【捨てたいのに捨てられない!?】片づけが進まない気持ちの正体とは?
今回は、ものを捨てたい!のに捨てられない思いについて取り上げます。
具体的には、漠然と「何となくものを減らしたいな!」ではなくて、
特定の対象物に対して、既にはっきりと、
「捨てたい!」という感情があるにもかかわらず、手放せないもの
についてです。
私は2015年から本格的に片付けを始めました。
ここでいう片付けとは、日常の整理整頓というよりも
ものを減らすなり、捨てるなりの片づけです。
ものを捨てる片付けは、空間が生まれ、心がすっきりする片付けですが、
手放す?手放さない?といった決断が必要な片付けでもあるんですね。
やっている途中で、むしろ部屋が一時的にかなり散らかったり、
決断疲れして、何だか余計にごちゃごちゃしてきたりすることもあります。
心軽く、さくさくと使わないものをどうするのかという決断が早くなると、
どんどん片付けが進みます。
そして、片付けが進むと、理想の住環境に近づくのでとても気持ちがいいものです。
ということで、捨てられない思いの正体にスポットライトを当てていきます。
***
例は高価なヒールの革靴にしましょう。
高価なヒールの革靴があるけれども、
現状は「使わない」、つまり「履かない」というものです。
シンプルに考えるなら、そのまま手放して問題ないわけですね。
けれども、
手放せない。
捨てたいのに捨てられない。
この心理があるわけです。
この心理の裏を考えるに当たり、一旦「捨てる」という言葉を無視してみてください。
捨てるという言葉を使わずに、
履きもしない、もしくは履きたくもないのに、キープしようとしている自分はいったい何なんだ!?
と少し考えてみるんです。
履きたくもないのに、キープしようとするのは不自然です。
実は心の中で起きていることは、
履きたくないけれど、履けない(もしくは履きたくない)自分と認めるのが嫌だ
という思いです。
本音は、履きたくないんですね。
ここ、すごく大切なポイントです。
本音は、現状です。
なぜなら、現状履いていなくて、使わないわけですから。
けれど、捨てられない。
履けない自分・履きたくない自分と認めるのが嫌なんですね。
なぜ、履けない自分・履きたくない自分が嫌なのか?ということです。
人それぞれ本当に様々な理由が心の中にあると思います。
たとえば自分の中にジャッジや思い込み、固定観念があって、
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履きこなせないことは、
◇ダサいんじゃないか
◇かっこ悪いんじゃないか
◇スタイルが悪いんじゃないか
◇プロフェッショナルじゃないんじゃないか
などなどが自分の味方にならない思いがあったりするんですね。
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このような思いは意識していないものがほとんどだと思います。
「捨てたいのに捨てられない?」を
ちょっと真面目に考えてみると、こういう心の奥底にある思いが見えてきます。
こうして出てきたジャッジや思い込み、固定観念こそ、
まさに全部心重くするだけのガラクタということなんです。
さて、本当はどうしたいのでしょう?
人それぞれ様々な理由が心の中にあると思います。
本当は、もっと自分の足に合った履きやすい靴がいい!という思いがあるかもしれません。
そこには、
✓自由や自分らしさ
✓人の目を気にしない
✓無理して(背伸びして)生きない
✓自分の好きな靴にもっと堂々と「これが私!」ってなりたい
などなど色々な思いが出てくると思います。
たかが数分ですが、本当はどうしたいの?
に丁寧に向き合うと、ちゃんと自分が望んでいることが明確になってくるんですね。
再整理してみます。
現実:履きたくもない靴を何年も持っている
理由:捨てられないから。あっても、履かない
理由の裏:自分を苦しめる考えが支配している
本音:捨てたい
本音の先:もっともっとなりたい自分になれる・自分らしさが加速する・自分をもっと大切にできる
こんな感じです。
ここまでくると、間違いなく捨てられますよ。
もう自分の心が、「捨てるでしょ!」ってなるからです。
捨てないことで、なりたい自分になるのを先延ばししていたんだ!
って気づけて、何だかばかばかしくなって、逆に捨てたくなるんです。
ものを捨てたい!のに捨てられない思い
から、
むしろ捨てたい!
という勢いのついた気持ちになると、すごい躍進です。
自分を大切にするとは、まさに自分の気持ちに本音に向き合うということ。
答えは既に自分の心の中にあります。
少しだけ時間をかけて、丁寧に読み取ってあげてみて下さい。
片付け、どんどん加速していきますよ。
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