悩みの正体

悩みっていうのは、「これが私なんですけれど、何か?」って言えるようになると、ほとんど解決し始めます。

つまり逆を言えば、「これが私なんですけれど、何か?」が言えないことが、悩みになるんですね。

今回は、悩みの正体ともいえる自分軸がないことについて、取り上げます。

比較してしまうのは当たり前。比較によって自分を知れる。

人と点数を比較してしまったり、人と収入を比較してしまったり、また人と家庭環境を比較してしまって悩んでいる時のことを考えます。この時は、比較することによって、自分は劣っているかも、うまくいっていないかもとか、そんなことを考えているんですね。

もう、悩みたくない!となると、じゃあ、人と比較するのをやめよう!と次に考えると思います。でも、比較って簡単にやまらないんですね。なぜかというと、「自分」って言うものがない時には、人と比較することでしか、自分が定義できないんです。

イメージとしては、自分の家の敷地がどこからどこまでかっていうことを、自分がちゃんと把握していたら、境界線がひけるんですね。

でも、もし ...

悩みの正体

家族に対して、友人に対して、心の中で、もしくは面と向かって、

「あなたにだけは言われたくない!」と思う時。

今回はこの気持ちの正体について取り上げます。

押しが強すぎるとか、
ゲームばっかりするなとか、
デザートを食べ過ぎるなとか、
何を言っているかわからないとか、

もしかしたら、相手が言っていることは、とっても些細な日常のことかもしれません。

でも、その相手に対し、心の中で、

「あなたにだけは言われたくない!」

という思いがわいてくるのは、

「あなたの○○という問題よりは、私の問題の方が、全然ましだわ!!!!」
「世界中のほかの誰が言ってきてもいいけれど、あなただけは下がれ!!!」

みたいな思いが心の中にあったりするんですね。

理由はいくつかありますが、今回は3つ取り上げます。

相手の言葉に傷ついて、心が防衛反応を起こしている

まずシンプルに、相手から言われた言葉に傷ついたからです。

傷ついた場合、相手がだ ...

悩みの正体

まずはじめに、「好き勝手」というのは、あなたにとっての「好き勝手」。自分の主観。あなたが、好き勝手していると思う相手自身は、好き勝手でも何でもなく、自由に生きています。

好き勝手という言葉は、自分は好き勝手をしていないと思っている人が使っていて、そもそも自由に生きている人は、好き勝手も何も、自分の人生を自由に、淡々と歩んでいるだけです。

もちろん好き勝手です。自由に生きている人にとっては、好き勝手ということが、当たり前すぎて、わざわざ取り上げるようなこと!?ってなっちゃいます。

その上で、自分にとって好き勝手をする家族、自分に協力的でない家族、自分が言ったことと全然違うことをする家族、自分が良かれと思って言っているのに全く無視する家族、自分に損害をもたらしてくる家族に対して、イライラしている。家族のやり方、考え方、ペースに合わせられないと、悩んだり葛藤したりしている。

。。。

まず、大前提として、自分以外の人間は、自分とは、全く別の人間ですね。

夫婦関係においては、そもそも、男と女という明らかな生物の違いもあ ...

悩みの正体

他人の失敗を責めない方が良い理由は、

自分の失敗を受け入れやすくなる

からです。

他人の失敗を責めないというのは、境界線が機能しています。

他人の失敗については、「心の中」でも、実際にでも、責めない方がいいです。こう書くと、立場上という言い訳が出てくるかもしれません。親の立場上、上司の立場上、妻の立場上…。こころの栄養では、立場上、他人の失敗を責めていい理由もなしです。立場上、指導することはできるかもしれません。立場上、励まし支えることはできるかもしれません。立場上、協力し、赦すことはできるかもしれません。立場上、改善点を一緒に探すことはできるかもしれません。でも、立場上、他人の失敗を責めていい理由はありません。

こころの栄養を読んで下さっている方は、自分のこころについて真剣に取り組もうとする人だから、実際に他人の失敗を責めるなんてほとんどないと思います。なぜなら、人の気持ちとか、結構、読み取ろうとする人だから。こころの栄養は、心の話です。ほとんどの場合が、自分の「心の中」で、他人の失敗を責めます。他人を裁きます。

シンプルに考える, 悩みの正体

自己欺瞞という言葉があります。辞書を調べると、次のように書いてあります。

1、自分で自分の心を騙すこと。

2、自分の信条や良心に背いたことを無意識で行う場合にも、意識しながら強いて行う場合にもいう。

(精選版 国語大辞典)

1について、まず、自分自身を騙すというのは、自分が誤りをした場合、間違った場合に、問題を正当化すること、これは、自分自身を騙すことに繋がります。あの人のせいで…とすることで、自分の問題を騙す、なかったことにする、人の問題にすり替えることができます。騙すというのは、嘘をつくことではありません。騙すというのは、嘘を本当だと思い込ませることです。

2については、まず2種類あるということ。一つが「無意識」の時。つまり、自分の良心などに背いているということすら、気づいていない状態。「なんでこんなに苦しいのかわからない」、「なんでこんなに怒っているのかわからない」という得体のしれない心の葛藤を抱く時は、この「無意識」の分類によく当てはまります。

そして、もう一つが、「意識しながら」の時。これはまさに、 ...

悩みの正体

今回は、頂いたメッセージに回答します。

はじめまして。こんにちは。
私はプライベートでは、ひとりで過ごすことが多く、そして、それが何より楽なのです。
なのにです。職場や、公の場になると、社交的で、場を盛り上げたりしています。
すごく疲れます。
スイッチが切り替わるのか、無理に切り替えているのか、もはや分かりません。
性分と言えばそれまでなのでしょうが…。
気持ちが疲れてしまい、オフはほとんど何もできません。悩みです。

アドバイスをいただけると幸いです。
よろしくお願いいたします。

                                (40)

40さん、はじめまして。こんにちは。

プライベートで、お一人で過ごされる時、それが何より楽と思われているのですね。

でも、職場や公の場になると、社交的で、場を盛り上げられる40さんになるんですね。

まず最初に、社交的で場を盛り上げるということは、誰もができることではありません。

そ ...

悩みの正体

自分の人生に満足していない時の状態と言うのは、「自分は足りない」と思っています。現実にないものにフォーカスしている時です。

満足とは、足を満たすと書いてあります。足がないと思っている状態は、満足していない時です。つまり、「足りない」ということです。

では、何が足りないのでしょうか?

お金?
愛?
役職?
友人?
容姿?
健康?

・・・

その他諸々、色々あると思います。

「足りない」と思っているから、満足しないんです。

なので、人生に満足しようと思う人が、自分の足りないことをさっさと満たせば、満足できると思って、頑張るのですが、完全に罠です。

足りないと思っているから、満足しないのに、足りないものによりフォーカスして、満足をしようとするのは、もっと、余計に「足りなさ」にスポットライトを当てる行為です。結果、より満足しなくなります。

そして、今、足りないことに注目している人が考えていることは、「もう少し足りたら・・・」と言う思考です。 ...