後悔に対する向き合い方
「どうして、あの時、あんなことを言ってしまったのか、言わなければ良かった」、「どうして、あの時、あんなことをしてしまったのか、しなければ良かった。」こういう後悔の思いを抱く時に考えたいことです。
誰でも後悔はあると思います。そして、後悔そのものは、別に自然な感情で、悪いものではないと思うんです。でも、後悔はしんどい、できるなら後悔したくないと思うのもまた自然な感情と思います。
後悔した時に、まず自分に言っていきたいと思うことは、
「その時、その瞬間は、それがベストだと思った。」ということです。
もしかしたら、咄嗟の自己防衛だったり、自己弁護だったりで、言ってしまい、やってしまったのかもしれない。でも、その時、その瞬間は、自分の脳が、それがベストだと思って、判断して、反射的だったもしれないけれど、行動したんです。
それはそれで、その時、その瞬間、自分を守ったと思うんですね。
だから、冷静になって、落ち着いて、一息ついた時に、「なんであんなことを言ったんだろう?」「なんであんなことをやったんだろう?」と、あとにな ...
やりたいこと(やること)が沢山ある時
最近、やりたいことが色々出てきてしまって、時間が経つのがあっという間に感じます。でも、私はやりたいことが沢山ある時、ついついあれもこれもと欲張りすぎちゃう時こそ、リラックスタイムを大切にするようにしています。
私にとってのリラックスタイムとは、ちゃんと呼吸をする時間ということです。今は、薩摩の緑茶を、急須に入れて、飲むのですが、これがすごく美味しいんですね。あえて、テーブルに座って、急須にお湯を注ぐ、あえて、熱々のお茶をそっと飲む、ただ座る、そういう時間をほんの5分でも、10分でも作るようにしています。
そうじゃないと、すぐに何かをやってしまう。何もやらない時間がなくなってしまうんです。何もしないで、お茶を飲みながらぼーっとする、こういう時間がすごく大切にしたいです。ぼーっとする時間って、ついつい後回しにしてしまいがちなので、わざと時間を作って、急須もお茶っ葉も用意して、忘れないように意識的にしています。
そうすると、ちゃんと落ち着けるというか、呼吸が戻ってくるんですね。何のために、何をしているんだっけ?と考える余裕も出てきたり、物事の優先順位 ...
2:6:2の法則〜相性の良くない人
「2:6:2の法則」というものがあります。これは、相性の良い人が2割、普通の人が6割、悪い人が2割という法則です。
自分と相性が合う、合わないなんてことは、当たり前のことで、みんなと仲良くできるわけではないんですね。
一方で、「人から嫌われたくない」気持ちというものがあると思います。「人から~」の「人」という表現はとても曖昧な表現ですが、自分の周りにいる他人とか、普段から付き合っている関友人とか、そういう身近な人から、「自分が悪いように思われたくない」という心理ですね。
自分に自信がなかったり、自分をなかなか肯定できなかったり、すぐに自分を責めてしまうような人は、特に、この「人から嫌われたくない」気持ちは強く出てきます。
自分が自分を認められないから、受け入れられないから、だから、「他人から認められる」ことで、なんとか自分を満たそうとするんですね。ある意味、他人にとても依存的です。そういう人は、他人からの評価とか、賞賛とか、そういうものに価値を置きます。逆に人からの批判や反対、そういうものにはすごく敏感になって、抵抗したり、敵意を剥 ...
周りに流されてしまう裏にあるもの
周りに流されてしまう裏には、不安が隠れています。
自分がみんなと違うのでは嫌だ!と思ってしまっているんですね。
自分がみんなと違うことを「ユニーク」と捉えることができればいいのですが、
周りと足並みが揃っていないと、どこか遅れを感じたりして、焦ってしまったり、
自分の感情を無視して、好きでもないことをやってみようとするんです。
他人に、すごく影響を受けやすい状態になっています。
他の人がどうしているかによって、自分を見て、自分が正しいか、正しくないか、自分がこのまま進んでいいのか、方向転換をした方がいいのか・・・を判断してしまいます。
このように他人を軸に、自分の決断を繰り返していくと、だんだん「自分」の心の声が消えていって、
他人の声(他人の基準や他人からの評価)がないと、前に進んでいけなくなってしまいます。
自分が、他人にすごく影響を受けているなと感じたら、まずは、「自分は他人に流れているな」と認めることです。
もちろん、
他人に流されること=悪いこと ...
自己批判(自分で自分を否定)を繰り返す理由
自己批判(自分で自分を否定)を繰り返す理由。
それは、否定することで、現実の自分と向き合わなくて済むから。
そもそも自分が好きでないから自己批判をする。
自己批判をするから益々自分が好きでなくなる。
この繰り返し。
自己批判とは、
自分のことを自分でダメだしすること。
健全なダメだしは、成長につながるけれど、
絶えず自分をジャッジするようなダメだしは、
精神的にも、身体的にも苦痛を伴う。
自己批判をやめるには、
まず、自己批判をしたい自分がいることを認めること。
自己批判をしたい。
自分のあれが、ダメ。
これが、ダメ。
やっぱり、ダメ。
それでも、ダメ。
やることなすこと、
何から何まで批判する。
心の中で、もう一人の自分が、
自分の裁判官になっている。
そして、苦しむ。
悩む。
自己肯定感はだだ下がりで、
自信を失う。
イライラし ...
本物の強さ(こころが強い人間の特徴)
夫がイライラしている。
妻がイライラしている。
娘がイライラしている。
親がイライラしている。
イライラが一人でもいると、あっという間に伝染する。
伝染力はコロナより強い。
家の雰囲気が途端に悪くなる。
イライラを見ることで、イライラしてくる。
大声をあげる。
金切り声を上げる。
鬼の形相。
今にも殴りかかってきそう。
そんな状況の時、思い出して欲しいこと。
彼らは、自分に怒っている。
自分にめちゃくちゃイライラしている。
あなたに怒っていない。
誤解がないように言うと、
あなたに怒っている以上に、自分に怒っているから、
あなたへの怒りがメインじゃない。
メインじゃない!!
あなたに大声を上げることで、
あなたを睨みつけることで、
わずかながらに、自分自身への攻撃から逃れようとしている。
彼らの怒りは彼ら自身への防衛反応。
怒りは確 ...
子供に自分の意見を聞いてもらえない理由
子供に話を聞いてもらえない・・・
夫に話を聞いてもらえない・・・
相手が自分の意見を受け入れてくれなくて、イライラして、ストレスを感じて、
「何でこの人は聞いてくれないんだ!!!」って悩む。
イライラが相手に向かうから、
相手との関係も悪くなる。
いいことなし。
聞いてくれないから、言う回数が増えたりする。
聞いてくれないから、言い方が優しくなったり、乱暴になったり、ジェットコースター状態。
こころが疲れて仕方がない。
自分の意見が受け入れられない理由。
それはとてもシンプルです。
理由は、言っている相手が「あなた」だから。
少し厳しいけれど、この悩みの正体を突き詰めると色々なことが見えてくる。
人って、「意見」の内容よりも、「誰が」言っているかに実はすごく影響を受けているということ。
わかりやすい例だと、会社。
たいした発言でなくても、上役が言った途端に、取り入れられる。
人はこころの中で ...
悩みを打破する3つのアプローチ
悩んでいる時って、めちゃくちゃ色々考えているように見えて、実は、同じことばっかり考えていたりします。
悩みのループから離れられない時、悩みを打破するための3つのアプローチについてです。
ステレオタイプとは、多くの人に浸透している先入観、思い込み、認識、固定観念、レッテル、偏見、差別などなどです。
たとえば・・・。
「高齢者はもはやセックスに興味はない。」とか。
「大学へ行かないと、企業に相手にされない。」とか。
「デブはもてない。」とか。
今悩んでいることの裏には、ステレオタイプが隠れています。
めちゃくちゃ不満に思っていること・・・イライラしていること・・・。
ステレオタイプを一文書き出してみて下さい。
そしたら、次に書いたステレオタイプに、抵抗する。
「高齢者だって、セックスに興味がないとも限らないし、実は結構な人が興味を持っているのかもしれない。」とか。
「大学に行かないと、企業に相手にされないなんて考え方は古く ...
「決断しなくちゃいけない」を軽く考える
決断しなくちゃいけない場面って色々あると思います。
だけど、実は普段から、今日何を食べる?とか、今日何をする?とか、今日何を言うとか?
日常は、決断の連続で成り立っているのに、
あ・え・て、
「決断しなくちゃいけない!!!!」
って考えているってことは、
多分、決断がめちゃくちゃ大きいものになっていて、(結婚するとか、離婚するとか、この会社やめるとか、内定を受けるとか、親にカミングアウトするとか、しないとか・・・)
瞬時にできる、コンマ〇秒でしている決断じゃなくて、
『決断』という言葉に置き換えて、脳内から、体内から取り出して、
あ・ら・た・め・て、
決断を考えなくちゃいけないレベルの決断
になっちゃっています。
こころの栄養的には、まずこの時点でめちゃくちゃ重い。
決断を考えなくちゃいけないレベルの決断
になっちゃっていることで、めちゃくちゃ重い。
です!
たとえば、
めっちゃくちゃ行きたくて ...
軽く生きるために捨てた方がいい3つの考え方
軽く生きるために、捨てた方がいい3つの考え方↓。
1.「負けたくない」という気持ち
2.「認められたい」という気持ち
3.「知っていたい」という気持ち
順番に見ていきます。
「負けたくない」という気持ち私が子供の時、「負けず嫌い」と言う言葉は、どこかプラスの意味だったり、むしろ自分の強みやアピールポイントの表現でした。
でも、こころの栄養では、「負けず嫌い=重い」です。重すぎです。負けることが嫌!と言うこと自体が、そもそも完璧主義だし(勝つ以外受け入れられない点で)、なかなか挑戦できないし(失敗が許されない点で)、人からどう見られるか気にするし(負け=ダメな人と考える点で)・・・。
めちゃくちゃ重いです。
「負けず嫌い」じゃないと、成長できないとか、のんきすぎて、怠けちゃうとか思っている人は、罠があります。それは「勝つこと=人生がより良くなること」だと思っているから。
競争が通用するのは、オリンピックの世界が、受験の世界だけ。全員が同じものをやって、その遅い早い、高い低いで ...