【まとめ】人の目が気になるあなたへ ― 自分を知り、自分らしく生きる方法
「人にどう思われるか」が気になって、自分の行動を決められない。
そうした癖がついてしまっている人は少なくありません。
でも、そもそも――
「人にどう思われたいのか?」を、
じっくり考えてみたことはありますか?
人からどう見られたいか。
それは一見、他人の目を気にしているようでいて、実は自分の理想のセルフイメージが隠れていることもあります。
だから、「気にしてる自分はダメだ」なんて責める必要はありません。
人を通して、自分が見えることは多いのです。
大切なのは、その思いをきちんと言葉にして、自分の内側を整理していくことです。
目次
気にしてほしいのは「人の目」ではなく「自分の資質」
たとえば、「ケチと思われたくない」という気持ちが湧いたとします。
このときに大切なのは、自分が本当にケチなのかを見直してみること。
よくよく見てみたら、それは「無駄なお金は使わず、大切なところにしっかり使う」という、優れた投資感覚だったりします。
それなのに、自分を知ろうとせずに、
「私はケチと思われたくない。もっと寛容にならないと」と無理に方向転換しようとすると、心のどこかで納得できず、ずっとモヤモヤが残ったまま。
だからこそ、自分を否定せずに、丁寧に整理することが大切です。
それが本当に手放すべき価値観なのか、それとも守るべき資質なのか――。
そこを見極めることが、自己を知るということなんです。
「どう見られたいか」より、「どう生きたいか」
人の反応ばかり気にしていると、心は常に自己防衛モードになります。
たとえば、家にセキュリティカメラがあって、常に家族に見られているとしたら・・・。本当は家で大声で歌って踊りたくても、ちょっと躊躇してしまいますよね。
でも、本来はそのカメラ、本当はない。
本当は、気にしなくていいもの。
堂々と歌い、踊っていい。
問題は、カメラがあると信じてしまう自分の意識のほう。
自分の「やりたい」を我慢し続けていると、
そのうち本当に自分が何をしたいかすら分からなくなってしまいます。
たとえば、もともとは歌って踊りたかったのに、
ずっと読書してる自分でいなきゃと思って過ごしていると、
「私は本を読むのが好きなんだ」と、自分で思い込むようになってしまいます。
私自身、学生時代は世界フォーラムの代表として、派遣されたり、有名ブランドの外資系企業に勤めたりして、周囲から「すごいね!」と言われてきました。
あるとき気づいたんです。
それらは全部、カメラに向けたポーズだったんだと。
人からの評価や、社会的に「良い」とされる生き方に乗っていると、
なんとなく安心感はあるけれど、内側からの情熱は湧いてこない。
そのことに気づいてから、私は自分を知る・認めることに本気で向き合うようになったんです。
自分迷子になっているかも?自分を知り、受け入れて、心軽く生きるには?
「気にしない」よりも、「まず認める」ことから
よく、「人の目なんて気にするな」と言われます。
けれど、それができたら最初から苦労しません。
「気にしちゃダメ」と自分を縛るのではなく、
まずは、「私は人の目をすごく気にしてたんだな」と、正直に認めることから始めるのが大切です。
そこにはちょっとした静かな失望があるかもしれません。
でも、それを認めることが、これからの人生を変える大きな分岐点になります。
今、この記事を読んでいるあなたにも、
人の目ではなく、「これが私なんです」と言える人生を生きてほしい。
そのために、どうか焦らず、丁寧に、自分を知る時間を取ってください。
そうすると眠っていた「やりたい」が、必ず目を覚ましてくれます。
【関連記事】
なぜ人は本当の自分を見ようとしないのか ― 自己理解が深まる人間関係の活かし方
【生きづらさを見直すために】自分が大切にしてきた価値観を明確にして認めるとは
悩みや問題と向き合う時に考えたい質問:「これからどうしていきたいのか」
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません