気持ちとの向き合い方

朝日新聞の記事です。(2019/5/3)精神障害者を小屋に閉じ込め 闇に埋もれた「私宅監置」↓↓

感情の中で最もつらいものの一つは、人を憎んだり、自分を憎んだりすることです。なぜなら、憎むという行為は、存在をそのものを受け入れ難い感情です。そして、存在そのものを受け入れられないという思いは、生きるか死ぬかの瀬戸際までくるからです。

一時的であれ、「他人の存在がなくなればいい」と思った人は、強烈な痛みを経験しています。あまりの辛さと、悲しさと、絶望感に打ちひしがれて、その痛みから逃れるために、「他人」を消すか、「自分」を消すかどちらかの選択しか見えないほど、暗闇の中にいるのです。

本来、愛すべき存在を愛せない、受け入れるべき存在を受け入れられない、理屈ではどうしようもできない葛藤が、大きな苦しみなのです。

愛が枯渇すると、人の心は枯れてしまいます。心が枯れてしまうと、人とのつながりを求められません。人は孤独では生きられません。つながりを求められないのであれば、つながりを無くそうとします。

苦しいのは愛があるからです。

人とし ...