自分の思いを口に出す
自分の「したい」を所有できていない人は、
自分の感情を表現するのが苦手。
自分の正直な感情を表現しないから、
問題がいつまで経っても、解消されない。
もし、家族の中で、職場の中で、コミュニティの中で、
すべての本音を表現したら、
人間関係がぐちゃぐちゃになってしまうと恐れてしまう。
本当は、正直になれないからこそ、いつまで経っても、
うわべだけの関係しか構築できず、信頼関係が深まらない。
でも、傷つくのを恐れて、思いを口にできない。
自分の気持ちをうまく表現できない人は、その思いを別の形に変えて、他人にぶつけたり、
もしくは、自分の心の中に溜め込み続ける。
どちらも不健康。
関係が壊れてしまうのは、前者。鬱になってふさぎこんでしまうのは後者。
「あの人にはこういう問題がある。」
「あの人はこうやって私を傷つける。」
主語を自分にしないで、他人のことをどうこう言っている間は、
自分の気持ちを所有しなくて済む。
ここまでが自分の気持ち・・・と自分の感情に対して、
境界線を持たず、自分の気持ちを抑え込む。
そうすると、
泣いていいことを泣きません。
怒っていいことを怒りません。
喜んでいいことを喜びません。
悔しがっていいことを悔しがりません。
・・・
自分の気持ちには蓋をするから、次第に苦しくなってきます。
そして、苦しくなったら、なんとか息をしようと、
悪口を言います。
無視をします。
噂話をします。
相手を責めます。
自己憐憫に陥ります。
すると、もっともっと嫌な気持ちになってきます。
自分の気持ちをしっかりと所有することは、
私は傷ついている。
私は悲しんでいる。
私は怒っている。
としっかり自分自身が感じてあげること。
言葉に出すこと。
相手を批判する前に、
私は傷ついた。
私は辛かった。
私は見捨てられた気持ちになった。
私は悲しかった。
と口に出すこと。
自分の気持ちをよそに、相手の批判をしない。
自分の思いをちゃんと所有して、
その思いと向き合っていく。
今までの関係に変化をもたらすためには、
恐れていることをやってみる。
自分の感情と向き合って、思いを口に出していく。
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