境界線を持つとは、自分の「やりたい・したい」の感情を所有すること

こんにちは。
境界線の問題の一つに、「本当はしたくないのに、する」というものがあります。
これはなぜ起こるのでしょうか?
その背景には、自分の「したい」という感情を自分のものとして持てていないということがあります。
もう少し具体的に言えば、
「自分が何をしたいのか」「何をしたくないのか」がよく分からない状態です。
こうなると、自然と他人に流されやすくなってしまいます。
たとえば休日の予定ひとつ取っても、
「本当はどう過ごしたいのか」がわからず、
なんとなく周りの意見に合わせて動いてしまう。
でもその流れは「他人が作った流れ」なので、
少しでもストレスや違和感を感じると、
一気に気持ちが爆発したり、衝突したりすることもあります。
なぜなら、その時やっと、
「実はしたくなかったんだ」という本心に気づくからです。
自分の心の中がモヤモヤし ...
2025年やりたいことやってください

こんにちは。
2025年が始まりましたね。
年初にまずお伝えしたいなと思ったことは、
「特別なこと、(やりたくなかったら)やろうとしなくていいんですよ。」
と言うことです。
以前もこのようなテーマで書きました。
実家帰省は必要?年末年始の家族付き合いに負担を感じる時の対処法
お正月の初もうで。
お正月の親戚との集まり。
目標づくり。
などなど。
やりたかったら、思いっきりやって下さい。
でも、
やりたくなくて、心が重たく感じるようだったら、やらなくていいんです。
初もうでスルーで大丈夫です。
そんな、特定の場所にいかないと願いが叶わないなんてことはありません。
親戚との集まりもスルーで大丈夫です。
えっ!でも、家に来るだけど・・・
という時は、過ごしたい家族メンバーと、もしくは一人で、小旅行にでも出かけませんか。
外出中ってとても自然なこと。
誰かが来るって ...
【自己受容】【過去受容】後悔に対する向き合い方②

【自己受容】【過去受容】後悔に対する向き合い方①の続きです。
「どうして、あの時、あんなことを言ってしまったのか。」
→言わなければ良かったという後悔。
「どうして、あの時、あんなことをしてしまったのか。」
→しなければ良かったという後悔。
こういう後悔に対して、どう向き合っていくのかについて取り上げます。
まず、後悔そのものは、自然な感情。
そして、できるなら後悔したくないと思うのもまた自然な感情。
最終的には、後悔という形で振り返ることなく、
毎日を送っていけたらいいですが、
後悔してしまうことがあっても大丈夫。
後悔した時に、まず自分に言うこと。
それは、
「その時、その瞬間は、それがベストだった。」
こう言ってあげて下さい。
もしかしたら、一時的に反応的だったもしれないけれど、
それはそれで、その時、その瞬間、ベストだったんですね。
冷静になって、落ち着いて、一息ついた時に ...
サクサク仕事を進めるために捨てる思考【完璧主義】:背後にある3つのポイント

今回は、もっとサクサク仕事を進めるために捨てる思考、
【完璧主義】について、取り上げます。
このブログの中でも、別の角度から取り上げていますので、
参考にしてみてください。
考えすぎという完璧主義~じっとしているのをやめて、身体を動かす
完璧主義をやめるには?完璧主義のデメリットとやめるメリット
完璧主義の思考を捨てると、サクサク仕事が進みます。
理由は目的を【完璧】ではなくて、
【進めること】にしたからですね。
とはいえ、
なかなか仕事が進まない。
完璧主義が癖になっている。
かもしれません。
今回は、少しでもカチカチになった
「完璧主義」について、
もういいかな…と手放すきっかけになればと嬉しいです。
では、3つのポイントで書いていきます。
1つ目:改善がエンドレス?!まずは、改善がエンドレスになっていること。
なかなか仕事が進まない時にありがちです。
つまり、エンドレスに、
「もっとい ...
【過剰反応しない生き方】自己卑下/自虐をやめて、もっと毎日を楽しんで生きていく

今回は「自己卑下」をテーマに取り上げます。
「どうせ、私はダメなんだから」という考えが習慣になっていませんか?
自己卑下や自虐の思考は、まず結論から言うと、非生産的。
何も生み出さないどころか、あなたの人生に豊かさをもたらさず、
日々をつまらなくさせます。
「私はダメな人間だ」と繰り返すことで、
自己嫌悪や自分への嫌悪感が増し、毎日が息苦しく感じられるようになってしまうんです。
大切なのは、こうした思考は「利益をもたらさない」と認識すること。
「どうせ私が悪いのです。」という思い込み、
これが妄想であることに気づくことが第一歩です。
【心の栄養】「他人によって自分の価値を高めようとする考え方」を手放し心軽く生きる
2. 自己卑下を生む原因とそのクセでは、なぜ私たちはこんな思考に陥ってしまうのでしょうか?
それは、完璧主義や白黒思考、そして被害者意識が原因であることが多いです。
例えば、何か小さな間違いに気づいた ...
自分を大切にする方法ー「断る」ことを積極的に始めよう

今回は、人間関係において、人からの誘いを「断る」ことについて取り上げます。
「断る」ことは、まさに境界線を持つことに直結するテーマです。
充実した人間関係を築くために、少なからず「断る」場面があって自然です☆彡
他人は自分ではありません。
自分の人生を大切にしていくとは、
自分の『はい』・『いいえ』をちゃんと所有するということです✨
境界線を持つとは、自分の「やりたい・したい」の感情を所有すること
「断る」ということについて、3つの視点から書いていきます♪
断ることを意識的に始めること自分を大切にするために、意識的に断るということを始めてください。
断ることは、他人と自分の境界線を引くことです。
他人の誘いや要求などに対して、
受け入れられない、受け入れたくない!なら、
断りましょう^^
本当は行きたくないのに、行くことにする。
そして、心の中で別のことを考える。
本当は行きたくはなかったと不満を脳内でリピート再生する。 ...
アドラー心理学「嫌われる勇気」シリーズ⑥ー認められたい!?承認欲求への対処法

今回は、承認欲求について取り上げます。
前回のシリーズ⤵
アドラー心理学「嫌われる勇気」シリーズ④ー「自分のことが嫌い」の思いとどう向き合う!?
承認欲求というのは、ずばり「認められたい欲求」ですね。
人は多かれ少なかれ、この欲求を持っています。
仕事しているなら、
「いい仕事しているね、助かるよ!」
と言われるとやる気が出てくるかもしれません。
勉強しているなら、
「テストでいい点を取ってすごいね、本当に優秀だね!」
と言われると嬉しくなるかもしれません。
逆に、
「君は本当に仕事ができないな!」
「本当に頭が悪いな!」
などと言われると、気持ちが下がってしまうかもしれません。
人に何を言われようが気にしないで!と言いたいところですが、
とはいえ、褒められて嬉しくなるのも、ダメ出しされて、がっかりするのも、自然な反応です。
「人からどう思われるか」が気になるという思いから解放されるには ...
アドラー心理学「嫌われる勇気」シリーズ⑤ー健全な劣等感と不健全な劣等感!?

今回は、劣等感について取り上げます。
前回このシリーズで、「自分が嫌い」な人について書きました。
「自分が嫌い」という思いも、劣等感を感じているからこそ出てくる気持ちです。
アドラー心理学「嫌われる勇気」シリーズ④ー「自分のことが嫌い」の思いとどう向き合う!?
劣等感の言葉の意味劣等感という言葉は、そもそもどういう意味なのでしょう?
アドラーはドイツ語の「劣等感」という意味を、
「劣等感」=「価値」+「より少ない」+「感覚」に分解しています。
「~ができない」
「人から下位に見られた」
「人より優れていない」など、劣等感の感じ方は様々です。
ただ、共通しているのは、いずれも
自分の価値が下がったような気持ちになる
ということですね。
無力感を感じたり、自信喪失して自分のことが嫌いになったりすると、
自分の価値を正しく認識することが難しくなります。
ただ、そもそも価値というものは、
人がどう定義するかでどんな風にも変わってし ...
アドラー心理学「嫌われる勇気」シリーズ④ー「自分のことが嫌い」の思いとどう向き合う!?

今回は、「自分のことが嫌い」という思いを取り上げます。
言うまでもないですが、自分嫌いのまま「幸せ」にはなれません。
人生が充実している人。
何かに挑戦して努力している人。
心から喜んで、他人に尽くしたり親切ができる人。
こんな人は、
「自分」に対して、肯定的であり、「自分」の味方です。
自分が「自分」であることを良しとし、自分を大切にします。
【やる気がない時のすすめ】自分を責めずに、やる気のない自分を受け入れて!
【自責癖をなおしたい!】自分を責めてしまう癖があるときの対処法
一方で、今の現状がもし、
長年、何かに悩み続けている。
自分の人生が思うようにいかない。
対人関係が全然うまくいかない。
のような場合は、自分を肯定的に受け入れるのは難しくなります。
そして、落ち込んでいる自分に対して、
更に落ち込む。
更に自分に対する自信を失う。
というサイクルが続いてしまいます。
アドラーの ...アドラー心理学「嫌われる勇気」シリーズ③ー変化すること

今回は、変化について取り上げます。
アドラー心理学「嫌われる勇気」のシリーズ3回目です。
1回目:アドラー心理学「嫌われる勇気」目的論(1)
2回目:アドラー心理学「嫌われる勇気」選択(2)
人は心の中で、「より良くなりたい!」という変化を求めます。
でも、思うように変化できない自分に失望することもあります。
すると、変化を諦めたり、言い訳したり、先延ばししたりします。
それでも「変わりたい」という思いが、完全に消えて無くなるということはないんですね。
「嫌われる勇気」(⤵)では、
こういう状況を「苦しい生き方」(P56)と言っています。
「嫌われる勇気(Amazonで見る)」(岸見一郎著、ダイヤモンド社)
変化することをやめた時に、
同時に「変化したい」という欲求も消えて無くなるなら、シンプルかもしれません。
でも、人間ってそうじゃないんですね。
人は常に向上したいし、幸せになりたいんです。 ...