なぜ人は本当の自分を見ようとしないのか ― 自己理解が深まる人間関係の活かし方
「自分のことをもっと知りたい」 そう思う人は多いです。
でも実は、心の奥では「本当は知りたくない」と思っていることもあります。
なぜなら、自分を知るということは、見たくない部分や、できれば気づかずにいたい感情にも向き合うことになるから。
自分の短所や未熟さ、過去の選択や後悔―― そういったものを正面から見つめるのは、勇気がいることです。
今回は、人間関係を活かしながら、自分を知ることについて、取り上げます。
自分を知ることは、変わるきっかけになる「自分を知る」ことは、変化の入り口。
自分がどんなときに傷つき、どんな反応をしやすいかを知ることで、同じことで繰り返しつまずくのを防ぐことができるんです。
なかなか変われない人には共通点があります。
それは、「いつも自分を正当化してしまうこと」。
誰かに何かを言われると、素直に聞く前にすぐ言い返してしまう。
人からのフィードバックを、「攻撃」として跳ね返してしまう。
それは、本当は「自分の見えない部分を見るのが怖い」から。 ...
【まとめ】人の目が気になるあなたへ ― 自分を知り、自分らしく生きる方法
「人にどう思われるか」が気になって、自分の行動を決められない。
そうした癖がついてしまっている人は少なくありません。
でも、そもそも――
「人にどう思われたいのか?」を、
じっくり考えてみたことはありますか?
人からどう見られたいか。
それは一見、他人の目を気にしているようでいて、実は自分の理想のセルフイメージが隠れていることもあります。
だから、「気にしてる自分はダメだ」なんて責める必要はありません。
人を通して、自分が見えることは多いのです。
大切なのは、その思いをきちんと言葉にして、自分の内側を整理していくことです。
たとえば、「ケチと思われたくない」という気持ちが湧いたとします。
このときに大切なのは、自分が本当にケチなのかを見直してみること。
よくよく見てみたら、それは「無駄なお金は使わず、大切なところにしっかり使う」という、優れた投資感覚だったりします。
それなのに、自分を知ろうとせずに、 ...
「前に進めない」と感じるあなたへ──まず手放すべき2つの思考
こんにちは。
今回は、目標も夢もあるのに
「なぜか同じところをぐるぐるしている」と感じる方に向けて書きます。
毎日一生懸命頑張っているのに、思考は堂々巡り。
去年と同じ場所に立っているような気がする。
目に見える変化がない。前に進んでいない――
そんな風に感じていませんか?
そんなあなたに、まずお伝えしたいことが2つあります。
1. 「答え探し」をやめる「どこかに自分の問題を解決してくれる“完璧な答え”があるはず」
そう思って、ずっと答えを探し続けていませんか?
この“答え探し”は、多くの場合、完璧主義から来ています。 ...
【人間関係の苦しさ】『他人に変わってほしい』という本音との向き合い方
こんにちは。
今回は、人間関係の悩みの正体のひとつを、取り上げたいと思います。
その正体とは──
「他人に変わってもらいたい」という気持ちが私たちの中にあることです。
「私、人に変わってほしいって思ってたんだなぁ」と気づくこと。
実はこれ、自分だけじゃなくて、誰もが持っている感情なんですよね。
たとえば、あるグループに参加したとします。
そのグループのリーダーの言動が、ちょっと気に入らない。
「もっとこういうリーダーだったらいいのに」って思った瞬間、
もうそれは「他人に変わってほしい」という気持ちが生まれている証拠です。
でも、実はそのリーダーもリーダーで、
「この参加者たちがこうしてくれたら、もっとやりやすいのに」って思ってたりします。
そう、みんながみんな、他人に変わってほしいと思ってる。
それが人間関係のリアルなんです。
この事実を受け入れるだけで、人との関わりがすごくラクになっていきます ...
【思っていることを言わない!?】あなたの意見はとっても重要だから
こんにちは。
今回は、
【思っていることを言わない】
ということについて取り上げます。
思っていることを言わないっていうのは、
ある人の意見に対して、本当は反対だと思っているのに反対だと言わない。
もしくは賛成だと思ってるのに、賛成だと言わない。
行きたくないのに、行きたくないと言わない。
行きたいのに、行きたいと言わない。
このようなことです。
自分自身の意見をしっかり言わないということは、
自分に対する軽蔑につながってしまいます。
もし、自分の意見をちゃんと言わないということをし続けるなら、
自分が自分の意見を言わないたびに、
「あ、私は自分を適当に扱っているんだな。
自分を軽視しているな。
自分を尊敬してないんだな。」
と気づいてみてください。
これは、無意識的に、
【あなたの意見は重要ではありません】
と自分が自分に語っているのと同じなんですね。 ...
【心軽く☆自信のつけ方】他人から認められようとするのをやめること
こんにちは。
今回は【認められようとする】のをやめてみる
ということについて書いていきたいなと思います。
この【認められようとする】気持ちというのは、
一言で承認欲求とか言ったりしますね。
でも、そのような心理用語を使わずに、
【認められようとする】気持ちというふうに表現したいと思います。
この認められたい!という気持ち。
これが強いと、誰に対しても働くんですね。
特定の人にだけ【認められたい】なんて、
そんな器用なことは、ほとんどないわけなんです。
というのも、【認められたい】というのは、
自分に自信がないという証拠なんですね。
なので、自分に自信がないから、
人から認められたり、目立ったりすると、
何か自分の欠けていた部分が埋められたような感覚になるんです。
ちなみにこの感覚、極端な話、
何かストレスがあったときに、
一時的に気分をふわっとさせたくて、 ...
【自己受容】【過去受容】後悔に対する向き合い方②
【自己受容】【過去受容】後悔に対する向き合い方①の続きです。
「どうして、あの時、あんなことを言ってしまったのか。」
→言わなければ良かったという後悔。
「どうして、あの時、あんなことをしてしまったのか。」
→しなければ良かったという後悔。
こういう後悔に対して、どう向き合っていくのかについて取り上げます。
まず、後悔そのものは、自然な感情。
そして、できるなら後悔したくないと思うのもまた自然な感情。
最終的には、後悔という形で振り返ることなく、
毎日を送っていけたらいいですが、
後悔してしまうことがあっても大丈夫。
後悔した時に、まず自分に言うこと。
それは、
「その時、その瞬間は、それがベストだった。」
こう言ってあげて下さい。
もしかしたら、一時的に反応的だったもしれないけれど、
それはそれで、その時、その瞬間、ベストだったんですね。
冷静になって、落ち着いて、一息ついた時に ...
サクサク仕事を進めるために捨てる思考【完璧主義】:背後にある3つのポイント
今回は、もっとサクサク仕事を進めるために捨てる思考、
【完璧主義】について、取り上げます。
このブログの中でも、別の角度から取り上げていますので、
参考にしてみてください。
考えすぎという完璧主義~じっとしているのをやめて、身体を動かす
完璧主義をやめるには?完璧主義のデメリットとやめるメリット
完璧主義の思考を捨てると、サクサク仕事が進みます。
理由は目的を【完璧】ではなくて、
【進めること】にしたからですね。
とはいえ、
なかなか仕事が進まない。
完璧主義が癖になっている。
かもしれません。
今回は、少しでもカチカチになった
「完璧主義」について、
もういいかな…と手放すきっかけになればと嬉しいです。
では、3つのポイントで書いていきます。
1つ目:改善がエンドレス?!まずは、改善がエンドレスになっていること。
なかなか仕事が進まない時にありがちです。
つまり、エンドレスに、
「もっとい ...
【過剰反応しない生き方】自己卑下/自虐をやめて、もっと毎日を楽しんで生きていく
今回は「自己卑下」をテーマに取り上げます。
「どうせ、私はダメなんだから」という考えが習慣になっていませんか?
自己卑下や自虐の思考は、まず結論から言うと、非生産的。
何も生み出さないどころか、あなたの人生に豊かさをもたらさず、
日々をつまらなくさせます。
「私はダメな人間だ」と繰り返すことで、
自己嫌悪や自分への嫌悪感が増し、毎日が息苦しく感じられるようになってしまうんです。
大切なのは、こうした思考は「利益をもたらさない」と認識すること。
「どうせ私が悪いのです。」という思い込み、
これが妄想であることに気づくことが第一歩です。
【心の栄養】「他人によって自分の価値を高めようとする考え方」を手放し心軽く生きる
2. 自己卑下を生む原因とそのクセでは、なぜ私たちはこんな思考に陥ってしまうのでしょうか?
それは、完璧主義や白黒思考、そして被害者意識が原因であることが多いです。
例えば、何か小さな間違いに気づいた ...
アドラー心理学「嫌われる勇気」シリーズ⑥ー認められたい!?承認欲求への対処法
今回は、承認欲求について取り上げます。
前回のシリーズ⤵
アドラー心理学「嫌われる勇気」シリーズ④ー「自分のことが嫌い」の思いとどう向き合う!?
承認欲求というのは、ずばり「認められたい欲求」ですね。
人は多かれ少なかれ、この欲求を持っています。
仕事しているなら、
「いい仕事しているね、助かるよ!」
と言われるとやる気が出てくるかもしれません。
勉強しているなら、
「テストでいい点を取ってすごいね、本当に優秀だね!」
と言われると嬉しくなるかもしれません。
逆に、
「君は本当に仕事ができないな!」
「本当に頭が悪いな!」
などと言われると、気持ちが下がってしまうかもしれません。
人に何を言われようが気にしないで!と言いたいところですが、
とはいえ、褒められて嬉しくなるのも、ダメ出しされて、がっかりするのも、自然な反応です。
「人からどう思われるか」が気になるという思いから解放されるには ...