息子から距離を置きたいと言われた~考え過ぎてイライラにどう向き合えば?

今回は、頂いたメッセージに回答します。
幼いころから、父親に我が強いと常に言われてきました。我儘とも言われ続けて来ました。意見を言うと、口答えするなと言われて来ました。
過去は変えられませんが、現在は考え過ぎて常に悩みイライラしています。
悲しみも、あります。
息子からも、距離を置きたいと言われ何故そんなに酷い事を私に言うの?と怒りが湧き悲しくて仕方ないです。
私にも完璧主義が当てはまりますか?
現在、考え過ぎて、常に悩みイライラしてしまうとのこと。
考え過ぎとありますが、「何を考えているのか」を一度整理してみるといいですよ。
考え過ぎているときというのは、
実は頭の中で同じことをぐるぐる考えている(堂々巡りしている)ことが多いんです。
「自分は何を考えている?」
「この考えを深めて、どこにたどり着こうとしている?」
こういったことを、頭の中に留めるのではなく、
一度ノートに書き出して外に出してみる。 ...
自分を整えるってどういうこと? 境界線と“自分との関係”の整え方

今回は、頂いたメッセージに回答します。
自分との関係を優しく整えると言う事が、なかなか分かりません
上手く行かない事が起こると、自分が情けなくなり責めてしまいます
境界線の引き方も、まだあいまいです
自分との関係を整えるを一言で言うと、
「自分が一番の(自分にとっての)味方になる」ということ。
気づいたら、自分を責めたり、自分に対して心無い言葉を語っていませんか?
できていること、頑張っていること、素晴らしいことも沢山あるのに、
ダメと思うところだけ強烈なスポットライトを当てていませんか?
自分との関係を整えるとは、
まさに自分が自分に語っている言葉、自分が自分をどう見ているのか、
これらを整えていくということです。
他人から言われた何気ない「ひどい」言葉を信じて、
それを何10年も自分に語ったり、
肉親から言われた「心無い」言葉や態度に深く傷ついて、
自分を軽視する癖をつけてしまったり。
こういう歪んだ自分への見方を整えていくと ...
心配性の人に振り回されないために ― 「助けたい」と「巻き込まれる」の境界線

今回は、身近にいる心配性の人ととのかかわり方について、
取り上げたいと思います。
ことあるたびに、ネガティブに考えたり、
「大丈夫?」と常に不安を口にする。
特に、自分自身が前を向いている時に、
変に足が引っ張られる気がして、
気分が重くなってしまうときもありますよね。
特に心配性の人が親の場合は、
愛情があるから心配しているんだよって、
人は言うかもしれませんが、
身近な人ほど、影響を受けてしまいますよね。
今回は、心配性の人とどう距離を取り、
どんな姿勢で関わればいいのかを書いていきたいと思います。
心配性の人は、「何か起きたらどうしよう」と、
常に未来に、そして良くない面に意識が向いています。
そして、その不安を少しでも軽くしようとして、
周囲に確認したり、助けを求めたりします。
例えば、「病気になって手術 ...
憎くて仕方なかった人ー気持ちの変化は、境界線が引けたということ?

今回は、頂いたメッセージに回答します。
事実ではない事をいろいろな人に広めている人がいます。それを、私の耳に入れてきた近所の友達。それ以来、私の中で何かが変わり始めました。圧の強い人で、以前からキツイ事も度々言われていましたが我慢しておりました。嫌な人から憎い人になっていた矢先に、彼女の旦那さんが亡くなりました。心のどこかに、ざまあみろと言う黒い感情が湧き上がり自分でも驚きながら清々とした気持ちもあります。
これから、こんな気持ちのまま以前の様な付き合い方は出来ないと思います。以前なら、彼女に気を使い、真っ先にお悔みのLINEを送っていたと思いますがこの度はその様な気持ちにもなれない自分に驚いています。
憎くて仕方なかった人ですが、この度の事でどうでも良い人になった様に感じます。これは、彼女との間に境界線が引けたと言う事ですか?
近所の友人に、あることないことを耳に入れられ、
相手に対して憎しみを抱いていたんですね。
「憎い人」という表現は、ものすごく強い感情です。
まず、他人に対して「憎しみ」を抱くというのは、 ...
「境界線を持つ=冷たい」って本当? 人を大切にするための“距離”の話

今回は、人間関係における「境界線」に
どこか抵抗や違和感を感じている人に向けて書いていきます。
まず最初に断言したいのは、
人間関係をうまく保てている人は、
「境界線」が健全に機能しているということ。
なので、境界線=関係性を封印!?
みたいなのは大きな誤解です。
境界線とは、びしっと線を引いて壁をつくるような、
冷たい距離のことではないんです。
境界線とは、シンプルに、
「私は私。あなたはあなた。」
という、人は一人ひとり違う存在であるという
当たり前の事実を尊重すること、他なりません。
人間関係のトラブルでよく出てくる言葉の一つが、「傷ついた」の感情。
でもこの感情の奥には、こんな前提があります。
「本来あなたは、○○のような態度・発言・行動をするべきではないのに、
その私に対して、そんなことをした。」
...
真面目に向き合うほど消耗する…不平・不満・ネガティブが多い人との関わり方

家族、同僚、友人――
身近な人の中に、不平・不満・ネガティブが多い人はいませんか?
今回は、そんな相手に真面目に向き合いすぎて疲れてしまわないように、
境界線という視点から取り上げます。
身近にそういう人がひとりいるだけで、空気は簡単にどんよりするもの。
なぜかというと、
誰もが「平和で落ち着いた環境でいたい」と根源的には願っているのに、
その空気が一人のネガティブ発言によってあっという間に壊されてしまうからです。
人は周りの影響を受けやすい生き物。
落ち込んでいても、ポジティブな人に囲まれていれば、
「また立ち上がろう」と思えることもあります。
けれど、ネガティブな圧力に飲み込まれると、
よほどメンタルが強くなければ同化してしまうんです。
ここでは「境界線」という視点から、
不平・不満・ネガティブ ...
「親の介護は子どもの義務?」― 親子関係に適切な境界線を引く

今回は「親の介護と境界線」について取り上げたいと思います。
まず最初にお伝えしたいこと。それは、
子どもには、親を介護する義務はないということです。
より正確に言えば、「義務感から介護を始めないでほしい」
ということを伝えたいです。
その理由を3つの視点からお話しします。
➀ 介護はプロの世界介護は専門職の領域です。
病気になったら医者にかかるように、
介護が必要になったら専門機関や福祉サービスを頼る。
これが健全な境界線です。
親に悪性腫瘍が見つかったからといって、
子どもが責任を感じて自分で手術をするなんてありえませんよね。
同じように、介護が必要になったからといっ ...
自分でなんとかしようとしていませんか?境界線を引くという選択

「助けてください」と言うことに、どこか抵抗を感じてしまう
——そんな経験はありませんか?
今回は、「助けを求めること」と「境界線」の関係について取り上げたいと思います。
まず、ここで言う「助けを求める」とは、
単に人に対して「助けて」と言うことだけではありません。
人生をよりよく生きるために、
必要なサポート、知恵、ツール、技術を主体的に受け入れていくこと全体を指しています。
助けを求めることに、ネガティブなイメージを持っている方がいます。
でも、助けを求めることは、決して弱さや甘えではありません。
むしろ、人の力を借りて、人生を前進させていく行為なのです。
助けを求められないのは「境界線」の問題「助けを求められない」という状態の背景には、
大きく2つの境界線の問題があります。
① 自分の限界がわからない(現実が見えていない)
これは、自分がどこまでできて、
どこからはできないのかという“境界”を把握できていない状態です。
② ...
他人に振り回される人生をやめる:自分の境界線を知って心が楽になる方法

✔︎ 相手の問題を本当に把握しているのか?
✔︎ 自分の課題は何か?
✔︎ 自分に見えていないことがあるとしたら、それは何か?
✔︎ 気づいていても、なぜ実行できないのか?
✔︎ 何を恐れているのか?
✔︎ 何に満たされていないのか?
✔︎ 何にイライラしていて、何が不満なのか?
✔︎ 結局のところ、自分はどうしたいのか?
✔︎ どこまで理解していて、何が分かっていないのか?
理解していることに対して、自分に何ができるのか?
苦しみ、絶望、悩みで心がいっぱいになると、人は混乱状態に陥ります。
鏡に映る自分の姿は一見冷静でも、内面は荒れ狂う嵐のよう。
そんなときは、「変えよう」とせず、現状を把握することが第一歩です。
変化を求める必要はありませんもがいて何と ...
過去を受け入れるとラクになる。他人の目に振り回されない境界線の持ち方

私たちは、ときどき過去の自分を隠したくなります。
「あんな失敗、誰にも知られたくない」
「こんな自分、見られたらどう思われるんだろう?」
そんな気持ちがあるのは自然なこと。
でも、それを隠すために気を張っていると、心がどんどん疲れていきます。
その労力は、本来の自分ではなく「他人の目」に向けて使っているから。
そして、誰かの目を気にして“見られたくない自分”を隠す努力って、
実は自分に優しくないんです。
そもそも、「他人がどう思うか」は完全に他人の領域。
そこに踏み込みすぎると、心がすり減ってしまいます。
境界線を持つことは、「人と距離を置くこと」ではありません。
それは、自分の心の体力を守るためのもの。
たとえば、こんなふうに問いかけてみてください。
「これは相手の問題。私は私をどう扱いたい?」
そうやって、自分の内側に意識を戻していくことで、
少しずつ“他人軸”から“自分軸” ...