【友人関係の境界線】いつも自分の家に長居する友人に心身疲弊!?

境界線の持ち方

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私は友人を自分の家によく招いています。

けれども、その友人から招かれたことはなく、しょっちゅう、私が自分の家に招くということばっかりです。そして、挙句の果てにはかなり長居されて、なかなか帰ってくれなくて、その結果、夫の食事の準備も遅れたり、困ってしまいます。けれども、ご主人を亡くされた友人で、一人暮らしの友人が、寂しいとかそんな発言をされると、つい長居させてしまうんです。

私自身心身疲弊して、もうその友人たちと関係を持つことをやめました。それにしても、友人はなんで一度も招いてくれなかったのと納得できません。Kさん

お便りありがとうございます。

まず最初に、

寂しいとかそんな発言をされると、つい長居させてしまうんです。

についてですが、

寂しい!?!?

誰だって、寂しいもの持ってます。

喪失経験がある人、沢山いますし、別に家族がいたって、色々大変なことあったりするんです。夫の食事が遅れてしまって、Kさんの夫の寂しさだってあるかもしれません。

あなただけが寂しいわけじゃないんですよ!!!!

って、声を大にして、その友人には言わないですけれど、でもそういうことなんです。

他人の感情の「処理」は、私たちの仕事ではありません。

Kさんは、友人の寂しさを癒すために存在しているわけじゃないんですね。Kさんだって、夫の食事の準備とか、家のこととか、やることいっぱいあるんです。

人の感情の処理は、境界線の侵入です。

他人の課題は他人の課題です。

隣の家は、シングルマザーと3歳の子供の母子家庭の家で、母親が急にいなくなっちゃって、小さな子供がお腹を空かせて、家で一人残されている・・・とか、そんな例外的な緊急度のあるケースのような、大きな話じゃないんです。

友人とのお茶付き合い、おしゃべりタイムです。つまり、レジャーなんですね。

プラスαのお付き合いです。

「自分が楽しくないなーしんどいー」

って思うものを、わざわざやる必要は全くありませんよ。

友人の長居はKさんのキャパを超えているんです。1時間、2時間なら楽しく話せたのに、家族の夕飯時間まで侵入し始めると、話が変わります。

負担になったんです。そして、Kさんがそう感じるのはとても自然です。なぜなら、Kさんには、Kさんの生活がありますから。

友人の長居は困るけれど、それでも、「この友人と話しているのは楽しい!!」と思って、自分の家でもいいから、関係を続けたい、話したいのなら、具体的に「今日は14時までなら大丈夫よ。」とか、「夫が帰ってくる16時までね。」とか。

あらかじめ、時間をしっかりとコミュニケーションするのも一つの方法です。

ちゃんと時間を区切るということ。これも境界線を守ることです。ちなみに、Kさんの家ですから、堂々とKさんが決めていいですからね。

相手に、悪いんじゃないかとか、もっと、相手は長くいたいんじゃないかとか、何度も言いますが、

人の感情の「処理」は、私たちの仕事ではありません。

それは相手の問題です。

喫茶店は閉店時間が決まっています。誰が決めるでしょうか?喫茶店のオーナーです。21時閉店と言ったら、お客さんは21時には出ないといけないんです。

なぜか?

喫茶店はお客さんのものじゃないからです。

堂々と、

ラストオーダーです!!

と言われます。

Kさんの家のオーナーはKさんです。時間を決めるのも、Kさんですよ。

境界線を守るってそういうことです。

なぜ、あなたの家の滞在時間を相手が決めているんでしょう。

「あなたがいつまでも居ていいよー」なら、勿論友人は居ていいけれど、夫が帰ってくるわ、他にやることがあるなら、

閉店ですー!

と同じです。「何時までなら大丈夫です。」をちゃんとコミュニケーションするんですね。友人はKさんの許可なしに、Kさんの家の滞在時間を決められませんからね。

不法侵入ですよ。もし、相手が出ていかないなら。

なので、ここで重要なのは、

何でもかんでも友人に合わせすぎるのは、もうやめましょう!

ということです。

Kさんの想い、Kさんの意見、Kさんの提案、これがあるなら、ちゃんと言うということです。

自分の境界線を守るってこういうことです。ちゃんととるべきコミュニケーションはとるんです。

今回は、結果的にKさんは、友人と関係まで切っちゃって、そして、納得できない、心のわだかまりを持ってしまう状態になってしまいました。

なぜか。

それは、境界線がずっと崩壊していたからなんですね。今回のケースは、

相手の境界線に侵入したというよりも、自分自身の境界線を守れなかった

んですね。

自己軽視のし過ぎだったんです。

その結果、Kさんの身体と心が悲鳴を上げて、「もう無理!!!」ってなったんですね。

Kさんは友人の家にも招かれたかったし、行きたかったんですよね。もしかしたら、ちゃんと友人に提案したにも関わらず、友人は、招いてくれなかったかもしれません。そこで、もし「フェアじゃない!」とか思ったり、「何だか自分の家ばっかりは嫌だな!」と思ったなら、

自分の気持ち大切にして、自分の家に招くのもちゃんとお断りする選択肢

もあったんです。

でも、出来なかった。それは、境界線がうまく機能していなかったからです。

つまり、

他人に合わせすぎです。

Kさんのやりたい、Kさんの希望、KさんがKさん自身を大切にすること、これらをみんなスルー、そして軽視してきているからです。

結果、疲れて当然ですよ。

今回は、むしろ断ち切れて良かったくらいに考えることもできます。ずっと関わっていて、我慢していたら、Kさん自身が壊れちゃいますから。

ちなみに、最後の文章にある、

それにしても、友人はなんで一度も招いてくれなかったのと納得できません。

については、

あなたの家の居心地がよく、友人は自分の家より、あなたの家を選び、いつもあなたの家に行くことを、あなたがOKしてくれたから。

です。

そんな難しい話ではありません。KさんがOKしてきたんですね。友人は、空気読んでくれません。他人は他人でしたいことをしているだけです。

Kさんが、「どうぞ~」と玄関のドアを開けてくれたから、入れた、居座れた、それだけです。

なので、

境界線をもっと大切にしましょう。

自分の境界線ちゃんと守りましょう!Noと言っていいんです。

無理です。ここまでです。この時間までです!!!

と、ちゃんと言っていいんです。そして、KさんがKさんであることをリスペクトしない友人なら、もう潔くバイバイしましょう。

応援しています。

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