キレる家族への対処法
正直な気持ちを伝えると、キレる家族への対処法は、
反論しない
です。
つまり、キレる相手にキレ返さない・・・これだけです。
もちろん、どうしても伝えなくてはいけないこともあるでしょうから、あくまでも、一時的にです。
反論しないことが難しい人は、「キレていることは相手の選択」となかなか考えられないからです。相手の怒りにずけずけと入ってしまうのは、境界線がうまく機能していません。
そもそも怒りっていうのは、結構エネルギーが必要なんですね。人は怒り続けることができないんです。なぜなら、そうしていると疲れるんですね。泣き続けること、喜び続けることができないのも同じです。ずっと感情をマックスにしていたら、とっても疲れてしまいます。
相手がキレている時には、まともな会話もできません。だから、無理やり会話を進めようとするのも、ナンセンスです。
相手にキレられたら、その瞬間、確かに恐れや不安を感じたり、怒りが湧いてきたりすることがあるかもしれませんが、自分の瞬間湧いてくる感情には流されず、相手のキレて ...
他人が自分の境界線へ侵入してきた時の対策:スルー力を高める
こころの栄養では、「境界線」の話をよくします。
境界線の基本は、次の2つ。
1)他人の領域に入らないこと
2)自分の領域に他人を入れさせないこと
です。
1)は、他人の境界線、他人の選択、他人の行動、他人の人格に入り込まない・・・つまり人を変えようとしないことで、2)は自分の選択、自分の行動、自分の人格に対して、人を受け入れない・・・つまり人に流されないことです。
人間関係の問題のほとんどは、他人の領域に入り込みすぎか、つまり変えられないものを変えようとしているか、自分の領域に他人を入れ込みすぎ、つまり自分を他人に明け渡してしまっていることで生じます。
だから、こころの境界線は、とても大切なんです。
今回は、2)について見ていきたいと思います。
自分の境界線に他人を入れさせない方法は、
スルー力
を高めることです。
でも、これはすごく誤解されがちで、
スルー=無視ではない
です。
家族の中に、アルコール依存 ...
人の失敗を絶対に責めないほうがいい理由
人の失敗を絶対に責めない方が良い理由は、
自分が本当に挑戦したいことに、ちゃんと挑戦できるような心を作っていく
ためです。
そして、人の失敗を責めないというのは、境界線がちゃんと機能しています。
人の失敗については、「心の中」でも、実際にでも、絶対に責めない方がいいです。
人の失敗を責める時、必ず、
「失敗=してはいけないもの」
という考えが、心の中に存在しています。
この考えは、他の誰でもなく、自分に対してもちゃんと適用される自分の価値観なんです。
この価値観は心をずっしり重くします。
人の失敗を責める人は、
間違いなく自分の失敗を責めます。
人に完全を求める人は、
間違いなく自分も完全であろうとします。
もしかしたら、職場や人間関係で、「あの人は、自分もできないくせに人にばっかり言う」
なんてことを思うかもしれませんが、
人の失敗を責める人は、自分ができないことを平気とは全然思っていません。
相 ...
【想いの箱】ギャンブル依存症の夫に対して、私はどうしたいんだろう?
初めまして、こころんです。
昨日このサイトを発見して、拾い読みをしています。
きっかけは、夫がギャンブル依存症ならば、私はどうしたら気持ちが楽になるか 夫はFXを辞められるのか を調べていて。
FXを続けているのは夫の問題、離婚するかしないか、相手に腹が立つかどうか
は自分の問題、
今離婚を選択しないのは、できないと自分が思ってしていないだけなら、今が心地よくなるように過ごそう、と思っていたのに
モヤモヤが止まらず、夫に嫌味を言ってしまい、これは一緒に過ごさない方が心にはいいのか??とモヤモヤしていました(います)
産後、夫から「お小遣いの範囲でFXをしてもいいかな?」と聞かれ、
FXとは何かよく知らないまま「お小遣いの範囲でならいいんじゃない?」
と答えました。
すぐには変化はなかったのですが、
段々と一緒にいても携帯画面を見る時間が長くなり
仕事から帰宅後夜もずっと起きているようになり、
土日に頭痛だと起きれず、寝たきり。
乳児を抱えた私とたびたび衝突するようになり ...
他人が怒ることに怒る理由
他人が怒ることに怒る理由は、
他人が怒る理由が(完全には)見えていないから
です。
いいとか悪いとか、そういう話ではなくて、
もし、他人が怒ることに怒っているのなら、
他人が怒っている意図が見えていない証拠です。
そして、全然見えていないこと自体は、
何も問題ないことです。
と言うよりも、人間なら誰しも自然なこと、当たり前のことです。
人の気持ちの深くにあることなんて、
みんながみんな分かるものではありませんから。
逆に、わからないからこそ、関係が続けられる人間関係だって沢山あるんです。
みんながみんな、相手の本音、相手の意図をわかってしまったら、
それこそ大変なことになってしまいます。
さて、少し話が逸れてしまいましたが、
もし、あなたが、他人が怒ることに怒ってしまうなら、
大切なことは、
自分は他人が怒る意図を十分にはわかっていない
と謙虚に受け入れることです。
そんなに難しいこ ...
「お前にだけは言われたくない」の正体
家族に対して、友人に対して、
心の中で、もしくは面と向かって、
「お前にだけは言われたくない!」
と思う時。
それは、言っている内容が云々じゃなくて、
単に相手を見くびっている。
野菜は体に良いとか、
テレビの見過ぎは目が悪くなるとか、
デザートを食べ過ぎるな、
もっと大きな声で、
とか、日常のどんな些細なことに対して、
もし心の中で、一瞬でも、
「お前にだけは言われたくない!」
と言う思いが芽生えたら、
どこか人をジャッジしている。
そして、そのジャッジが結局は自分を苦しめる。
言葉よりも先に、人を見てしまうから、
もはや言葉は入ってこない。
コミュニケーションが崩壊する。
相手の言った言葉が、たとえ、明らかな事実でも、
「あいつ」が言うから、聞けない。
「あいつ」に言われるからカチンとくる。
ホームレスに、
「お金は大切に使い ...
人を嫌いになる瞬間に考えていること
人にイライラする。
もうこの人とは無理!と思う。
人が嫌いになる瞬間に考えていること。
それは、
その人と関わっている自分が嫌い
ということ。
他人を嫌う前に、
必ず自分を嫌っている。
自分のことを好きでない人は、
心から他人のことを好きになれないのと同じで、
他人のことが嫌いな人は、
自分のどこかをまず嫌っている。
すべての問題が他人に由来するかのように見えて、
実は、自分の中に「自分嫌い」がある。
それは何も、
その人を好きになれない自分が嫌い!
好きになりたいのになれない!
という次元じゃない。
もっと「嫌い!」が前面に出ていて、
その人と関わっていることは、
自分をダメにする。
自分の人生を台無しにしてしまう。
という考えがどこかにある。
自分をダメにしかねないと判断したら、
その対象となる他人を間違いなく、嫌う。
敵になる。 ...
あなたが他人を傷つける理由
あなたが他人を傷つけてしまう理由。
それは、自分を傷つけているから。
自分を傷つけることを躊躇なくできる人は、
他人も躊躇なく傷つけてしまう。
自分を嫌っている人は、
他人を嫌うことに抵抗しない。
もし、何度も何度も、
他人を傷つけてしまうなら、
あなたが気づかないといけないこと。
それは、
自分を傷つけるのをやめること。
〜〜
どうして自分は他人にこんな言い方をしてしまうのだろう?
こんな態度をとってしまうのだろう?
真面目な人ほどよく悩む。
他人を傷つけてしまう罪悪感から、
今度は自己嫌悪に陥る。
そして、自分が嫌になる。
自分すら信頼できていないから、
他人に信頼できない。
自分に怒っているから、
他人に怒る。
自分に満足していないから、
他人にも満足しない。
自分を適当に扱っているから、
他人も適当に扱う。
自分 ...
自己批判(自分で自分を否定)を繰り返す理由
自己批判(自分で自分を否定)を繰り返す理由。
それは、否定することで、現実の自分と向き合わなくて済むから。
そもそも自分が好きでないから自己批判をする。
自己批判をするから益々自分が好きでなくなる。
この繰り返し。
自己批判とは、
自分のことを自分でダメだしすること。
健全なダメだしは、成長につながるけれど、
絶えず自分をジャッジするようなダメだしは、
精神的にも、身体的にも苦痛を伴う。
自己批判をやめるには、
まず、自己批判をしたい自分がいることを認めること。
自己批判をしたい。
自分のあれが、ダメ。
これが、ダメ。
やっぱり、ダメ。
それでも、ダメ。
やることなすこと、
何から何まで批判する。
心の中で、もう一人の自分が、
自分の裁判官になっている。
そして、苦しむ。
悩む。
自己肯定感はだだ下がりで、
自信を失う。
イライラし ...
本物の強さ(こころが強い人間の特徴)
夫がイライラしている。
妻がイライラしている。
娘がイライラしている。
親がイライラしている。
イライラが一人でもいると、あっという間に伝染する。
伝染力はコロナより強い。
家の雰囲気が途端に悪くなる。
イライラを見ることで、イライラしてくる。
大声をあげる。
金切り声を上げる。
鬼の形相。
今にも殴りかかってきそう。
そんな状況の時、思い出して欲しいこと。
彼らは、自分に怒っている。
自分にめちゃくちゃイライラしている。
あなたに怒っていない。
誤解がないように言うと、
あなたに怒っている以上に、自分に怒っているから、
あなたへの怒りがメインじゃない。
メインじゃない!!
あなたに大声を上げることで、
あなたを睨みつけることで、
わずかながらに、自分自身への攻撃から逃れようとしている。
彼らの怒りは彼ら自身への防衛反応。
怒りは確 ...