HSPの特性により生活が不自由でデメリットが多いです。
頂いたメッセージを回答します。
私はHSPの特性を持っており、五感が研ぎ澄まされていて、とても感じやすく、生活が不自由です。
職場にいても、家にいても、気が休まるときがほとんどないです。
ときには、HSPでよかったと思えるときがあるのですが、やっぱり、デメリットが多いです。
少しでも過ごしやすくなる方法があれば教えて下さい。
お便りありがとうございます。
私は、HSPという言葉を何度か聞いたことがありますが、内容はよく知らなかったので、調べてみました。HSPは「とても繊細な人」という意味でしたね。病名でも、診断名でもなく、心理学の言葉ということでした。
とても繊細な人という意味では、私もとても繊細な方かもしれません。色々なことが気になりますし、些細なことを気にして、大事(おおごと)にしてしまうことがあります。
日本人の中には5人に1人はHSPのようです。日本人は、「細かいことに気にしやすい」国民性であるのは、今、私が住んでいるアメリカ人の様子を見ると、確かにそうだなと思うことは多々あります。 ...
【想いの箱より】イライラして、不安定で困っています
今は資格取得の学校を卒業するために、課題を期限までに提出しなければいけないのに、4月から転職した職場で、適応出来ていなくて、上司に悩まされていて、とても心が落ち着かなくて、イライラして、集中して課題に取り組まなくて困っています。また、仕事にも邪念が入って、不安定で困っています。
まず最初に、すごく簡潔に書いてくださってますが、想いの箱は吐き出したいことは、自由に書いてもらって大丈夫です。
さて、今回書いていただいたことですが、読んで一発目に思ったことは、「やることいっぱいありすぎるな」ということです。テーマ自体は、「課題の提出」と「仕事」で2つなんだけど、全然タスクになっていなくて、やることがめちゃくちゃ詰まっている、すごく大きな塊が2つ、ぼ〜ん!ぼ〜ん!とある感じ。
誰でもそうなんですが、やることが沢山あって、しかも大きすぎて、更に、それを短期間にやらなきゃいけないってなると、頭がパンクします。頭がパンクすると、普段だったら冷静に対処できることも、冷静に対処できないで、落ち着きを失います。
不安定な気持ちになってる時とか、物事が落 ...
【生きづらさを見直すために】自分が大切にしてきた価値観を明確にして認めるとは
昇進しても、しなくても、私の価値は変わらない。
このワークやってくれましたか?
前回のワークに、何の意味があるかというと、自分が大切にしている「価値観」が明確になってきます。
たとえば、
仕事をしてもしなくても、私の価値は変わらない。
結婚してもしなくても、私の価値は変わらない。
子供を育てても、育てなくても、私の価値は変わらない
○○に、電話してもしなくても、私の価値は変わらない。
△△へ行っても行かなくても、私の価値は変わらない。
と書いた場合、自分を縛っていた価値観というのは、現実とは反対のことで、「~しないと!」と頭の中で思っていたことになっている場合が多いです。
仕事をしていない人なら、「仕事する」、結婚していない人なら、「結婚する」、子供を育てていない人なら、「子供を育てる」、電話をしたくない人なら、「電話する」、行きたくない人なら、「行く」だと思います。
自分に厳しいから、今の自分にない「何か」やろうとし、今の自分がしたくない「何か」をしようとします。 ...
【TJT】他人によって、自分の価値を高めてもらおうとする考え方を手放すメリット
こころの栄養にならない考え方に、
他人によって、自分の(存在)価値を高めてもらおうとする考え方
があります。
この考え方を、ここでは頭文字をとって省略し、「他人によって(T)、自分の価値(J)、高める(T)」から、TJTの考え方と呼びます。頭文字ってのが、適当すぎますが、「他人によって、自分の価値を高める考え方」と毎回書くのが、あまりにも長すぎるので、いいネーミングを思いつくまで、TJTの考え方と、ここでは呼びます。
TJTの考え方が強く出ると、人から褒められたり、評価されたり、すごいと言われること、常に求めます。意識している、していないに関わらず。そして、人から受け入れられると過度に「安心感」を抱きます。
この安心感は、どういうものかというと、
良かった!私が私でいて、大丈夫なんだ!
という安心感です。ちょっと重たい安心感です。
TJTの考え方は、人目をかなり気にします。他人の言動、行動が自分の思考を支配しやすくて、他人に流されやすく、他人からの影響を受けやすいです。
T ...
「あなたにだけは言われたくない」という思う気持ちの正体の3つの理由
家族に対して、友人に対して、心の中で、もしくは面と向かって、
「あなたにだけは言われたくない!」と思う時。
今回はこの気持ちの正体について取り上げます。
押しが強すぎるとか、
ゲームばっかりするなとか、
デザートを食べ過ぎるなとか、
何を言っているかわからないとか、
もしかしたら、相手が言っていることは、とっても些細な日常のことかもしれません。
でも、その相手に対し、心の中で、
「あなたにだけは言われたくない!」
という思いがわいてくるのは、
「あなたの○○という問題よりは、私の問題の方が、全然ましだわ!!!!」
「世界中のほかの誰が言ってきてもいいけれど、あなただけは下がれ!!!」
みたいな思いが心の中にあったりするんですね。
理由はいくつかありますが、今回は3つ取り上げます。
相手の言葉に傷ついて、心が防衛反応を起こしているまずシンプルに、相手から言われた言葉に傷ついたからです。
傷ついた場合、相手がだ ...
家族の好き勝手?!「付き合ってられない」と思うのは我慢しすぎ
まずはじめに、「好き勝手」というのは、あなたにとっての「好き勝手」。自分の主観。あなたが、好き勝手していると思う相手自身は、好き勝手でも何でもなく、自由に生きています。
好き勝手という言葉は、自分は好き勝手をしていないと思っている人が使っていて、そもそも自由に生きている人は、好き勝手も何も、自分の人生を自由に、淡々と歩んでいるだけです。
もちろん好き勝手です。自由に生きている人にとっては、好き勝手ということが、当たり前すぎて、わざわざ取り上げるようなこと!?ってなっちゃいます。
その上で、自分にとって好き勝手をする家族、自分に協力的でない家族、自分が言ったことと全然違うことをする家族、自分が良かれと思って言っているのに全く無視する家族、自分に損害をもたらしてくる家族に対して、イライラしている。家族のやり方、考え方、ペースに合わせられないと、悩んだり葛藤したりしている。
。。。
まず、大前提として、自分以外の人間は、自分とは、全く別の人間ですね。
夫婦関係においては、そもそも、男と女という明らかな生物の違いもあ ...
【他人の失敗を責めるのをやめるメリット】失敗を恐れてはじめられない人がまず最初にやること
他人の失敗を責めない方が良い理由は、
自分の失敗を受け入れやすくなる
からです。
他人の失敗を責めないというのは、境界線が機能しています。
他人の失敗については、「心の中」でも、実際にでも、責めない方がいいです。こう書くと、立場上という言い訳が出てくるかもしれません。親の立場上、上司の立場上、妻の立場上…。こころの栄養では、立場上、他人の失敗を責めていい理由もなしです。立場上、指導することはできるかもしれません。立場上、励まし支えることはできるかもしれません。立場上、協力し、赦すことはできるかもしれません。立場上、改善点を一緒に探すことはできるかもしれません。でも、立場上、他人の失敗を責めていい理由はありません。
こころの栄養を読んで下さっている方は、自分のこころについて真剣に取り組もうとする人だから、実際に他人の失敗を責めるなんてほとんどないと思います。なぜなら、人の気持ちとか、結構、読み取ろうとする人だから。こころの栄養は、心の話です。ほとんどの場合が、自分の「心の中」で、他人の失敗を責めます。他人を裁きます。
【地獄の言葉】家族から「死ね」と言われたのに我慢しているあなたへ!
地獄の言葉とは、傷つけられる言葉、強いものだと「死」が出てくるような強い暴言から、日常的に言われる悪口、言っている本人は、悪気すら持っていない嫌味まで指します。
まず第一段階として、このような発言している家族が身近にいて、病名がついていない場合は、病気を疑ってください。精神疾患の病名、依存症、認知症など、何かしらの病気に当てはまるような行動がないかです。
「死ね」という発言をするのは、まともな精神状態ではありません。
たとえ病名がついていなかったとしても、家族に対して、死ねと言える時点で、相当その人の心は、病んでいます。
一時的なヒステリックとか、カッとなって言ってしまったのかとか、言い訳なしです。
他人に甘すぎて、自分に厳しすぎるあなたは、「死ね」と言った家族を、受け入れてしまうことがあるかもしれません。でも、限度を超えていて、明らかに問題があります。
今回は、タイトルからして、ちょっと過酷なテーマですが、すごく心が傷つく言葉であり、長期間にわたって、心が重くなってしまう原因になりうるので、取り上げます。
【自己欺瞞】上司嫌い、友達嫌いをきっかけに関係性を断っても、人間関係の問題がついてくる理由
自己欺瞞という言葉があります。辞書を調べると、次のように書いてあります。
1、自分で自分の心を騙すこと。
2、自分の信条や良心に背いたことを無意識で行う場合にも、意識しながら強いて行う場合にもいう。
(精選版 国語大辞典)
1について、まず、自分自身を騙すというのは、自分が誤りをした場合、間違った場合に、問題を正当化すること、これは、自分自身を騙すことに繋がります。あの人のせいで…とすることで、自分の問題を騙す、なかったことにする、人の問題にすり替えることができます。騙すというのは、嘘をつくことではありません。騙すというのは、嘘を本当だと思い込ませることです。
2については、まず2種類あるということ。一つが「無意識」の時。つまり、自分の良心などに背いているということすら、気づいていない状態。「なんでこんなに苦しいのかわからない」、「なんでこんなに怒っているのかわからない」という得体のしれない心の葛藤を抱く時は、この「無意識」の分類によく当てはまります。
そして、もう一つが、「意識しながら」の時。これはまさに、 ...
境界線を持つとは、自分の「やりたい・したい」の感情を所有すること
境界線の問題を抱えている特徴に、「本当はしたくないのに、する」という考え方があります。これは、
自分の「したい」という感情をしっかり所有できていない
ために起きます。
「自分が何をしたいのか」「したくないのか」を持たないので、他人の行動によって、他人の出方によって、自分を変えていきます。
休日のプラン一つすらも、「何がしたいのか」がわからず、結果的に、なんとなく、家族の意向に沿って、同意したのに、一度自分に耐えがたいことが起こると、一気に大きな喧嘩に発展したりするんです。
「本当はそんなことをしたくなかった」っていう自分が見えていなくて、とりあえず、流れで同意した結果、我慢ができない状況になって、ようやく、やっと、「したくなかった気持ち」に直面したからです。
自分が何をしたいのか、はっきり持っていないと、簡単に他人に流されます。もしくは、簡単に他人に流されることを好みます。そして、流されていった先に、自分を見失い、我慢をし、その結果、何かしらの形で怒りや嫉妬、恨みや蔑み、被害妄想や自己憐憫といったものとして出 ...