切り捨てる!?境界線についてマイナスイメージがなかなか消えない人へ
私は、こころの栄養で「境界線を持とう」と伝えています。ただ、境界線っていう言葉は、やっぱり誤解されやすいです。
境界線を持つ=縁を切るようなイメージを持たれやすいですね。
はいはい、関係を断ち切ればいいんでしょう。心を鬼にすればいいんでしょう。と考えている人もいます。
境界線を持つと、冷たい人間になるとか、人間関係が希薄になるとか勘違いしている人もいます。
今回は、境界線に対して、マイナスイメージを持っている人に向けて、境界線ってそもそも何のために持つの?っていう話を取り上げます。
目次
境界線って何のために持つの?
最初に結論からです。境界線は何のために持つのかと言ったら、一言で、
人間関係のごちゃごちゃで、頭を悩ませているのをやめるため
です。
これだけです。
境界線を持つことで、親しい友人ができました!とか、仕事がストレスフリーになりました!とか、夫婦関係がよくなって、喧嘩がなくなりました!とか、子供の問題が解消しました!とか。
そういうことは、境界線をもって生活した結果としておきます。
つまり、人間関係のごちゃごちゃで、頭を悩まるのをためた結果、そういう付属品がやってきたということですね。
頭がすっきりして、落ち着いた状態で生きられるようになった結果、色々な良いことがついてきます。
結果は様々です。日常生活全般が、めちゃくちゃスムーズになっていくと思います。
境界線を適用できる場面はどんどん拡大して、人生がどんどんシンプルになっていきます。
ただ、境界線を持つ目的は一つ。
人間関係のごちゃごちゃで、頭を悩ませているのをやめるため
これだけです。
境界線を持つことで、悩むことがなくなる
私自身は、もともとものすごく悩みが多い人間でした。そして、いつも何かを考えていました。悩むって何かと言うと、
頭の中でごちゃごちゃ考えて、何もしないこと
をここでは指しています。
常に頭が重い状態でした。
どうでもいいことを何度も考えたりしていました。また、他人と自分の境界線をうまくひけなかったので、必要以上に他人に気を遣ったり、その結果、自分が疲労困憊することもありました。
重い頭で、更に考え事をするので、益々重くなりました。
パソコンって、データ処理量が多いと熱くなり、遅くなることがありますよね。まさにそんな感じです。めちゃくちゃ熱くなって、必死になっているパソコンが、更に重いことを考えるんです。
そんな自分にほとほと疲れて、原因探しを始めたら、境界線がかなり崩壊していたことがわかりました。
それから境界線に取り組むようになって、今は人間関係で悩むことがほとんど皆無の状況までになりました。
他人がどう思うかとか、他人がどう行動するかとか、自分が全くコントロールできないことを、潔くどんどん手放すので、悩みようがないんですね。コントロールできないことに首を突っ込まないので、そもそも悩むネタがないということです。
そして、自分についても悩むことがなくなりました。
悩む代わりに、どうしていくのか?何ができるのか?何をやめるのか?と決断し、状況を整理し、行動し、実践するように変わりました。
境界線を持つことは、他人は他人と切り捨てるので省エネ?!
境界線を持つことは、シンプルに他人を他人として切り捨てることです。そして自分が自分になることです。
ただ、この言葉が非常に誤解を受けやすいです。一匹狼になるとか、自分のことしか考えないとか、優しくない人とか、自己中心的とか、そういう誤解を抱きやすいんです。
切り捨てるという言葉が、あまりいいイメージではないですもんね。切り捨てるとは、もう少し丁寧に書くと、
あなたの頭の中で、どれだけ考えても、何もできない内容であることは、頭から外に出しましょう
ということです。
たとえば、他人が自分のことをどう思うか?これは、他人が自由に考えられます。
○○のように思われたい!とあなたが思って、そのように行動することもできます。でも、〇〇のように思うかどうかは、他人の自由ですので、結果は手放します。
他人にこうなってほしい!と思うとします。親から子供への期待などもそうですね。
期待するのは自分の自由なので思っていいわけですし、出来る協力を積極的にしていいわけです。(もちろん、相手が受け入れるならば。)でも、他人は、その期待を無視したいと思ったとします。これは他人の自由なので、結果は手放します。
そうやって、常に他人の領域には入らない、自分の持ち場はしっかり守り、やれることはちゃんとやるということです。
境界線を持つことは、他人のことに深入りしなくなるので、無関心になるとか、自分勝手になるとか勘違いしがちですが、これは全然違います。
境界線を持つとは、むしろ、
他人に対して、(決められた範囲・責任の範囲内で)自分ができることを精いっぱいやり、自分に対して、(今日1日更に良いバージョンの自分になっていくために、)自分ができることを精いっぱいやるという、
省エネどころか、むしろとても充実した、前向きな生き方です。
これでも、まだ境界線に対してマイナスのイメージが払拭できない場合、こんな例はどうなの?という具体的な例を添えて、メッセージで送って下さい。ブログで取り上げて、回答します。
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