線ってわかりにくい言葉です。
ただ、一単語で言える表現で、一番意味が通るのが、今のところ境界線なので、この言葉を使っています。英語でバウンダリーって言いますが、バウンダリーって言っても、同じくらいわかりにくいかなと思います。
なので、こころの栄養では、境界線って言葉を使っています。
このウェブサイトの最初のタブのところに「人間関係の境界線とは?」という固定のページを挙げています。境界線に対して、??になったら、参照にしてもらえると嬉しいです。
さて、人間関係の境界線とは何か?ということですが、シンプルに言うと、
自分は自分、他人は他人
とすること。これだけです。もっと具体的に言うと、
自分がやるべきことをちゃんとやり、他人のことに首を突っ込むのをやめる
です。もっと言うと、
人をコントロールするのをやめて、人にコントロールされるのもやめて、自分をコントロールすることをちゃんと始めようということ
です。
こころの栄養は、人間関係のごちゃごちゃした悩みを抱えている人に向けて発信しています。最初は、依存症や鬱病と言った家族の重い病気と向き合う過程の中で、
共依存状態
になってしまった人に向けて、発信していました。
というのも、共依存状態は、人間関係の境界線がうまく機能していない、超がつくほどの典型例だからです。
そこから色々な深刻な悩み、不満、家族問題を抱えた人と話す中で、また私自身も学びを深める中で、だんだんと定義が広がりました。
依存症や共依存の問題だけではなく、そもそも人間関係に何かしらの問題を抱えている時というのは、境界線がうまく持てていない部分が隠れています。
悩んでいる状態を私のブログでは、「心重い状態」と言っています。心重い状態と言うのは、境界線がないか、機能していないか、ぐちゃぐちゃになっているかという問題が潜んでいることが非常に多いです。
たとえば、やりたいことがわからない。
これも境界線の問題が隠れています。自分がしたいことをする代わりに、いつも人を喜ばすことばっかりしていたり。いつも他人の要求に応えていたり。いつも我慢して、いい人をやっていたり。
こうやって、自分を他人に売り続けていった結果、そもそも自分と言うものがなくなってしまって、自分が誰かも分からなくなって。その結果として、やりたいことがわからないってなってしまっているケースがすごくあります。
だから、こういう時は、やりたいことを探す云々じゃなくて、「そもそも自分になろうよ」ということです。
自分が我慢してきたこととか、他人のために犠牲にしてきたことをやめていくことから始めていこうよ。という姿勢です。そして、自分にちゃんと輪郭をもつ、つまり境界線を持つことで、徐々に自分を取り戻せていくんですね。
自分がちゃんと自分になれたら、やりたいことなんて、すっと出てきますから。
あとは、他人の問題に首を突っ込むこと。これも境界線がうまくいっていません。あの人こうすればいいのに、ああすればいいのに。こういう心の中の意見や裁き。
疲れてしまうと思います。
だって、他人が変わるか変わらないかの主導権は、他人にあるからです。私たちが、自分が変わるか変わらないかの主導権は、自分にあるのと同じです。
どんな人が特に必要?
次に、どんな人が特に必要?ということですが、
下記に4タイプのリストを挙げます。
・明らかな家族問題全般を抱えている人。
✓浮気
✓DV(暴力・暴言)
✓介護疲れ
✓絶えない夫婦喧嘩
✓仮面夫婦
✓極端に距離感を持つ(一生帰省しない、一生子供に合わせないなど)
✓家族へのサポート疲れ(精神疾患・依存症などの精神的な病の家族のサポート)
✓兄弟間不和
✓財産問題
などなど
・表面的な家族問題はないけれど、親離れ・子離れできていない人。
(親離れ・子離れが認識できていない場合:子供側は、親とのかかわりにプレッシャーや気遣いを感じている人、親側は子供の責任にあれこれ意見したり、手伝っているかどうかあたりから当てはまるものがあるかどうかです。)
・仕事の転職を繰り返している人
✓自分が何をやりたいかわからない
✓職場の人間関係の問題を抱えやすい
✓プライド・能力以上の仕事をしようとする/もしくは自分の能力を過小評価して、あまりに簡単な仕事をしようとすることからのストレスや悩み
・自己肯定感の低い人
✓自分嫌い
✓自分に厳しい
✓自分を受け入れない
✓自分が十分ではないと思っている
✓嫉妬心が強い
✓自分に自信がない
✓極端に自己卑下する
✓見栄をはる
などなど
まだまだありますが、主に境界線がうまくいっていない例を取り上げてみました。
参考にしてみてください。以下、境界線に関するその他の記事です。
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【本の紹介】バウンダリーズ境界線ー地引網出版
また、境界線問題に取り組みたい方はこちらからご連絡ください。
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