悩みの正体

家族に対して、友人に対して、心の中で、

「あなたには言われたくない!」という思い。

今回はこの気持ちの正体について取り上げます。

まず、この思いに至ったきっかけは何でしょう

「わがまますぎる!」と言われた?
「ゲームばっかりしすぎ!」と言われた?
「デザート食べ過ぎ!」と言われた?
「何を言っているかわからない!」と言われた?

まず、この「何」を明確にしましょう。
そうしないと、

「あなたには言われたくない!」

の思いだけが心の中で独り歩きしてしまうからです。

きっかけは相手から言われた些細な一言でも、
自分の感情に変換してからは、自分のものになってしまいます。

苦い感情や苦しい感情を増幅させないようにするために、
相手の発した言葉は「何」か、ここにまずはしっかり境界線を持ちましょう。
そもそも、ことの発端は何だっけ?を明確にするということです。

【他人との境界線問題】他人の感情処理をしているとはどういう状 ...

心が軽くなる考え方

今回は、悪口の対応について取り上げます。

こころの栄養のブログを除いてくださっている方は、
人から言われる悪口なんてほとんどなくて、
あるとしたら、ほぼ「自分が自分に言っている悪口」かなと思います。

それはさておき、まず悪口というのは、

1:1のコミュニケーションではない

ということです。
というのも、そもそも悪口なんて「聞きたくない」「求めてもない」んですね。

なので、悪口は

「鵜呑み」にはしない

ということはすごく大切です。
完全無視はできなくても、鵜吞みにはしないこと。

間違っても、悪口を真に受けて、

「私は全く能力がないのか…」
「私は何もうまくできないのか…」

と真面目に考えないことです。

【地獄の言葉】他人から暴言を吐かれたら?我慢しているあなたへ!

悪口を言われた時の3種類の反応

悪口を言われた時、一番ベストなのは無視です。
スルーできるとすごくいいです。

ただ、そう ...

家族との関わり方

今回は夫婦問題について、
離婚の決意を一旦保留にした方がよいサイン
を取り上げます。

1、歯を食いしばっている状態

まず一つ目は、歯を食いしばっている状態の時です。
歯を食いしばっているというのは、「無理やり」感がある時です。

離婚に限らず、結婚であろうが、転職であろうが、
「無理やり」感がある時
は一旦保留にすることをおすすめします。

歯を食いしばっている時は、
とにかくこの現実を変えたいと全てを投げ出したくなるような気持ちで、
多くの場合、冷静さを失ってしまっています。

こういう時は混乱状態です。

感情が大きく揺さぶられているんですね。
現実を、今すぐにでも変えたいと非現実的なことや、衝動的なことも平気で考えます。

こういう状態の時に、大きな決断をして行動をしてしまうと、
混乱が更に混乱を生みかねません。

人生の中でかなり上位を占める非常に大きな決断は、
落ち着いた冷静な状況でした方が賢明です。 ...

家族との関わり方

初めまして、こころんです。
昨日このサイトを発見して、拾い読みをしています。
きっかけは、夫がギャンブル依存症ならば、私はどうしたら気持ちが楽になるか 夫はFXを辞められるのか を調べていて。
FXを続けているのは夫の問題、離婚するかしないか、相手に腹が立つかどうかは自分の問題、
今離婚を選択しないのは、できないと自分が思ってしていないだけなら、今が心地よくなるように過ごそう、と思っていたのにモヤモヤが止まらず、夫に嫌味を言ってしまい、これは一緒に過ごさない方が心にはいいのか??とモヤモヤしていました(います)
産後、夫から「お小遣いの範囲でFXをしてもいいかな?」と聞かれ、
FXとは何かよく知らないまま「お小遣いの範囲でならいいんじゃない?」と答えました。
すぐには変化はなかったのですが、段々と一緒にいても携帯画面を見る時間が長くなり
仕事から帰宅後夜もずっと起きているようになり、土日に頭痛だと起きれず、寝たきり。
乳児を抱えた私とたびたび衝突するようになりました。
(夫曰く、ストレスのせいだと。彼 ...

境界線の持ち方

今回は、他人が自分の境界線へ侵入してきた時の対策法について、取り上げます。

まずその前に、境界線の基本は、次の2つです。

1)他人の領域に入らないこと
2)自分の領域に他人を入れさせないこと

です。

1)は、他人の境界線、他人の選択、他人の行動、他人の人格に入り込まない・・・つまり人を変えようとしないことで、2)は自分の選択、自分の行動、自分の人格に対して、人を受け入れない・・・つまり人に流されないことです。

人間関係の問題のほとんどは、

1)他人の領域に入り込みすぎ、つまり変えられないものを変えようとしているか、
2)自分の領域に他人を入れ込みすぎ、つまり自分を他人に明け渡してしまっているか、

で生じます。

だから、境界線は、とても大切なんです。

今回は、2)について見ていきたいと思います。

自分の境界線に他人を入れさせない方法は、

スルー力

を高めることです。

でも、これはすごく誤解されがちで、 ...

悩みの正体

今回は、想いの箱から回答します。

自分は溜め込んでしまうタイプです。そして、家族にも職場にも怒りをものすごく爆発させてしまいます。どうしたらいいでしょうか。

メッセージありがとうございます。

溜め込んでしまう・・・とは自分が思っていること、感じていることを心の中に溜め込んでしまうのですね。

溜め込んでしまった思いは、もう溜め込めきれなくなると、コップの水が溢れ出すかのように、溜め込んだ感情が「怒り」となって爆発してしまうんですね。

溜め込んだのだから、その思いを今度は外に出す・・・現象としてはとても自然なことが起きていると思います。この場合、表現の仕方が「怒り」であるようです。

どうすればいいのか?と言うのは、もしかしたら、

「怒らないようにするには、どうすればいいのか?」

という意味の質問だったかもしれません。

しかし、溜め込んだから、「怒る」んですね。

だから、「怒らないようにするには・・・」ではなくて、溜め込まないことを考えられた方がいいと思います。

シンプルに考える

私は、物事をポジティブに考えようとする傾向があります。これは、決していい意味ではないです。物事をポジティブに考えようとするというのは、そう考えられない時は、ネガティブになるという意味です。

つまり、すごく極端なわけです。ポジティブ思考というのは、私にとっては、全然いい意味ではないんですね。ポジティブ思考というのは、デフォルトがネガティブ思考になっているので、わざわざ気分を上げるような「ポジティブ思考」が必要になるわけです。

心が落ち着いていると、瞬発的に気分を上げようとする、ポジティブ思考に頼らなくても、自然と、物事を冷静に、見ることができます。でも、心が落ち着いていないと、常にふわふわと宙に浮いているような感じで、安定感がなく、感情の波も激しくなります。

物事は、ポジティブもネガティブも、両面があって、そして同時に、ポジティブでもネガティブでもない、様々な見方もあるんです。自分が考えていることなど、無数の選択肢の中の一つに過ぎないんですね。

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今回は、「怒る」という感情について、取り上げます。「怒る」というのは、 ...

悩みの正体

他人の失敗を責めない方が良い理由は、

自分の失敗を受け入れやすくなる

からです。

他人の失敗を責めないというのは、境界線が機能しています。

他人の失敗については、「心の中」でも、実際にでも、責めない方がいいです。こう書くと、立場上という言い訳が出てくるかもしれません。親の立場上、上司の立場上、妻の立場上…。こころの栄養では、立場上、他人の失敗を責めていい理由もなしです。立場上、指導することはできるかもしれません。立場上、励まし支えることはできるかもしれません。立場上、協力し、赦すことはできるかもしれません。立場上、改善点を一緒に探すことはできるかもしれません。でも、立場上、他人の失敗を責めていい理由はありません。

こころの栄養を読んで下さっている方は、自分のこころについて真剣に取り組もうとする人だから、実際に他人の失敗を責めるなんてほとんどないと思います。なぜなら、人の気持ちとか、結構、読み取ろうとする人だから。こころの栄養は、心の話です。ほとんどの場合が、自分の「心の中」で、他人の失敗を責めます。他人を裁きます。

シンプルに考える, 悩みの正体

自己欺瞞という言葉があります。辞書を調べると、次のように書いてあります。

1、自分で自分の心を騙すこと。

2、自分の信条や良心に背いたことを無意識で行う場合にも、意識しながら強いて行う場合にもいう。

(精選版 国語大辞典)

1について、まず、自分自身を騙すというのは、自分が誤りをした場合、間違った場合に、問題を正当化すること、これは、自分自身を騙すことに繋がります。あの人のせいで…とすることで、自分の問題を騙す、なかったことにする、人の問題にすり替えることができます。騙すというのは、嘘をつくことではありません。騙すというのは、嘘を本当だと思い込ませることです。

2については、まず2種類あるということ。一つが「無意識」の時。つまり、自分の良心などに背いているということすら、気づいていない状態。「なんでこんなに苦しいのかわからない」、「なんでこんなに怒っているのかわからない」という得体のしれない心の葛藤を抱く時は、この「無意識」の分類によく当てはまります。

そして、もう一つが、「意識しながら」の時。これはまさに、 ...

家族との関わり方

今回は、夫婦間における気持ちのイライラについて取り上げます。夫・妻の好き勝手な行動にムカついてしまっている時ですね。

好き勝手な行動にムカつく・・・というのは、夫婦喧嘩のほとんどがこれなのでは?というほど、よくある話です。

ムカついているのは、ほとんどの場合、「思いどおりにならない」からです。

自分が正しいとか、相手が間違っているとか関係なく。常識も関係なく。自分の考えている通りにしてくれるなら、イライラはしませんよね。

結婚生活では、育った環境が違う他人同士が一つ屋根の下に共存することです。これをうまくやるには、自分の「思いどおりにならない」こととの付き合いが鍵になってきます。

相手と一致しないことにいちいち反応していたら、結婚生活はあっという間に壊れていきます。

たとえ努力して、相手と喧嘩を起こさないように、我慢に我慢を重ねてしまうのも健康的ではありません。表向きは平和な家庭に見えても、その感情が押し殺した我慢であるなら、決して幸せを感じることが難しいでしょう。

家族の好き勝手?!「付き合って ...