完璧主義をやめるには?完璧主義のデメリットとやめるメリット
完璧主義をやめるには、完璧主義のデメリットと、完璧主義をやめるメリットを考える必要があります。何かをするときは、それをするメリットと、それをしないデメリットがはっきりしていると、行動に繋がりやすいです。
完璧主義のデメリットデメリット1:白黒思考になりがちになってしまうこと。
完璧主義の傾向が強いと、優れているもの、よいもの以外は全部ダメと捉えてしまいがちです。例えば、毎朝7時前に起きると決めて、7時10分に起きてしまったら、今日は、目標通り起きられなかったと考えてしまいます。7時前なら、7時前以外全部ダメとしてしまうんです。
本当は、毎日7時半に起きていて、7時10分になっただけでもすごい話なのに、こういうのを受け入れず、肯定しないので、目標達成がとても難しいものになってしまいます。
白黒思考になると、白以外は全部黒としてしまうので、物事の選択肢と可能性が狭まってしまいます。実は視点を変えれば、世界はもっと広くて、沢山の色で溢れているのに、全部自分で締め出してしまうんですね。もったいないです。
デメリット2:焦りが多く ...
【他人の失敗を責めるのをやめるメリット】失敗を恐れてはじめられない人がまず最初にやること
他人の失敗を責めない方が良い理由は、
自分の失敗を受け入れやすくなる
からです。
他人の失敗を責めないというのは、境界線が機能しています。
他人の失敗については、「心の中」でも、実際にでも、責めない方がいいです。こう書くと、立場上という言い訳が出てくるかもしれません。親の立場上、上司の立場上、妻の立場上…。こころの栄養では、立場上、他人の失敗を責めていい理由もなしです。立場上、指導することはできるかもしれません。立場上、励まし支えることはできるかもしれません。立場上、協力し、赦すことはできるかもしれません。立場上、改善点を一緒に探すことはできるかもしれません。でも、立場上、他人の失敗を責めていい理由はありません。
こころの栄養を読んで下さっている方は、自分のこころについて真剣に取り組もうとする人だから、実際に他人の失敗を責めるなんてほとんどないと思います。なぜなら、人の気持ちとか、結構、読み取ろうとする人だから。こころの栄養は、心の話です。ほとんどの場合が、自分の「心の中」で、他人の失敗を責めます。他人を裁きます。
【自己欺瞞】上司嫌い、友達嫌いをきっかけに関係性を断っても、人間関係の問題がついてくる理由
自己欺瞞という言葉があります。辞書を調べると、次のように書いてあります。
1、自分で自分の心を騙すこと。
2、自分の信条や良心に背いたことを無意識で行う場合にも、意識しながら強いて行う場合にもいう。
(精選版 国語大辞典)
1について、まず、自分自身を騙すというのは、自分が誤りをした場合、間違った場合に、問題を正当化すること、これは、自分自身を騙すことに繋がります。あの人のせいで…とすることで、自分の問題を騙す、なかったことにする、人の問題にすり替えることができます。騙すというのは、嘘をつくことではありません。騙すというのは、嘘を本当だと思い込ませることです。
2については、まず2種類あるということ。一つが「無意識」の時。つまり、自分の良心などに背いているということすら、気づいていない状態。「なんでこんなに苦しいのかわからない」、「なんでこんなに怒っているのかわからない」という得体のしれない心の葛藤を抱く時は、この「無意識」の分類によく当てはまります。
そして、もう一つが、「意識しながら」の時。これはまさに、 ...
悩みや問題と向き合う時に考えたい質問:「これからどうしていきたいのか」
悩みや問題がある時に、
自分がどれほど大変で、どれほど苦しくて、どれほどしんどいか
について、自由に話せますか?
私は、自分の痛みをあまりオープンに話せるタイプの人ではなかったです。私自身は、自分の心と向き合う中で、少しずつオープンになってきましたが、とにかく自分をガチガチに防衛をしていたタイプでした。
痛みも弱さも何も言えなかった自分が長らくありました。
とても精神的には窮屈だったと思います。
もし、誰か聞いてくれる人がいて、こんなことが痛い、こんなことに苦しんでいるとオープンに話せる機会があるなら、ぜひ、話をしたほうがいいです。
心の内にある感情は、正直に出せるものは出した方がいいからです。
そして、自分の痛みや問題に向き合った後は、次に考えることは、
「これからどうしていきたいのか」
です。
この質問がないと、なかなか先には進めないからです。
同時に、この質問は、そんなに簡単に即答できるものでもないかもしれません。
シン ...
【自己否定・自分嫌い】自分をダメだと思う気持ちの処理の仕方
今回は、「自分はダメだ」と思う気持ちを取り上げます。
自分をダメだと強く思ってしまうのは、本当に苦しいです。
自分は自分にしかなれないのに、その当の自分が自分を受け入れていないのだから。
自分をダメと思う気持ちには、様々なものがあります。
例えば、自分が無価値に感じる、自分が問題の根源のように感じる、自分がいなかったらもっと上手くいくんじゃないかのような気持ちにすらなってしまうなど。
自分はダメだと思うけれど、でもどこか引っかかる。自分が自分を攻撃していることに必死に抵抗する自分がいるなど。
本当に苦しいものです。
自分をダメだと思う時に、反対にダメじゃないと思おう!することが難しい時は、無理やりしなくていいと思います。
むしろ、一旦冷静に、
「ところでなんでダメだと思っているのかな?」
と考えてみてください。
すると、「だって、あれも、これも、ああできないし、こうできないし・・・」
ってダメな理由がすごく沢山出てくると思います。 ...
【想いの箱から】社交的になることで、気持ちが疲れてしまうんです。
今回は、頂いたメッセージに回答します。
はじめまして。こんにちは。
私はプライベートでは、ひとりで過ごすことが多く、そして、それが何より楽なのです。
なのにです。職場や、公の場になると、社交的で、場を盛り上げたりしています。
すごく疲れます。
スイッチが切り替わるのか、無理に切り替えているのか、もはや分かりません。
性分と言えばそれまでなのでしょうが…。
気持ちが疲れてしまい、オフはほとんど何もできません。悩みです。
アドバイスをいただけると幸いです。
よろしくお願いいたします。
(40)
40さん、はじめまして。こんにちは。
プライベートで、お一人で過ごされる時、それが何より楽と思われているのですね。
でも、職場や公の場になると、社交的で、場を盛り上げられる40さんになるんですね。
まず最初に、社交的で場を盛り上げるということは、誰もができることではありません。
そ ...
【人間関係の境界線】「私さえ我慢すれば」の思いを捨てること③
シリーズの最終回です。
「私さえ我慢すれば」の思いを捨てること①・・・「自分になっていくこと」について
「私さえ我慢すれば」の思いを捨てること②・・・「自分の万能性を否定すること」について
「私さえ我慢すれば」の思いを捨てること①の記事で、
人が脱いだもの、
人が食べたもの、
人がやるべき仕事、
本当は、心がついてきていないのに、
「私さえ我慢すれば」でやっていませんか?
本来守るべき、自分自身の境界線を放棄してしまうことは、
相手を無防備に、自分の中に受け入れることを意味します。
これは、愛でも思いやりでもないんですね。
どちらかというと、相手の境界線をも崩すお手伝いをしてしまうようなことなんです。
相手も本当は入ってきちゃいけないはずのあなたの領域に知らず知らずのうちに入りこんじゃうんですね。
ただ、これは別のトピックになりますので、また次の記事で書いていきたいと思います。
と書きました。
今回は、ここで書いた「別 ...
【人間関係の境界線】「私さえ我慢すれば」の思いを捨てること②
前回のテーマの続きです。
「私さえ我慢すれば」の思いを捨てていくことは、自分の限界であったり、自分の境界線をちゃんと守ることにつながりますということを、前回の記事では伝えました。
【人間関係の境界線】「私さえ我慢すれば」の思いを捨てること①
「私さえ我慢すれば」に続く言葉は、やはり、
できる
なんですね。
そして、この「できる」という言葉はとても肯定的で、可能性に溢れているような言葉に見えて、
実は、考え方によっては、危険な香りがする言葉でもあるんです。
というのも、
自分自身の万能性
を認めることになるからです。
自分自身が万能であると認識することは、心にとっては、とても重いです。
なんでかっていうと、万能じゃないからです。
「(人は誰でも)万能にはなれないのに、万能であらなくてはいけない」
と思うことが、とっても重いんですね。
自分さえなんとかすれば、自分さえ努力すれば、
できる
うまく ...
【人間関係の境界線】「私さえ我慢すれば」の思いを捨てること①
「私さえ我慢すれば」という思いを抱えている方へ。
今回は同じテーマで、3つに分けて書いていこうと思います。
まず1回目は、「私さえ我慢すれば」の思いをちゃんと捨てようということです。
この我慢を捨てることで、自分になっていくということについてです。
心重くなる自己犠牲感「私さえ・・・・」「私さえ我慢すれば」の思いは、心をとっても重たくします。なぜなら、私さえ我慢すればの後に続く言葉は大抵、「できる」なんですね。
私さえ我慢すれば、何かができる、何かがうまくいく・・・
んですね。
特に家族に対して。配偶者や子供に対して。
すごく我慢して、犠牲を払っているあなたは、日々心が休まらない日々を送っているかもしれません。
こころの栄養は、境界線という考え方を大切にします。
「私さえ我慢すれば」という考えには、たとえ本当は自分が守らなくてはいけない自分の領域内においてでも、相手に対してオープンになり過ぎているんですね。
相手が土足で、自分のプライベートな部屋の中に入 ...
【心軽く考えるために】手放した方がいい「負けたくない」・「認められたい」・「知っていたい」という3つの気持ち
こころの栄養は、軽く考えます。
今回は、軽く生きるために、ずっと握りしめていると心を重くしがちな3つの考え方を紹介します。
1.「負けたくない」という気持ち
2.「認められたい」という気持ち
3.「知っていたい」という気持ち
では、順番に見ていきましょう。
1.「負けたくない」という気持ち「負けたくない」という気持ちを手放すと考えると、どんな気持ちになりますか?
人によっては、「つまり、勝ちたい」という気持ちを捨てるということか!?と変換する人がいるかもしれません。でも、ここでは「勝ちたい」という気持ちではなくて、言葉通り、「負けたくない」という気持ちです。
ちょっとした言葉遊びに聞こえるかもしれませんが、とても大切なことなので説明します。
まず、「負けず嫌い」と言う言葉に対して、どのようなイメージがありますか?
根気強いとか、頑張り屋とか、そんなイメージを持つ人もいると思います。自分の強みやアピールポイントとして、プラスに捉えるんですね。
また人によっては ...