自分の「したい」を所有する
人間関係の境界線の問題を抱えていると、
本当はしたくないのに、〇〇のために、こうしたほうがいいかな・・・
的な考えがよく出てきます。
これって、自分の「したい」って感情をしっかり所有できていないこと。
自分が本当は何をしたいのかがわからなくなってきている。
他人との境界線が曖昧なせいで。
そういう人に限って、
「あの人さえ、こうしてくれれば、問題にならないのに。」って人に文句をつけたり、
心の中で、他人のせいにしたりするのだけれど、
実は、問題は、「自分が何をしたいのか」「したくないのか」を、
自分がはっきりわかっていないこと。
だから、他人の行動に振り回される。
休日のプラン一つすらも、
「何がしたいのか」わからない。
だから、なんとなく、家族の意向に沿って、
同意したのに、一度ことが起こると、一気に大きな喧嘩に発展したりする。
「本当はそんなことしたくなかった」っていう自分が見えてないから。
自分が何をしたいのか、はっきり持っていないと、
びっくりするくらい簡単に他人に流される。
この世の中、言ったもん勝ちみたいなところは沢山ある。
心の中にぐちゃぐちゃに思いを抱えていても、
自分が何を言えばいいのかもわからない。
悩んだ末に言った発言は、相手に怒りの火花を与えるかも。
何を言うべきか、言わないべきか、
どこを賛成すべきか、反対するべきか、
自分の思いすら把握できなくなっている。
これらは境界線の問題。
だから、こういう時は、他人の為す行動にあれこれケチをつけるのではなくて、
まずは自分が何をしたいのかにしっかり向き合わないと。
自分の中で、「私はこうしたい。」って結論を出さないと。
そして、自分がしたいことの責任は自分でとらないと。
自分の感情をちゃんと所有する。
ちゃんと境界線を持つ。
心でどう思い、何をするのかは、どこまでも自由なんだから。
境界線を持つことは、その自由の領域を守ること。
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