シンプルに考える

第3者から見たら、どう考えても悪口以外の何ものでもなくても、当の本人が、家族が言ってくる言葉は自分への悪口として捉えないことがあります。

悪口かどうかの判断は決して難しくありません。あなたが言われて不快だった言葉は、ここではすべて悪口とします。家族に言われた言葉が悪口かどうか分からない場合は、コメント欄に書いてください。

悪口を言わないと気が済まない人たち

家族や身近な人が自分の悪口を言っているにも関わらず、言われることに慣れてしまっていることがあります。

「歩き方が悪い」「服のセンスが良くない」「~の態度が良くない」「付き合っている○○は良くない」などと、身近な存在だからこそなおさら、他人なら遠慮するようなことでも、平気で口にしたりします。

悪口を言う家族がいても、スルーする特徴の一つに、

「もうこの人はこういう人だから。」

と、その人を特定のカテゴリーの箱に入れることによる諦めがあります。

もし、相手を定義することで、何を言われても動揺しないなら、問題ありません。自分の心の状態が、悪口に負けてい ...

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【相談内容】

同居の母が周囲の人に自分の悪口を言う。自分がどれだけ母を手伝っても、母は周囲の人(親戚や近所)に、「娘は何もできない」と不本意なことばかり言う。ただの嘘なので、ほっておこうとは思っている。ただ以前、うつ状態になり、本当に苦しんでいる時にも、母は助けてくれなかった過去のことを思い出すと、嫌な思い出が蘇ってきて、苦しい。家を出ようかとも考えている。(40代 女性)

親子関係というのは、他の人間関係と違って、少し特殊です。夫婦関係ともまた違って、親子関係だけは唯一「生まれた時からつながっている」という特別な人間関係です。

いい意味でも悪い意味でもあまりにも「親しみ」がある関係でもあるので、もはや無意識に子(もしくは親)をまるで「自分のもの」のように扱ってしまいがちです。その結果、境界線が機能せず、喧嘩や衝突が起こります。

近すぎる関係だからこそ、依存関係になってしまい、知らず知らずのうちに、自分の存在を承認させる対象として、子供や親を用いてしまうこともあるんです。

母親の課題をまずは切り捨てる ...

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今はまるで何事もなかったように相手と付き合えても、実は、過去にその人と、ものすごい喧嘩をしたり、バトルをしたり、不満や嫌味を言い合ったりした背景を持っていることがあります。

今が良ければ全て良しのはずですが、ふとした時に、ふと過去の記憶が蘇ってきたり、なんとなく心の中で保留中になっているような感じがして、気になることがあります。他人であれば、気にならなくても、強いつながりを持つ家族なら尚更です。

今回はそんな時に考えたい3つの事について書いていきます。

1、「そういえば・・・」に潜む罠

親や配偶者に対して、過去のことをふと思い出して、「そういえば・・・」と話を切り出したくなる時があります。心の中では、『今、うまくいっているのはいいけれど、そういえば、ああいう問題あったよね・・・。あの問題について何も深く話し合っていないよね。』と考えて、整理したいような気持ちになるのです。

今、目の前で、何か問題が起きているわけでもないのに、自分のタイミングで、自分の都合で、「そういえば・・・」と切り出し、過去のことについて話し合おうとするのは、自己都 ...

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もうすぐ今年も終わりです。2018年はどんな1年でしたか?新しい年を迎えるにあたり、来年は「こんなことをしたい!」と思っていることもきっとあると思います。

このブログは心のことがテーマですので、来年度特に「何」をするかよりも、「こんな気持ちで過ごしたい」という思いの方を大切にしたいと思います。

思い描いたことを、実現する年にするために、心のブレーキや妨げになる要因はできるだけ避けたいもの。ということで、今回は、ついついありがちな「頭ではわかっているけれどできないこと」について、3つの理由を書いていきます。

理由1:「理想」に固執しているから

人は誰しも、何らかの「理想」があります。そして、その理想に近づくために努力します。

「理想を持った方がいい!」とよく言いますが、このことは少し慎重に考えた方がいいです。なぜなら、高い理想や目標があると、それに引っ張られて、現状に満足ができなくなったり、現状の悪いところばっかり目についてしまうこともあるからです。

もちろん、心が元気な時は、「さあ、理想に向かって頑張ろう!」と、日々邁進し ...

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毎日悩んでばかりいる、考えても考えても堂々巡りになって、悶々とした日々を送っている時に、悩みから脱出するための3つの対処法を紹介します。

1、人に話すこと(シェア)

とてもシンプルです。一人で考えていても悩みを深めてしまいます。相談できる人、もしくは真剣に話を聞いてくれる人を探して、自分の悩みをシェアします。自分が考えていること、悩んでいることをシェアすることで、自分の考えを整理できるからです。

自分の頭の中だけで考えていると、あらゆる方向からあれもこれもと様々なことを考えてしまいます。シェアして、相手に伝えようとするときに、実際に言葉にして表現する過程で、頭が整理されていき、気づかなかった自分の考えに出会えるのです。

カタルシス効果と呼ばれるものがまさにこれに当てはまります。カタルシスとは、「心の中に溜まったモヤモヤした感情を解放することで、気持ちが浄化されること」を表しています。

自分一人で悶々と悩んでいても、感情は解放されるどころか、溜め込んでしまいます。もちろん、誰にも言えないようなこと、とてもじゃないけれど、人にシェアしたく ...

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今回は、家族から暴言、悪口を言われた時にどのようにして、気持ちを落ち着かせ、最悪な事態を乗り越えるかについて、まず最初に、身の安全は第一に守ってください。

その上で、暴言、悪口は、1:1の人間のコミュニケーションをしていません。一方通行で投げやりです。怒りやイライラ、不満や文句からくるこの暴言、悪口を「鵜呑み」にはしません。間違っても、怒っている人から言われた言葉を真に受けて、私は全く能力がないのか…、私は何もうまくできないのか…、と思ったりしません。彼らに言われた暴言、悪口「そのもの」は無視です。会話の内容が何であれ、暴言、悪口という形で言っている以上、まともに聞くことは自分の心を傷つけます。

悪口そのものは無視しますが、こういう事態になった後の向き合い方について、取り上げます。

家族から暴言、悪口を言われた時の3種類の反応

自分に対して、相手が怒りや不満をぶつけてきた時、暴言、悪口を言ってきた時の受けとめ方を主に3つに分けます。

1)怒りのみが出てくる時
2)悲しみが怒りに豹変する時
3)悲しみが悲しみのままに留まる時 ...

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今回は「時間の無駄だった」と後悔している状態から抜け出すための3つの考え方について取り上げます。

1日は24時間ですね。時間は有限です。

誰でも、限られた時間を、より良く過ごしたいですよね。

同じ時間を2人が過ごしても、1人にとっては楽しく、充実した時間だったかもしれません。でも、もう1人にとっては、時間が流れるのが遅くて、そして無駄にさえ感じて、なんであんな時間の使い方をしたんだろう・・・と後悔をするような時間になってしまっているかもしれません。

今回は、後者のように、

「時間の無駄だった」と後悔している状態

から抜け出す3つの考え方について取り上げます。

1)無駄と判断した自分を受け入れること!

過去の意味は、現在の状況によって変わります。

離婚したいとまで憎んだ相手が、病気やストレスから解放されて、自分のことを大切にしてくれたり、精力的に働き、家庭に対して献身的に変わったら、どうでしょうか?

もう、過去にあったことは、あまり関係なく、

「今が幸せ、夫(妻)も ...